昨日、ついに円相場が1ドル=75円93銭前後まで上昇し、
戦後最高値となった。
ついに75円台である。中には70円まで行くのではという
人もいるが、こうなるともう、短期的に再び以前のよう
なドル高に戻ることも考えにくくなるので、ドルを購入
する人も少なくなるのではないかと思う。
また、対ドルレートで最高値をつけているのは日本だけ
ではなく、中国やシンガポール、マレーシア、タイ、そ
してフィリピンでも高値更新中だそうである。
こうやって見ると日本だけでなく案外、多くの国が、自
国経済死守の為に苦戦しているである。
一方でこの円高で、さぞ輸入業者は儲かっているのだろう、
と思われているようなので、うちも一応、輸入業者の末席
にいるものとして言わせていただくと、まったくそんなこ
とはないと申し上げたい。まぁ、そういう企業もあるとは
思う。
しかし、大方は違うのではないだろうか。
確かに仕入れ値が低くなるので、これだけみれば大変あり
がたい。しかし、景気が悪い中での円高なので、当然消費
は落ち込み傾向にある訳で、そうなると仕入れ値で浮いた
分、売価を下げして売り上げを維持しようとする。
当然、値を下げて売ることになるのだから、利益は変わら
ない。なので、ぜんぜんおいしくないのである。
もっとも、これは一般論で円高のおかげで自然に増収という
棚ぼた的な輸入業者も当然いるだろうし、また、仕入れ値が
下がったことで、これを販売力に生かし、自助努力で増収と
いうところもあるだろう。
要はその会社が円高という追い風を利用して、いかにして
利益アップを計るか戦略を練り、それを実行し実を結んだ
企業のみが円高の享受を受けるということであり、努力も
何もしないところは、結局、何もないのである。
「げっ、これはうちのことではないか?」
誰が言ったか、「今年のゼロ成長は、5年後にはマイナスに
陥る…」
世の中、縁起でもないことを言う人がいるものである。
しかし、そういうことには惑わされず、かと言って無視する
わけでもなく、マイペースで右肩上がり。
こんな感じが理想である。
戦後最高値となった。
ついに75円台である。中には70円まで行くのではという
人もいるが、こうなるともう、短期的に再び以前のよう
なドル高に戻ることも考えにくくなるので、ドルを購入
する人も少なくなるのではないかと思う。
また、対ドルレートで最高値をつけているのは日本だけ
ではなく、中国やシンガポール、マレーシア、タイ、そ
してフィリピンでも高値更新中だそうである。
こうやって見ると日本だけでなく案外、多くの国が、自
国経済死守の為に苦戦しているである。
一方でこの円高で、さぞ輸入業者は儲かっているのだろう、
と思われているようなので、うちも一応、輸入業者の末席
にいるものとして言わせていただくと、まったくそんなこ
とはないと申し上げたい。まぁ、そういう企業もあるとは
思う。
しかし、大方は違うのではないだろうか。
確かに仕入れ値が低くなるので、これだけみれば大変あり
がたい。しかし、景気が悪い中での円高なので、当然消費
は落ち込み傾向にある訳で、そうなると仕入れ値で浮いた
分、売価を下げして売り上げを維持しようとする。
当然、値を下げて売ることになるのだから、利益は変わら
ない。なので、ぜんぜんおいしくないのである。
もっとも、これは一般論で円高のおかげで自然に増収という
棚ぼた的な輸入業者も当然いるだろうし、また、仕入れ値が
下がったことで、これを販売力に生かし、自助努力で増収と
いうところもあるだろう。
要はその会社が円高という追い風を利用して、いかにして
利益アップを計るか戦略を練り、それを実行し実を結んだ
企業のみが円高の享受を受けるということであり、努力も
何もしないところは、結局、何もないのである。
「げっ、これはうちのことではないか?」
誰が言ったか、「今年のゼロ成長は、5年後にはマイナスに
陥る…」
世の中、縁起でもないことを言う人がいるものである。
しかし、そういうことには惑わされず、かと言って無視する
わけでもなく、マイペースで右肩上がり。
こんな感じが理想である。