むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『漂泊の牙』熊谷達也(集英社文庫)

2017年11月27日 | 読書

熊谷達也は、自然とともに暮らす人間たちの生き様を調べ尽くして、それを元に物語を紡ぐところが読み応えとなって迫ってくるタイプの作家です。

それらのことに興味があれば読んで損はありません。

ただ、いささかサービス精神が旺盛で、ハリウッド映画張りのアクションなどを入れてしまうところに、やりすぎ感を感じます。

作者自身も意識しているようで、「これではハリウッド映画だ」というセリフが作中にあったりします。

言われる前に言ってやれ! 作戦ですね。

絶滅したはずの日本オオカミと山に生きるサンカの関わりがミステリアスで良い味を出しています。

また、主人公の城島が野生と理性を併せ持っていてかっこいいんだこれが。

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海洋の漂流者~エボシガイ~

2017年11月27日 | 小さな自然

漂流物にくっついて、海洋を旅する動物エボシガイ。

貝のようですが、貝ではなく、エビやカニと同じ甲殻類に分類されます。

漂流している物になら何にでも固着するのでしょう。

最近ではペットボトルもお気に入りのようですよ。

コメント (2)
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