「情熱大陸」という番組がある。
ひとりの人物にスポットを当て、インタビューを取りながら
進められていくドキュメンタリー番組である。
昨日は、久しぶりにおもしろかった。
バッグデザイナーの女性が、バングラディッシュでひとり
奮闘する内容であった。しかしこの女性、見かけはどこに
でもいそうな、26歳のかわいらしい女性なのだが、その行動力
ときたら、すばらしくタフなのである。
現在、東京に店を2店舗持ち、店は社員に任せ、本人は一人
バングラディッシュで特産のジュード(コーヒー豆を入れる麻布)
と革を用いて、センスの良いバックを製作している。しかも
首都、ダッカにちゃんとしたオフィスを構え、ベンガル語を屈指して
数人のスタッフを抱えながらがんばっているその姿は、感動的ですらあった。
なにせ、場所が場所である。東南アジアやインド、ネパール
ならまだしも、バングラである。狙いどころも、大変渋い。
バングラだけではないが、この国の貧困は相当なものである。
狭い国土に多すぎる人口。しかも年に数回やってくるサイクロン
でさらに土地が侵食される。これといった産業もなく、観光客も
やって来るのは、ほとんど金を落とさない、少数のバックパッカー
だけである。街を歩けば、人々の視線にさらされ、子供に混じって、
暇な大人たちまで後ろを着いて来る。道をたずねれば、人だかりが
でき、親切を受けて、しばらく話し込むと、「日本に行きたいが、ビザの
保証人になってくれないか」と頼まれる。
とりたてて、何が悪いというわけではないが、とにかく疲れる国である
ことは間違いない。そして、この国に生まれなかったことを、つくづく
幸運に思うのである。それほどまでに、ある意味、絶望感に
包まれている国だと、2度の訪問で感じた。
そんな国だからこそ、なおさらこの女性の凄さが際立って見えたの
かもしれない。彼女の起業動機には、この国への援助の意味合いも
含まれている。私利私欲だけでなく、それでいて与えるだけの援助
でもない、そんなところがまた、現地の人々に受け入れられている
理由のひとつなのかもしれない。
それにしても、あんなかわいい子がバングラにいるなんて…
その昔、私がこの国で出会った日本人女性旅行者は、それはもう…
なんていうか、凄まじくたくましい女性で…。
何はともあれ、人は外見で判断してはいけないものである。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)
ひとりの人物にスポットを当て、インタビューを取りながら
進められていくドキュメンタリー番組である。
昨日は、久しぶりにおもしろかった。
バッグデザイナーの女性が、バングラディッシュでひとり
奮闘する内容であった。しかしこの女性、見かけはどこに
でもいそうな、26歳のかわいらしい女性なのだが、その行動力
ときたら、すばらしくタフなのである。
現在、東京に店を2店舗持ち、店は社員に任せ、本人は一人
バングラディッシュで特産のジュード(コーヒー豆を入れる麻布)
と革を用いて、センスの良いバックを製作している。しかも
首都、ダッカにちゃんとしたオフィスを構え、ベンガル語を屈指して
数人のスタッフを抱えながらがんばっているその姿は、感動的ですらあった。
なにせ、場所が場所である。東南アジアやインド、ネパール
ならまだしも、バングラである。狙いどころも、大変渋い。
バングラだけではないが、この国の貧困は相当なものである。
狭い国土に多すぎる人口。しかも年に数回やってくるサイクロン
でさらに土地が侵食される。これといった産業もなく、観光客も
やって来るのは、ほとんど金を落とさない、少数のバックパッカー
だけである。街を歩けば、人々の視線にさらされ、子供に混じって、
暇な大人たちまで後ろを着いて来る。道をたずねれば、人だかりが
でき、親切を受けて、しばらく話し込むと、「日本に行きたいが、ビザの
保証人になってくれないか」と頼まれる。
とりたてて、何が悪いというわけではないが、とにかく疲れる国である
ことは間違いない。そして、この国に生まれなかったことを、つくづく
幸運に思うのである。それほどまでに、ある意味、絶望感に
包まれている国だと、2度の訪問で感じた。
そんな国だからこそ、なおさらこの女性の凄さが際立って見えたの
かもしれない。彼女の起業動機には、この国への援助の意味合いも
含まれている。私利私欲だけでなく、それでいて与えるだけの援助
でもない、そんなところがまた、現地の人々に受け入れられている
理由のひとつなのかもしれない。
それにしても、あんなかわいい子がバングラにいるなんて…
その昔、私がこの国で出会った日本人女性旅行者は、それはもう…
なんていうか、凄まじくたくましい女性で…。
何はともあれ、人は外見で判断してはいけないものである。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)