人生とは航海のようなもの

　震災の影響もあって、今年は海津の桜を見に行く気にもなりませんでした。
行けなかった。のではなく、どちらかと言えば行かなかった。
在庫の確認、資材の確保、仕事の見通し・・・そんな事を考え、そんな気分にはなれませんでした。気が滅入って来るのでバイクをイジくったり何かを買ったり随分と気を紛らわすのに必死だったのかもしれません。

　僕の地方では直接的な被害は殆ど有りませんでしたが、仕事に関してはかなりの影響が出ています。これは阪神や中越の時には見られなかった事で、それだけ地震とそれに纏わる被害の大きさをあらためて実感します。
仕事に対する不安や焦りは色々な風評や現実にどうしてもかき立てられてしまいます。人間が小さいな。なんて思いつつも自分1人で焦っていたかもしれませんね。

　人間は平等ではない。もし平等だとゆうなら泣く人がいて笑う人がいる。それが平等であるという事だ、と。確かにその通りだと思います。無くなった会社の分は儲ける会社があり、そのどちらかの影響はこの先日本中の会社が受ける事でしょう。

　大きな波に乗りたいとは思いません。先の平等論からすれば大きな波の後(前も)には必ず大きな谷がありますから。海の水の量が変わらなければ波があっても絶対的な量は一定ですから。

海流や風に乗って進むくらいで丁度良いですよ。