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武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

北朝鮮と金賢姫。 麻生タイタニック号の沈没まで後何日?

2008年11月07日 | 国際外交の真実
北朝鮮と金賢姫。
この人が生きていようが死んでいようが、個人的には興味は無い。
しかし、彼の死によって世界は間違いなく大きなどよめきを引き起こすだろう。 その名は、北朝鮮の偉大なる首領様、金正日。
『私の故郷は、花咲き乱れる山里
桃の花、杏の花、小さな山つつじ
色とりどりの花の村』
これは「故郷の春」という朝鮮の歌である。 北朝鮮の子供が、まり遊びやゴム遊びをするときに歌った歌だという。しかし、金正日が将軍様になった時から歌うことを禁止されてしまった。歌うのは「革命歌」であり、金正日を賛美する歌に限られてしまった。
子供の純真な心を洗脳し、一握りの独裁者が、その悪魔の顔を仮面に隠し、115名の人間を一瞬にして殺してしまった大韓航空機爆破事件は、今年21年目の歳月を重ねようとしている。
工作目標・1987年11月28日バグダット発ソウル行、大韓航空機858便
工作組・金勝一(当時69歳の男)、金玉花(当時25歳の女)。
「この工作指令は、金正日同志による親筆の命令書である」。
時に金日成が総書記、息子の金正日が対外工作機関の最高責任者であった。
いよいよ当日、イラク・バグダット空港において搭乗した特務工作員の2名は大韓航空機の乗客席上部のラックに爆発物を仕掛けた後に、途中のトランジット地アブダビで素知らぬ顔で飛行機を降りた。 タイマー設定で9時間後に大韓航空機の空中爆破に成功したものの、神は彼らを許さなかった。
ささいなミスから二人の脱出計画に狂いが生じ始めた。 必死の思いでバーレーン空港から平壌へ逃亡しようとした二人。しかし現地の日本大使館職員は、日本人パスポートは偽物であることを見破り、二人は現地警察によってバーレーンで拘束されてしまった。
その際、金勝一は煙草に仕組んだ青酸カリによって自殺。 金玉花は青酸カプセルを噛むも未遂に終った。その時の模様を金玉花は、後にこう語っている、「そのカプセルを噛んだ瞬間、私は真っ暗な暗闇の底に落ちていった」そして金日成の誠実な娘は死んだと。
しかし、一命を取り留めた金玉花は韓国ソウルへ護送され、ソウル南山の地下にあった韓国特務機関において、ついに自分は北朝鮮の工作員であることを自白、事件の全容を詳細に語った。裁判で死刑の判決が下ったが、大統領特赦によって死刑を免れ生きた。カトリックの洗礼を受けたという。後に身辺警護の男性と結婚し、男児を生むも、その後、ようとして行方が分からなくなった。金玉花の本名は、「金賢姫」。北朝鮮・平壌の外交官の家庭に生まれる。北朝鮮では上流階級に属し、愛情一杯の母に育てられ、祖国・共和国に何の疑問を持たず、金日成と金正日に忠誠を誓う愛国少女だったと述懐する。
清楚な美貌を持ち、頭脳優秀、金日成総合大学、平壌外国語大学日本語科卒、朝鮮語の他に英語、日本語、北京語、広東語に非常に堪能であったという。
日本には行ったことがなかったが、日本人化教育には、拉致された田口八重子さんが金賢姫に日本の習慣、作法、言葉を教えたという。
金賢姫は八重子さんについて、ある思い出を語った。 二人で散歩をしていた時、李恩恵(八重子さんの朝鮮名)は名も知れぬ道端のお墓にひざまずき、「泣くためにこうするの」と肩を震わせたという。
さてその後、韓国において大韓航空機爆破事件を全面自白した金賢姫は、平壌に残された外交官の父と家族は強制収容所送りになったことを知らされた。
独裁者に、その身と心を捧げた誠実な娘は、人間として一生償っても償い切れない罪を抱え、その背中に重い十字架を背負って生きて行かねばならぬ運命の女、金賢姫。
再び、故郷の春を歌う時が訪れるだろうか。
色とりどりの花の村は、今、厳しい冬を迎えようとしている。

敬愛する桜井よしこ女史。
最近の小論文で、衆院解散について「ノン」を述べた。
「国会の解散について、激変する国際情勢を見れば、日本に今、総選挙を行うような余裕があるのだろうか。疑問である」。
なぜなら、米中関係の接近が気になるという。
アメリカ外交に影響力を持つ米国の識者フレッド・バーグステンが、「対等のパートナーシップ」 という論文を最近発表し、中国の重要性を強調した。
米中両国がG2(米中二ヵ国会議)を創るべきだと説く。
「米国は北京とパートナーシップを作り、国際経済システムにおいて米中共同のリーダーシップを発揮していくべきである」 と述べ、米中G2の共同歩調を掲げた。
そして、中国のWTO駐在大使が、「現時点では、中国はあなた方のルールに従うしかないことを理解している。しかし、10年後には中国がルールを作る」 と語ったという。
女史は解説する。【つまり、将来は中国のやり方に世界は従えと言っているのだ。
加えて、ライスは、現在の6ヵ国協議を、東アジアの恒久的な安全保障体制に格上げしていこうという。 NATOのアジア版を作ろうと言っているわけだ。アジア版NATOが出来上がれば、日米安保条約は不要となる。日米関係は確実に稀薄になっていくのだ】 と女史は危惧する。
さて、アメリカの大統領選はオバマの圧勝に終わり、オバマがチェンジを訴え、アメリカ国民が熱狂しているこの時期に、日本も衆院を解散し。国民の審判を仰げばいい。 自民が勝とうが、民主が勝とうが、それによって権力の正統性は保証され、日本の政策を進めていけばいい。 自民は己の利権政治から下野することを恐れて、選挙をしたくないというのはまさしく国賊ものだ。

麻生太郎。
この口のひん曲がった筋者、ろくな者ではない。
2兆円の給付金について、引換券を全世帯に配布し、これを役所に持参した世帯に現金を支給する方法が検討されているという。
但し、高額所得者には支給しないというが、年収1500万円以上にするのかどうかはっきりしない。 年収規制をした場合、実際の作業を行なう役所は、莫大な時間とカネがかかると悲鳴を上げている。 住民税を見て処理するという具合にはなっていないという。 例えば、税務管理は世帯ではなく、個人になっている為、世帯年収を別に把握しなければならない為だ。
また、高額所得者には給付金の受け取りを「辞退」 することを文面で呼びかけるという。 これはとんでもない話だ。 高額所得者は辞退せよというやり方は、明治・大正・戦前の時代の高額納税者だけが「選挙権」 を有し、貧しき者や女性は選挙権が無いことを思い出させるものだ。
麻生の漫画太郎と自民党のセンスの無さは、もはや末期症状だ。
麻生タイタニック号の沈没まで後何日。

コメント
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