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武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

オグシオの涙。 麻生太郎の涙。

2008年11月17日 | 人生の意味
バドミントンの全日本選手権。
昨日テレビで決勝を見た。
トップクラスの勝負というのは、一瞬の隙によって決まるものだ。
また、技術の出し方、闘志の中に心の動きが見え隠れするのは面白いものだ。そして紙一重の戦いに、勝負の女神と言われる「運、不運」がつきまとう。
1セット目、抜きつ抜かれつ、19対18でオグシオがリードしていた時、オグシオの打ったシャトルが、スエマエのサイドラインぎりぎりに落ちた。 スエマエはアウトと判断して見送ったが、主審と線審はインの判定であった。
テレビで解説していた陣内はスローを見て、「アウトですね」と断定したが、スエマエの悔し顔が印象に残った。これでオグシオは20対18とセットポイントを取った。その後、スエマエはジュースで何度も粘ったが1セット目を落としてしまった。
2セット目、スエマエが19対15と大きくリードしたが、主審から2度目のサービスオーバー(シャトルをネットより高く上げてサーブする違反行為)をとられ、それからは潮が引くように、オグシオに逆転され負けた。
総体的な印象として、オグシオの勝因は、二人のコンビの完成度がスエマエより高かったと言えよう。そして技術的には、オグシオの戦法シナリオがしっかりしていたこと。そして驚いたのは、今期で実質引退する潮田が小柄ながら、高いポイントから鋭角的に鋭いスマッシュを決めていたこと。さすが世界のトップクラスだ。小椋はロンドンまでやるらしいが、潮田に代わるパートナーは見つからない。まあ、潮田は、メダルより女の幸せを求めたということだが、誰もそれを責められない。

ワシントン金融サミット。
漫画太郎は、「歴史的な金融サミットだった。 日本は一定の存在感を示し、主導することができた」 と自画自賛したが、大本営発表の悲しさよ。
また漫画太郎は 「IMFへ10兆円を融資する。また発展途上国向けとして3000億円の新基金創設を打ち出した」 と言うが、日本は何も言うな、ただ金を出せというのがG20の本音だ。
その象徴として、公式のG20集合写真では、漫画太郎はどこにいるか分からず、やっと見つけたと思ったら、後ろ2段目の右端であった。 少なくてもG8首脳は中央にいた。そして、国際社会が日本に求めるものは、「失われた10年を経験した第二の経済大国・日本への期待である」 と、漫画太郎は日本人記者の前で強調したが虚しい。
第二の経済大国という言い方も、何か懐かしさと時代遅れを感じる。
日本のバブル崩壊に関しては、当時の財務省と自民党本流は手をこまねいて何も出来なかった。 だから第二の敗戦と言われた。 それを正したのは自民党のはぐれ者・小泉さんと彼に見込まれた竹中平蔵である。 この両名の功績は大きい。
さて、漫画太郎が意欲をみせていた第2回金融サミットの日本開催は成功しなかった。 なぜなら、本ページで何度も言っているが、日本は今、世界から信用されていない。 洞爺湖サミット後に突然政権を投げ出した日本政治を、Gサミット国は信用していない。 かつ漫画太郎の権力の正統性に疑義を持っている。 何でも麻生サイドはオバマの側近に対して、漫画太郎との早期会談を求めたらしいが、実現するのは早くて来年の4月以降だろう。 漫画太郎は政権浮揚にオバマを利用したいだろうが、それまで官邸にいることはできない。
話変わって、今、自民党内では不穏な空気が漂い始めている。 12月に国会審議をせずに敵前逃亡をしようとする漫画太郎の、追い落としが始まると漏れ聞こえてくる。
座して死を待つよりは、城門を開いて野戦決戦を挑むという。
それは、来年1月の国会冒頭での解散だ。 それを麻生が逃せば、「民主党による問責決議の連続で内閣機能不全に陥り、崖っぷち解散になる」 という雰囲気が自民内に漂い始めている。 「漫画太郎がぐずぐすしていると、総選挙の前に総裁選がある」と言うが、総裁選はもうできない。 とすると自民分裂、反麻生派の離脱、政界再編というシナリオが、まことしやかに流れてくるのは、正面決戦の前の謀略合戦なのか。
(ムラマサ、鋭く一閃)
コメント
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