武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

篤姫と西郷隆盛。 麻生タイタニック号の沈没。 小泉毅の暗い闇。

2008年11月25日 | 人生の意味
11月23日の篤姫を見た。
幕末における徳川時代の終焉と薩長の江戸進駐の前夜であった。
その危急存亡の折、大奥に稲妻と共に「幾島」が現れたのは少し笑った。
まあ演出家の意図は、篤姫も最終章だから、視聴率最高のご褒美で登場願ったと思われるが、あの場面での幾島の出番は歴史上ない。
幾島はそもそも、御台所になった篤姫に見切りをつけて、大奥を下がった薩摩の間諜(スパイ)であり、再び篤姫と徳川に義理立てする意味もなければ情もない。大奥時代の幾島は、額に大きな瘤があった為、「こぶ」と御殿女中たちに陰口を叩かれ滝山と対立した老女であった。
さて話が逸れたが、時代の流れは、「日本の未来が大事か」それとも「徳川が大事か」西郷隆盛の胸中は倒幕の固い決意であり、明治維新を成功させる為には、徳川軍が抵抗するならば江戸市中、血の海になることも覚悟していた。
そして決戦を前にして江戸の町中は大騒ぎになったが、西郷隆盛と勝海舟の直談判で江戸城無血開城と徳川家存続が決まった。
しかしながら、西郷の心は、大江戸の町民に徳川幕府の瓦解を知らしめ、明治新政府の樹立を掲げる為には、上野山(上野公園)での旧幕府の彰義隊との戦いが必要であった。いざ決戦の上野山、旧幕府の彰義隊は正面に立った薩摩軍の一刃一殺の猛攻撃とアームストロング砲の砲弾の嵐によって戦意をまたたく間に喪失し、たった半日で戦いは終息し、薩長軍は江戸を占領した。
その砲撃の音は、大奥まで無気味に鳴り響き、春雷のようであったと記録に残されている。
「江戸の花見と春雷は粋か無粋か薩摩の訛り」

麻生太郎。
最大野党の党首が、一国の宰相を指して、「その辺のチンピラ」と公衆の面前で言うのは今まで聞いたことがない。いよいよ総理就任たった2ヶ月で麻生タイタニック号に浸水が始まったようだ。
茂木、塩崎、渡辺喜美、世耕の自民中堅Gも戦いの覚悟を決めた方がいい。
薩長になるか、徳川守旧派に留まるか、西郷隆盛、大久保利通、桂小五郎、高杉晋作、坂本龍馬の、「日本の未来が大事か」それとも「麻生自民党が大事か」腹の括りどころだ。
例え、権力闘争に敗れても生命までは取られないから心配無用だ。

小泉毅事件。
「元厚生次官ら10人ぐらいを殺害するつもりだった。警備が厳しくなったので中止した」「大学に行って官僚は悪い奴らと気づいたので、いつか襲ってやろうと思った」。
じゅうめい探偵の眉毛が立ち始めた。
一番不思議な事は、犯人が36歳になった時、ネットでいい仕事を見つけたからと、山口柳井の実家を飛び出して、見知らぬ土地の埼玉県さいたま市に2DKのアパートを借りたことだ。それから10年間6万2千円の家賃を滞納もせず、バイクに乗り、パソコンを使い、新聞も取っていたということは、安定的に収入があったということだ。そしてもう一つ気になるのは携帯電話を持っているのかどうか、持っていれば通話とメール記録がどうなっているか。
ところが不思議なことに犯人は働いていなかったといわれるが、その収入源は何だったのか、その追及と解明は是非ともしなければならない。また昼と夜が逆の生活をしていたというのは何か意味があったのか。その背後には何が横たわっているのか、この事件の核心を突くような秘密があるのではないか。
また住民票をなぜ持参したのか、レンタカーを借りた以上、免許証を持っている。身分証明は写真付きの免許証の方がいいはずだ。なぜだ。
さらに言えば、学歴も職歴もない36歳の田舎の男を「いい仕事」が待っていることはない。あるのはトラックの運転、肉体労働、アルバイトだ。
その「いい仕事」というのは、闇のハローワークなのか。殺人請負、犯罪仕事人・・。サバイバルナイフを6本、刃物合計10本を所持していたという。
そして事件の動機は、単なる個人の狂気なのか、それとも闇の勢力による厚労省へのメッセージなのか。
謎は謎を呼ぶ。

ライスとヒル。
北朝鮮の核検証問題で、6ヶ国協議が12月8日に中国で再開されるという。
ブッシュ、ライス、ヒルの三バカトリオの下で6ヶ国協議を開いてどんな意味があるというのか。アメリカのホワイトハウス前で、「ブッシュを逮捕せよ」と横断幕を掲げられているアメリカの大統領に権力の正統性はない。
ブッシュを批判して当選したオバマが正式に大統領に就任した後に、オバマは北朝鮮に対してどういうスタンスを持つのか、いずれにしてもオバマ政権下での協議を行なうべきだ。嘘つきのヒルの顔はもう見たくない。
そもそも、アメリカと北朝鮮は6ヶ国協議を全く無視して、勝手に2国間だけで秘密合意を行なったものであり、その話の内容は秘密のベールに隠されオープンにはされていない。そういう環境の中で、核計画申告の検証手続きの文書化を6ヶ国協議に委ねるというのは、全くアメリカの傲慢さ以外の何物でもない。しかも北朝鮮は、米朝の合意に含まれていたはずの核物質のサンプル(試料)採取を文書に明記することを拒否している。さらに、エネルギー支援の遅れを理由に核無能力化の作業を再び停止させる構えも示しているから、この「ならず者集団」など放っておけということだ。今のままでは、本来の目的である朝鮮の核放棄・無能力化などは全く前に進まないことが、ここ何年かの6ヶ国協議で身に沁みて分かったはずだ。北朝鮮のならず者を相手にしても、時間と金の無駄であり、生きた歴史博物館として眺めていればいいのだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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小泉毅の心の闇

2008年11月24日 | 人生の意味
元・厚労事務次官殺人事件。
さて、今まで何も書かなかったが、色々情報を集めてみると、精神異常者の犯行としか言いようがない。背後関係があれば、犯人個人の口からでも「まともな犯行動機」が語られるものだが、犯人が語った動機は、小学校6年くらいの時に飼っていた吠え癖のある犬を、保健所で殺処分された恨みを厚労官僚にぶつけたというのは、八つ当たりの狂気そのものだ。その補償行為をさせた46歳フリーター男の、この狂気の沙汰という心の底知れぬ闇とは何か。
さて犯人は、人口3万5千の山口柳井市に生まれ育ち、父はアイスクリーム卸し業、進学校である県立柳井高校を卒業、国立佐賀大学・理工学部電気電子工学科に入学するも成績不良により退学になった。その後東京、横浜、埼玉において、コンピューター関連会社でソフト開発、宅配便仕分けアルバイト等の職を転々とするフリーターの46歳であった。
面白いのは、桜田門に自首をするに当たって、自分の住民票を持参したのだが、その理由は小泉純一郎と同じ小泉であることを証明する為であったというのは、犯人の自尊心なのか潔さなのか。
そして、柳井に住む父親宛に出した手紙が昨日、父に届いたが、その手紙には何が書かれているのか、焼却される前に、桜田門はすぐに押収すべきだろう。

麻生太郎。
ペルーAPECで、急遽、日中首脳会談が行われた。
わずかな時間だったが、舞台裏では、中国に翻弄される日本の姿があった。
後味の悪い首脳会談であったという。
外務省のアジア局長・斉木は子供の使い以下だから、日本外交の軸がない。
アジア外交では国の看板を背負うことはもちろんだが、その前に自分を売らなければならない。そうでなければ中国人や韓国人は人を信用しない。高い服を着て、澄ました顔で日本の外務省でございますと言ったところで、腹の中ではバカにされるだけだ。
さて、各国首脳の夕食会が終わると、日中首脳は会場の片隅で「即席」の首脳会談を演技したという。 時間はわずか10分。日本がIMFへ最大10兆円の融資を表明したことについて麻生が「中国のような世界第1位の外貨を保有している国の支援を歓迎したい」と述べたが、胡錦濤はただ笑っていただけという。 当初、APECでの日中首脳会談は予定されていなかったが、「中国は自分たちの都合で予定を二転三転させた」と斉木は愚痴をこぼす。
先月10月下旬、北京を訪問した麻生は胡錦濤にこう言った。
「友好は手段であって目的ではない。目的は日中両国の共益だ」麻生の発言に胡錦濤は黙っていただけ。
まず、「友好は手段である」というのは大間違いだ。合理性とか機能性を気取ったのだろうが、友好は道具ではない。ある意味、それは目的ですらある。
今の北朝鮮、友好がないから、何もかもうまくいかず、不倶戴天の敵のようになるだけだ。そもそも真の友好を構築するのは並大抵のことではできない。
「私と仲良くすれば貴方に飴を差し上げますよ。だから仲良くしましょう」というのでは狡猾な狐の外交だ。

最近、志村建世氏のブログを楽しみに読ませて頂いている。
11月22日のページに、南こうせつ、かぐや姫の「神田川」 のことを述べられていた。「神田川」の「ただ、あなたのやさしさが、怖かった」 という詞を引用され、氏自身の思い入れを語られていたのは感銘を受けた。
「あの時代」 というのは誰にでもあるだろう。 神田川の時代、新宿は殺伐として、梁山泊の申し子のような若者達が闊歩していた。夜の池袋は昼の貧しさを隠すように安っぽい水中花のような場末だった。 また渋谷は夜の10時ともなると人通りも消え、野良犬が走りまわるような街であった。 携帯電話などはなく、駅のボードに伝言を書くか、ハチ公前で1時間待つことは普通のことだった。 青雲の志を懐に入れ、時代の波に翻弄されながら、やがては「いちご白書」のように髪を切ってスーツに身を変えていく。
「なごり雪」を聴きながら風景の変わらぬ故郷へ帰って行った青春という名のセピア色の写真が、今も心に残る。
(ムラマサ、月光に蒼く冴える)

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日高幸二の犯罪。 上杉秋則の肩書詐称。 麻生太郎の言い訳。

2008年11月23日 | 人生の意味
日高幸二、警視庁のトンデモ警視。
酒酔い運転で茨城県警に現行犯逮捕された事件で、日高幸二は、「車内で2時間くらい寝たので大丈夫だと思った。その時間、検問もやっていないから、捕まらないと思った」と述べているという。
この人、交通警察のプロとして裏を知っている犯罪者だ。全国どこでも同じだろうが、例えば東京・府中の免許センターで口を酸っぱくして警察が言うのは、「酒を飲んだら8時間経たなければ車を運転してはならない」と教え、仮眠では駄目だ、飲んでから2時間後位が一番酔いが回り始める、だから運転はするな、という教えは嘘なのか。
また、早いから検問をやっていないというのは職業的な知識を生かした悪質犯だ。法の裏を抜けようとする官僚の狡猾さよ。
さらに、当て逃げについては「止まって相手と話すと酒酔いが分かってしまうので逃げた」と言う。 人を引いても助けず逃げるということだ。救護義務違反、その先は殺人罪だ。大阪の引きずり事件と同根だ。
さて、県警は19日、日高幸二を釈放した。

上杉秋則。
弁護士詐称事件。
この人、公取委では事務官僚トップの事務総長だ。
しかしながら、弁護士ではないのに、肩書を弁護士として論文を発表していた。
発表した独禁法違反の法律論文にはタイトルの下に、上杉秋則自身の実名と「弁護士」 という肩書がつけられていた。
上杉秋則は、弁護士資格がないのに「弁護士・大野金一郎」のペンネームで論文を発表していたのではないかと追求されていたのだが。
不当表示を取り締まる側の公取が、「不当表示防止法違反」を犯した官僚を公取委員に出来る訳がない。 結果、政府が公取委員の国会同意人事案を採決当日に撤回するという失態をやらかした。

麻生太郎。
リマ市内のホテルで漫画太郎は、やはり、2次補正予算を12月には国会に提出しないと述べたそうな。その理由として、民主党・小沢への不信感を挙げた。
「やっぱり、あの人の話、アブねぇなぁと思うんじゃない? へへへ。あの人の話あまり信用できないよね、へへへ」と小沢を非難した。 
一方、自民党の茂木、塩崎、渡辺、世耕らが2次補正予算の今国会提出を要求したことについて、「私の決定に従ってもらう」 と目を険しくしたとか。
「政局より政策」であり、「スピード感」だから、2次補正を12月に出すのは当然だ。それが1月になるなら、説得力のある理由を挙げて、国民に説明しなければならない。それを「私の決定だから」、あるいは 「小沢が悪い」 からでは政治は通らない。
あるいは、「私は怯えている、追い込まれ解散が恐い」と正直に麻生は言えばいいのだ。
次に、国家公務員の幹部人事を一元管理する内閣人事局の設置を見送るという。
官僚の抵抗と自民党の族議員の抵抗が大きく法案提出ができなかった。
担当大臣の甘利もやる気はないから、なるべくしてなった結論だ。
当時、担当大臣の渡辺喜美が泣いたが、渡辺よ、どうする。
官僚制改革に積極的でない漫画太郎と子分の甘利の合作だ。
(ムラマサ、一閃)
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新宿酒場ロン 11・21

2008年11月22日 | 人間の欲望
新宿酒場 ロン 11・21
島、絵美、銀さん、洋子ママが揃っている。
「小室が保釈された、今日の午後6時半。保釈金3千万円」
「よく金があったな。奥さんが出したか、親が出したか」
「大阪拘置所の前で金髪の頭を何度も下げていた」
「かつてのカリスマから罪人か、人生浮き沈みだな」
「小室は全部ゲロッた。5億円の詐欺主犯だ」
「しかし、村上の例もある。出た途端、私は無実だって」
「それはないと思うけど、あれほど大借金を抱えていたとは、破産しかないな」
「本人は、自分を見つめ直して一から出直す。再度、歌の世界でやって行きたいと言っている」
「ヘェ~、話題性があるからな。いい歌であればヒットはありうる」
「でも、実際の話、裁判で実刑になって3年のムショ暮らし。出所は2012年。年齢は53歳。もう感性が古いな」
「小室ファミリーはかなりダメージを受けた。今、テレビでは使えない」
「まあ、本人が反省してやり直すなら、茨の道を歩くのも彼の人生かも知れない。静かに見守ろう」

「麻生太郎と自民はどうなってる?」
「麻生の支持率急落で動揺している。このままでは選挙は戦えない」
「そうすると、また総裁を変えるか」
「よせよ、使い捨てのホッカイロか、チューインガム並だな」
「今の自民300議席は小泉さんが忘れられない。3年前の自民は何も変わっていなかったが、表紙を小泉さんに代えたら小泉ブームが起きて、大勝利」
「その二番煎じを狙った麻生と自民だったが、役者が落ちるということか」
「麻生派以外は、このままでは麻生では戦えないという雰囲気になっている」
「それに塩崎、渡辺喜美、世耕ら20数名が、二次補正を12月に出せと会合を開いた」
「反麻生派の立ち上げか,威勢がいいな。細田、大島ら幹部は補正は12月には出さないと言っているから、このままでは内乱が始まるぞ」
「元々は、麻生は10月冒頭解散の選挙のお飾りだったが、自分で運転してみたくなって、あちこちにぶつけて自損事故状態」
「ある永田町情報では、麻生を代えてオンナという話がある」
「女性総裁ね。小池百合子、野田聖子、橋本聖子」
「小池は名は売れているが、党内には小池嫌いが多い。かつての総理候補の野田聖子は汚れてしまったし、橋本聖子はスポーツバカで参院だし、適当なのがいないな」
「いや、一人いる」
「ほう、誰?」
「陽子。上川陽子」
「確か、東大ブランドでハーバード卒か。知的でルックスもいい」
「でもキャリアが浅いな」
「今の自民党はそんな贅沢は言ってられないぜ」
「そうだけど、急に売り出すにも時間がかかる。それまで待てないホッケの太鼓だ」
「今後の政局はどうなる?」
「皆が知りたいとこだが、二次補正は1月上程。給付金法案も一緒。12月解散は麻生は死んでも出来ない。やれば火だるまだ。福岡で日中韓首脳会談がある。正月明け冒頭解散が一つ、その後は4月、そしてそれが過ぎれば9月の任期満了」
「ウーン、正月冒頭解散を逃して、通常国会ですんなり審議が運ぶか。民主は勝負をかけるのは間違いない。そうなると山場は2月か3月」
「そういう流れだと麻生で解散になる。どこかで麻生を追い落として、女性総裁を誕生させるか。でも無理があるな」
「仮に麻生が退陣しても、政権投げ出しで批判の集中砲火だ。百合子も聖子も陽子も吹っ飛ぶ」
「そうすると麻生導火線で、政界大爆発か」
「政界再編だ。自民、民主、国民新、社民がガラガラポンで新党誕生か」
「それは流れ次第でありうるな」

「日本銀行は金利の見直しを現行の0.3%のままにすると今日決定した」
「それ以上、下げようがない。 再度ゼロ金利か」
「これは完全な日銀と、財務省、官邸の責任だな。 この前まで、戦後最長の好景気だと言っておきながら、金利を上げなかった」
「完全に失政だな」
「どうして金利を上げなかったの?」
「大きくは二つある。 財務省からの圧力で、国の大借金850兆円の金利負担を軽くするため、もう一つは銀行に儲けさせる為、銀行は低金利のカネを欧米にじゃぶじゃぶ貸し付けた。 サブプライム崩壊の一因を作ったのは日本だ」
「そしてアイスランド国家を破産させてしまった。 アイスランドは金利が低い日本円を先を争って買い、住宅や車を購入した。 その借金漬けの破綻だ」
「日本の国民は0.5%というゼロ金利に不満も言わず、働き蜂のように働いたが、その結果、世界恐慌を引き起こした」
「欧米は平均5%の金利で国民に財を還元していたが、日本の自民党と官僚政治は国民を騙し続けた」

「石原慎太郎の石原銀行、不良債権が45%増えて103億円になった。 損益は70億円の赤字だ」
「今年4月に再建の為ということで400億円の都税を注入したが、不良債権は増えるばかり」
「石原銀行は、8月に資本を減資して1000億円の不良債権をなくしたばかりだが、出血がとまらない、今後の見通しも立たない」
「世の中は大不況になって、融資を受けたい企業には貸せないから、もう石原銀行は終わりだな。大銀行のシテイでさえも身売りの状況だ」
「これ以上、追加注入してもドブに捨てるようなものだ」
「だけど、今、国会で金融強化法案が審議されていて、遅くても1月初めには衆院で再可決される。今度は都税じゃなく国税を注入することになる。本丸は農水省の天領である農林中金への資本注入だが」
「フーン、そういうことか。石原銀行へ400億円の追加出資した自民と公明には責任をとってもらわねばならぬが、農林中金に資金注入した場合、経営責任を明確にして、経営主体を見直すことが必要だ。それに農水省から取り上げる」。
リーマンの破綻で、一瞬にして43兆円が無に帰した。韓国国家予算の2倍、日本の国家予算の半分にもなる巨大な金が喪失したのだから、金が回らなくなったことは容易に想像できる。そして世界的な株の大暴落、原油等の商品取引も莫大なロスを計上している。昨日の駒大一つ挙げても150億円の金がなくなったのだ。そういう実体経済のバーストは世界の至る所で起きている。
(ムラマサ、ニヒルだ)
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麻生太郎の裸の王様。 韓国の本音。

2008年11月21日 | 国際外交の真実
麻生太郎。
日を追うごとに人相が悪くなっていく我が国の総理大臣。
このまま行けば漫画太郎は辞任に追い込まれそうな雰囲気になってきた。
まず、中川秀直が咆えた。 郵政株の売却凍結に対して、町村派総会で、「郵政民営化をひっくり返すことは我々がやってきたことの全否定になる。断固許さぬ」。
山本有二・道路会長は、1兆円を一般財源の地方交付税として地方へやる、という前日の漫画太郎の発言について、「あり得ない。誰も守らない」 と激しく批判。
官僚言葉を解説すれば、交付税は使い道自由であるが、交付金は道路に限定される、という訳の分からぬ言葉を使って国民を騙そうとする官僚帝国の腐敗。
そして道路会長は、時の総理を指して、漢字の読み間違えじゃないかと皮肉った。
一方、日本医師会会長が早速、官邸に乗り込んだ、「医者は社会常識に欠ける」 発言に対して抗議に訪れたのだが。
そして医師会の公式発表は、「我々は奈落の底に突き落とされた」 と声明を発表し、同時に、「総理として失格」 と言い切った。
舛添は医師会の尻馬に乗って、「現場の医師は悲鳴をあげながら頑張っている。発言は気をつけた方がいい」 と総理の物言いに注文をつけたのは、どちらが首相か。
さて、漫画太郎、来年の正月まで持つかどうか、「皆ばかやろう解散」 でぶち切れる予感もあるのだが。
漫画内閣を見ると、皆2世、3世議員で、総理を父祖父に持つ者、麻生、中曽根、鳩山、小渕と4人もいる、「お坊ちゃま,お嬢ちゃま」 内閣だ。 力量不足はなはだしい。
特に内閣の要である官房長官は、青白い顔で、しどろもどろの受け答えは気の毒ですらある。 少し期待した中曽根外務大臣は、花形のポストにも関わらず、冴えない。 まるで20年タンスの奥にしまっていた黴臭い古着を出してきたような雰囲気なのは、長いこと陽のあたる場所にいなかったせいだろうか。 漫画太郎が外交を仕切るからあまりでしゃばるな、という人事配置なのか。
いよいよ麻生タイタニック号は、危険海域に入りこんできた。 葉巻をゆらし、高級コニャックの甘い香りはいつまで続くのだろか。

韓国人の目。
「なぜ銭湯で日本の男性は股を隠すのか」
「なぜ日本人は茶碗を手に持って御飯を食べるのか」。
(韓国人は茶碗を手に持たない。 日本は手に持たなければ犬食いとして叱られる。韓国では手に持つと、そんなにお腹が空いているのか、卑しいとして叱られる)。
「アジアで唯一、先進8カ国(G8)に属する 「日本を見下す国」 は、大韓民国以外にはない」 このような書き出しで、韓国の一流と言われる新聞の日本旅行記は始まる。
日本人の私は、この下りでどっきりする。 「日本を見下す国は韓国だけ」 と韓国のインテリが声高に言う。 しかも韓国の正式名称、「大韓民国」 というかつての大日本帝国を思いださせる国名に韓国朝鮮人の思いがある。 そして、その論理は、だから韓国は偉いのだということを主張する。
こういう思考回路が韓国人の普通の感覚である。 だから日本は、得体の知れない動物を見るように、韓国は近くて遠い国となる。
一方で、韓国の歌手である趙英男(60)さんは、「親日宣言」 を掲げる。
趙英男さんは今年10月、「殴り殺される覚悟で書いた100年ぶりの親日宣言」 という本を出版した。 韓国で波紋を広げている。
その本は語る、「日本は我々が学ぶべき国です。アメリカにないものが日本にはある」。
昨年の秋、8日間にわたり日本国際交流基金の招きで、日本を生まれて初めて旅行したことが動機になったという。 その旅行においてカルチャーショックを受けた。
韓国で問題になっている靖国神社へ行った。 行く前は日本帝国主義を賛美する物々しい飾りや展示場があるかと思ったが、神社はひっそりとして神聖な気持ちに打たれたという。 展示場(遊就館)も見たが、イメージとは違い、韓国がなぜ騒ぐのか同じ韓国人としてとまどったと告白する。
「誰が見ても、靖国神社問題では日本に分がある。韓国が日本に靖国を参拝するなと、文句を言うことは愚かなことだ」。
そして続ける、「日本の総理が靖国参拝をする度に、韓国が騒ぎ立てるのは、韓国の思い上がりだ。 中国は日本をこらしめると言っているが、犬が吠え立てているだけだ」。 さらに、「私がもし韓国の大統領になれば、日本を占領する」 と言い、すぐに冗談ですと笑った。 「それだけ日本がうらやましいのです」。
彼は続ける。 韓国人の心に絡まったもの、硬くなっているものを解き放たなければならない。歴史の被害者意識のため韓国の子供たちまで硬直しているようで残念だ。
日本の若者の奔放さが見ていて羨ましい。
そして韓国では、『趙英男は親日派だから日本に追放しろ』と言われる。 実際怖くもある(笑)。
さて、親日派という烙印を押されると韓国では生きていけない。 場合によっては、親日反民族法という法律によって罰せられる。 日本を誉めると周りから攻撃される。
だから口をつぐむ。 しかし、その中にあって、趙英雄が親日の本を出すのは、韓国を愛しているからだ。 韓国の白い酒、マッコリを飲めと私に差し出した。
(ムラマサ、蒼く冴える)
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