ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

タイ人タイム

2008-03-22 13:10:37 | 仕事
先日、タイのバンコクでロシアの武器商人が捕まった。
米当局が最悪の武器商人と見る大物で、おとり捜査に
引っ掛かった上での逮捕だそうである。

外国人犯罪者がバンコクに逃げ込み、捕まるケースは多い。
外国人観光客が多く、紛れやすいのが流入の原因といも言われている。
また、タイ警察の捜査官は「タイ人のホスピタリティーに癒されるのも
一因で、犯罪者の天国になっている」という見方もあり、これも妙に
うなずける。

そんなタイに、先月オーダーした荷物が予定日を過ぎても届かないので
本日、電話をしてみた。担当の女性は、英語と日本語のごちゃまぜを話す
のだが、やたら「大丈夫」が多い。海外で「ノープロブレム」を連発する
奴に限って、ビックプロブレムな結果になるのは、もはや常識である。

彼女の場合、これまでの付き合いで、基本的にはとても信用できるで、
それほど心配はしていないのだが、やはりそこはタイ人である。
我々日本人からすると、やはり「いいかげん」なのである。
電話のやりとりでわかったのだが、発注した数がわずかに足りない
のだという。彼女は、どうして足りないのかを必死になって伝えようと
するのだが、どうも的を得ない。それにそんな理由よりも、
こちらとしては、一体荷物はいつ着くのか?不足分はどうするのだ?
ということが知りたいのである。

相手が日本人なら、完全に「アホか、ボケー」とキレているところであるが、
そこはプライドの高いタイ人である。悪意は無いのがわかっているので、
ここは怒らずに、おだやかに「えーっ、それは困るぅー、どうしよぉー」
と最大限語尾を延ばし、困ったフリで対応する。すると彼女は、「大丈夫、
わかった。荷物は今日、必ず送る。足らない荷物は、次の週に必ず送る」
と急に頼もしくなるのであった。

では、今までの会話は一体何だったのか…?
初めからそう言ってくれればいいのに…と思ったが、
まあ、これがタイ人なのだろう。

果たして、無事につくと良いのだが…。
(もう一度くらい、何かありそうな気もする…)

それにしても、こんなふうにタイ人のペースにハマしまうと、なんだか
急いでるこちらが、悪いのではないかと思ってしまうから不思議である。

これが、「微笑みの国」と呼ばれる所以だろうか…?

まさに癒しの国である。




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