★プーチンのウクライナ侵攻
プーチンの語りを聞くと、次のように要約される。
「ウクライナはソ連の共産主義、レーニンとスターリンが創った国であり、ウクライナは精神的、文化的、言語的にロシアの国そのもの。だからロシアがウクライナを吸収し、統治するのは当たり前なのだ」
しかし、今の時代、そういう論理(屁理屈)が通ると思っているのだろうか。
ウクライナ自身は国連加盟の独立国家であり、自尊自裁の国であるから他国が干渉することはできない。
思えば、今から54年前の1968年8月、ソ連軍は突如、チェコスロバキアのプラハに戦車を先頭に軍事侵攻し、「プラハの春」と呼ばれた民主主義改革を圧殺した。
当時54年前といえばネットもなく、ニュースの速報性もなく、気づいた時は、ソ連軍がチェコを軍事占領していたのだ。
しかし今は、一市民がスマホを使い、ライブ中継でニュースを世界に発信できる時代に、ロシアはウクライナ市民の抵抗と市民による情報戦に勝てるのか。
★ある韓国人の韓国時評。
ムン大統領は、後世に失敗した大統領として記憶されることだろう。
政権末期を迎えた現在、韓国人は物価高と低成長、高い失業率に喘いでいる。
コロナ対策による強制的な営業制限のため、街中には廃業した店が並び、働き口を失い、再就職もままならず、失業手当を受けるために列を作る人が後を絶たない。
そして自殺者数は世界1位の不名誉に甘んじている。
2倍にも高騰したマンション価格も、今年に入り下落局面を見せており、バブルが崩壊する一歩手前だ。
銃を持った軍人ではなく、国民が選出した指導者の手によって、国民が死を迎えようとしている。
パックネ大統領の弾劾を扇動し、クーデターのような形で政権交代に成功したムン大統領は、この5年間、韓国人を独裁政治の泥沼に落とし入れた。
積弊清算を前面に押し出し、反日扇動を日常的に展開する一方、自身に反対する勢力を敵と見做し、「積弊清算」という名前で政治報復を行い、200人以上を逮捕拘束した。
しかし反日運動は何の効果もなく終わった。
2019年に起きた大規模な不買運動は3年が過ぎた今、売り上げは不買前を上回っている。
慰安婦や徴用工問題によってムン大統領は日韓関係を破綻直前まで悪化させたが、まだ解決の糸口すらない。
その中で最も大きな課題は北の核だが、北朝鮮によるミサイル発射挑発はやまず、非核化は実現していない。
この間、ムン政権の従北親中政策によって米韓同盟は弱まり、日韓関係は過去最悪の状態になった。
これほどまでムン青瓦台に権力を与えてしまった責任は、我々国民にあると言わざるを得ない。
(ある韓国人の時評)
(じゅうめい)