むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『無(最高の状態)』鈴木祐(クロスメディア・パブリッシング)

2022年10月11日 | 読書
無我の境地を神経科学と脳科学から解き明かした書。
自己を無くすことが無我であり、そこへ達するまでのトレーニングメニューがこの書の売りとなっています。
自己を無くすことには、それなりの危険が伴い、特に瞑想の危険性について指摘して対策まで書いてあるのには驚きました。
無我の境地に達するには、長年のトレーニングが必要であり、それを継続するにも努力が必要です。
とは言っても、達人になるのではなく、普通に暮らしている分には、年と共にやってきたことを意識するだけでもけっこういけそうです。
自己を俯瞰して見ながら、縁起を重んじ、つながりの中で生きている実感を得れば良いのです。
他の心理学で、メタ認知とか、共同体感覚とか言われているものに似ています。
悟りもそうですが、こういったメンタル面の強化というのは、いろいろな捉え方があり、自分で腑に落ちる方法に出会えればそれに沿ってやればいいのだと思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タムラソウに集まっていた虫たち

2022年10月10日 | 小さな自然
タムラソウの群落があり、花にいた昆虫たちです。

シジミチョウの仲間のウラナミシジミ。
ハナムグリが食らいついています。
ツマグロキンバエ。シマシマの複眼がおもしろい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

角田山(ほたるの里コース)2022秋

2022年10月09日 | アウトドア
すっかり涼しくなり、セミの声もまったく聞こえなくなり、静かな山行となりました。
街路樹の銀杏並木も色づき始めまりましたが、山はまだまだ秋の入り口といったところです。
三角点をすぎたところに4合目の標識が設けられていました。
5合目には標識がなく、6合目にありました。
五倫石コースとの合流点を過ぎた頃に8合目の標識が立っていました。歩行距離から言えば、8.5合目あたりですが、これから急登になるので、体感的には合っているとおもいます。
稲刈りも終わり、スッキリとした新潟平野。
サラシナショウマ。
オヤマボクチはほとんど蕾でしたが、1輪だけ咲いていました。

ムラサキシキブはまだ色づいていませんでした。
これから、だんだん秋も深まっていき、静かな山散歩が楽しみになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『バナナの魅力を100文字で伝えてください』柿内尚文(かんき出版)

2022年10月08日 | 読書
「伝える技術」ではなく「伝わる技術」。
自分の側から伝えるのではなく、相手から見て伝わる技術です。
誰でも頭を痛めていることでしょうが、伝わらないことを前提に伝えることも重要です。
大事なことは、この程度のことで、あとは小手先の技術がいろいろ紹介されていて、「これ、やっていたなぁ」というのもけっこうあります。
間違ったことは書いていないと思いますので、何か気づきや、忘れていたことを思いたり、確認などのために一読しておいても損はないでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クルマバハグマ

2022年10月07日 | 小さな自然
クルマバ○○という草はたくさんありますが、そのバグマ版です。
葉っぱはこんな感じ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲンノショウコの種がはじけた。

2022年10月06日 | 小さな自然
ゲンノショウコの種がはじけて、ガクが紅葉していました。

ゲンノショウコの種は、こんな感じ↓のが……
こんな感じではじけます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『動物農場』 ジョージ・オーウェル(グーテンベルク21)

2022年10月05日 | 読書
何かと評判が良いジョージ・オーウェルの発読です。
テンポが良くて、読みやすく、風刺が効いていて痛快です。
ある農場で、人間の搾取に溜まりかねた家畜たちが立ち上がり、人間を追い出して自分たちで農場を経営することになりました。
農場の収益は、家畜たちで公平に分配し、人間に採られない分、潤っていくはずでした。
ところが、いろいろと事件が起こったり、思惑や陰謀があり、だんだんおかしな方向へ向かって行きます。
物語が書かれた時代から推測すると、共産主義革命の風刺だと思われます。
最初は資本家を追い出して、労働者で富の分配を企てますが、一部の支配者階級が発展していき、プロバガンダや暴力を使って人民を支配し搾取がはじまります。
そして、最期には、また資本主義に逆戻りとなってしまうのでした。

面白いのは、共産主義国家のことだけではなく、WW2前の欧米から見た日本もそうだったと思うし、現代のSNSの炎上騒ぎなどにも通じるものがあり、結局、人間社会というのは、こういうものなのだと言う風刺になっている点です。
真理というのもの一つの描き方をお手本として示してくれているような本で、一読の価値ありです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8枚翅のアカトンボ

2022年10月04日 | 小さな自然
なんと、8枚も翅が生えているアカトンボを発見しました!

と思ったら、日の光が透けて影を作っているだけでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老後資金用配当金(2022年1~9月)

2022年10月03日 | 投資・節約
老後の自分年金として、構築している株や債券ポートフォリオからの配当金です。老後2000万円問題で問題になった月5万円不足を配当金で賄ってしまおうと思ってはじめました。

1~9月までの配当金は、
円建て資産より  207,312円
ドル建て資産より 306,265円(1ドル145円換算)
合計       513,577円(月当57,064円)
でした。
目標はクリアしているように見えますが、現在の米ドルは歴史的なドル高です。このドル高は悪性の高インフレが原因ですので、いつ暴落するかわかりません。
ドルが下がった時の金額を計算してみると……
128円は、2022年の月平均の円/ドルです。
80円は、10年前のドル安の底当たりです。
107円は、私が基準としているドルの値段で、それより安い時にドルを買うことにしています。
107円のときに、月5万円に届いていないので少し不安です。日本株の配当が6月と12月に多くの企業が出していて、3月と9月は少ないので、12月まで入れると5万円をクリアできそうです。

米ドルが高いので、米国株が値下がりしても買いにくいですが、ドルの配当で買えるので助かります。
今、密かにオーストラリアのリートを少しずつ買い増しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『土の科学』久馬一剛(PHPサイエンス・ワールド新書)

2022年10月02日 | 読書
地殻ではなく土の話。
土は風化した鉱物と生物の働きで作られる土壌です。地球は地殻と大気、海と土壌でできています。土壌は、生物が栄えるために無くてはならないものです。
植物が育つには、窒素、リン酸、カリの3大要素があり、そのうち、リン酸の補給が難しいのです。
農地では、リン酸欠乏が問題となり、リン酸鉱石の発掘により農業が支えられていますが、鉱山が地域に偏っているため、近い将来欠乏する場所が出てきそうです。
ちなみに日本には、リン鉱石は産出しないので100%輸入に頼っています。
日本の水田農業は、千何百年物間、リン鉱石無しで成り立ってきていましたが、欧米型の生産性に特化したシステムの導入でリン鉱石に頼ってしまっています。
何かしらの対策が必要でしょう。

出来るだけ易しく書くつもりだと書いてありましたが、後半になるとけっこう難しい話になっていました。
農地のリン酸欠乏は、それだけ、深刻な問題をはらんでいるのですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする