麻生太郎。
毎日のように、この漫画太郎のことを書かねばならないというのは、歴代の総理の中で初めてだ。
この人の欠点は、都合が悪くなると、「木で鼻をくくった受け答え」をすることだ。悪意を理屈に包み、正論のように見せかける偽装の方程式。その姿は、戦前タイプの権力者であり、ぶち切れる本性を持っている。
テレ朝が11月15と16日に世論調査をやった結果、漫画太郎の支持率が30%を切って29%になった。
前回より13%の急降下だ。 不支持率は最高の46%。さてどうしたものか。今、KYの意味が、漢字読めないとなってしまった。一国の宰相をこのようにバカにし始めたメディアの真意は、麻生いびり出しの意見の一致があったと漏れ聞こえてくる。
それにしても、この漫画太郎の支離滅裂さよ。 11月はまだ半分残っているというのに、30日で国会を閉幕し、12月から実質冬休みに入るという。
我々の税金である歳費を返せと言いたいのは私だけなのか。
10月に漫画太郎が言ったことは、「景気対策が重要だ。それに消費者庁設置だ。 解散などしている状況ではない」と断言したにも関わらず、 11月で国会は閉じ、来年の1月に開くというのは、矛盾だらけで道理に合わない。
消費者庁設置法案などはまだ審議にも入っておらず、2008年度の設置は不可能で、「やっても」来年度だという。
そこで昨日急遽、小沢が横槍を入れた。二次補正を12月に出せという。
出さなければインド洋給油法案は採決に応じないと言い始めた。
当然だ。二次補正、給付金、消費者庁、年金、高齢医療、介護、自衛隊などなど議論することは山ほどある。 しかも、なぜ12月に二次補正を出さないかの理由を問われて漫画太郎は、「今、その理由を言えない」と意味不明な言葉を発して、左耳の穴をかっぽじったのはお笑い漫画太郎だ。
さてさて、漫画太郎は給付金はいらないと言う。 また12月は仕事もしないと言う。それなら12月のボーナス300万円を国庫に返納してもらいたいのだが。
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弁護士で元大阪府議(64)が海外逃亡。
陰険そうな顔に傲慢という色をつけると、こういう顔になる小川真澄。
この事件の背後には闇の勢力がいる。
偽名のパスポートを今春には既に手に入れて、早くから海外逃亡を計画していた。 ということは、逃亡計画は綿密に練っていると見た方がいい。
中部空港からフィリッピンへ逃亡したことになっているが、それをまともに取っては間違うだろう。
海外へ行った振りをして、国内潜伏もありうる。
海外で長期に潜伏するのは辛い。 犯人が逃亡するのに、わざわざ「フィリッピンへ行くが、絶対に喋るな」 と他人に言うだろうか。 偽名パスポートを用意する計画的な人間が、それを言う必要はないし、偽装工作を疑うべきだ。 中部空港からそのまま、日本のどこかへ高飛びした可能性はどうか。 沖縄か北海道か。
そして悲劇は起こった。 小川真澄の秘書の男性(34)が自殺していた。
15日午前7時ごろ、大阪枚方市内の公園で首を吊ったという。 なぜ34歳の若い私設秘書が他人の脱税で自殺しなければならなかったのか。
この男は連日地検の事情聴取に応じていた。
単純な脱税ではなく、背後にある闇の勢力とのつながりを、この秘書は知っていた。そしてそれをバラされると困る組織が。
その暗い闇とは何か。 自殺なのか、それとも闇の勢力の魔手なのか。知り過ぎた者は消される。
大阪北区で日本料理店「多幸梅」を経営する「多幸梅観光」が昨年、本社ビルの売却をめぐり、不動産売買で得た所得7億円を小川は申告せず、所得税2億5000万円を脱税したという表の記事だが、これは闇の勢力、暴力団が噛んでいる事件だ。危ない橋を渡って脱税をする理由とは、選挙資金と闇金融、不動産売買の不正なからくり、乗っ取りと脅し・・。
一方、大阪地検特捜部は、小川が出資していた東京の「サン」 IT企業社長を含む4人を逃亡幇助で逮捕した。 4人は小川に逃走資金150万円を渡した上、中部国際空港まで送り届けたという。 小川はこのIT会社の株式を保有しており、社長の奥井に、「株を買い取らなければ、闇の金融に流す」 と逃走資金を工面させ、他人名義のパスポートでフィリピンに出国したというのだが。
小川真澄は、昭和52年に弁護士登録。その後、府議に当選し、衆院選にも出馬したが落選、今年1月の府議補選でも落選している。 小川は、「特捜が来るなら来い」と周囲には発言していたというが、こういう物言いは闇の勢力と提携していたことを暗示させる。
(ムラマサ、鋭く一閃)