みんなの党
渡辺喜美と江田憲司のバトルが始まった。
その根っ子は渡辺の江田に対する嫉妬なんだな。
何をやらせても卒が無い江田憲司、それを潰そうとする世襲お坊ちゃまの渡辺喜美。
その理由は渡辺自身を脅かすナンバー2の存在を消すこと。
渡辺は栃木の訥弁で、親父譲りのダミ声だが、しかし親父ほどは話がうまくない。
翻って江田は頭脳明晰、司法試験合格者だけあって論理に優れ、議論をさせればなかなかの使い手、赤門、経産省出身で、官僚の手口を熟知している脱藩官僚、いまや維新との薩長連合を企てている長州の桂小五郎か薩摩の大久保利通クラスの存在と見ても、そうおかしくはない。
さて一方、渡辺の4・4の定例会見を聴いた。
露骨な江田はずしを行い、政調会長の浅尾を選対委員長に抜擢した。
しかもその理由が「浅尾は民主党だったから、民主党の土地勘があり、民主党との連携がしやすい」とな。
江田は今、維新との選挙協力にひた走っているが、それをも切り捨て、渡辺の維新憎しのニュアンスが滲み出て来るのは、なんとも子ども染みている。
(じゅうめい、鋭く斬る)