ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

レインマン

2019年01月17日 22時35分14秒 | 映画

夜間大学院の講義で、「レインマン」をみた。1988年、舞台はアメリカ、自閉症の兄役がダスティンホフマン、弟役がトムクルーズ。自閉症を世に押し上げた映画である。

この前の年、1987年、DSM-III-Rが出されていたので、その自閉症の規定との関係も見てみる必要がある。映画の中で、精神科医達は、レイモンドの特徴を「high functioning」といっており、サバン症候群の特徴を指摘していた。

この映画、自閉症を押し出したが、その「同一性保持」の特徴という変化なさ、あるいはその極微さとともに、トムクルーズ演ずる弟の心情の変化が印象深く描かれる。きょうだいという視点で、自閉症映画をたどってみることも興味深い。

あわせて、レインマン、メインマン、レイモンドなど、英語の発音・音韻、韻を踏むところなども面白い。同時に、映画の表象や表現の時代性、あわせて日本語「字幕」の時代性なども検討することも有意義なものがあるのではないかと思った。