AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

「NMB公演の感想4」(ピーナッツ)

2011-03-12 12:00:00 | SKE48/NMB48/HKT48
「NMB公演の感想4」
【木下春奈という才能について】

みなさんがNMB公演に行って最も驚かれるのが、実は、この事なんじゃないか!?とか思っている。
NMB48…さすが関西!というべきか、ほとんどの子がMC(仕切り)が出来ると思う。
ただ、ここ一番!の全員トークになった時、このチームのMC(+ツッコミ役として)を、切り札的に任されているのは、キャプテンでも、他の年長の子でもなく、木下春奈…。
"ランドセル背負ってんねん!"の子(小6)だ。

この子のトークの能力はすごい…というか、ちょっと衝撃的でさえある。
とりあえず、AKB,SKEにはいない毛色の全く違うタイプ。
そして、この子のやっている事をよ~く観察してみると、ツッコミ,まわし,裏まわし,フリ,「てんどん」へのフリ,ノリツッコミ,受け流し…。
もう、漫才スタイルの"専属ボケ役"以外の全ての技術を、もう持ってると思う。
別に、僕は、過大評価も過小評価もしないけど、おそらく、彼女、才能のあるボケの相方と組めば、ツッコミとして、Mー1の準決勝を勝ち抜くぐらいの能力はあるんじゃないかなぁ!? それぐらいすごい!というか、間の動かし方が抜群。
ただ、まぁ、12歳…この能力をNMB劇場以外の現場でも出せたら…の話なんだけど。

しっかし、ちょっと次元の違うスゴさだよ…間違いなく。
なんか、不意に思ってしまったんだけど、彼女って、もしかしたら、もうすでに、さんまさんの得意としているあの技なんかは使えるのかもしれない。
あの「(相手にキーワードを)言わせる→全否定&ひっくり返す」ってやつ。
具体的に言うと、

"これ、「美味しい」" → "っんなアホなこと…ホンッマに、もうそんなことあるわけないがな1年や2年修業したぐらいで簡単に…ほんまや!"

って、あのパターンね。

たぶん、あの子ね、あの年齢にして、本当は、

"ほんまや!"

が大事なんじゃなくて、相手にそのキーワードを"言わせる"ために「誘導する」って事が何より大切だ!って、理解している気がする。
また、そんなフシがある。
まぁ、観てみて…彼女だけを見てみて…。
NMBのトーク全体をコントロールしているのが、実はこの小6の子だということに気付くと思うから。

そして、木下春奈…まるで、そんな風に見えないのには、この子自身がギャップのかたまりで、そっちの方に、一瞬、意識がいってしまうって事が非常に大きいような気もしている。
つまり、小6で毎日がランドセルの生活を送っていながら、この子が、ひとたび喋り出したら、もう完全に"大阪のおばちゃん(NMBでNo.1)"であること。
彼女…黙っていれば、上品で端正な顔立ちの美人で、しかも、"山口もえの娘かよ!"って感じのおっとりとした雰囲気も合わせ持ってる!ってな風情なんだけど、彼女の使う大阪弁が、(誰が教えたのか?)メンバーの中でもダントツにどぎついこと、どぎついこと。

あと、ブログの文面は、ものすごくしっかりしていて、"この子、勉強出来るだろうなぁ!?"って事は、簡単に想像がつくんだけど、喋ってる内容の方はというと、

"シャーペンあかんねん! 2Bもあかんねん! ウチ、HBやねん!!"

って感じで、どこまでもラフで、また、人懐っこいこと。
まさに、実体のつかめないギャップ少女なのです。

ただ、この子…口調が「ザ・おばちゃん」でも、ちゃんとアイドルらしさも残しているという、もう、きわっきわのバランスの上に立っている何とも不思議な子。
ちょっと変な言い方なんだけど、浜口順子(ホリプロの元アイドル?)ほど、芸人に傾倒していない、ちょうどエエ…このギリギリの感じが本当に絶妙。
そして、今までに挙げてきた全ての事(才能)に、おそらく彼女自身、完全には気づいていないと思う。
そこが、ミソ。

さて、文章では、後ろにも前にも間を作れるという…あの絶妙なさじ加減が伝わらないのが、本当に残念なんだけど、そんな彼女の特徴とNMBのMC(全員トーク)の雰囲気がよく表れていた公演のラストシーンを・・・("豆まき"のゴチャゴチャの後だったかな!?)
その日、自分の出ていないトーク場面で、

"春奈、自分のこと、オッサン言うとったで…"

って舞台上で言われたのを根に持っていたのだろうか?

春奈:ちょっと,ちょっと,ちょっと…(舞台下手から登場!) 誰がオッサンやねん!…言うてないやん!

彩:春奈、あんた、みんなのこと、"オバチャン,オバチャン"言うてまわるからそう言われんやで…

春奈:ってゆーか、性別変わっとるがな!
(全員で、"せ~の"って手をとって前に…)

誰か:ちょっと待って~!? 今ので終わってええの?

春奈:シマったやん

彩:そやな…
(再び、"せ~の"で前に出て、拍手をもらってエンディング…)

どう? 考えられへん展開でしょ!? でも、こうなんです。
そして、その中心に、小6の女の子がいる。
ちなみに、春奈ちゃん、"ちょっと…"って登場してくる時、吉本新喜劇の大基本をちゃんと守って出てきた。
つまり、演技は舞台ソデ(5m手前)から。
もう、マイクOFFの段階から、そして、軽く腕まくりをしながら、
"ちょっと…"って、もうカンペキ! でも、どうやったらあんなになっちゃうんだろ?
まてよ、あれを全くの無意識でやっているんだとしたら、大阪で育った子とはいえ、ちょっと怖い…怖いです。
しかし、スッゴイのを見つけちゃったな。
でも、今度は、もうチョイ、歌の方も聴いてあげよ。

最後に…NMBとAKB、正直、トークの質が違いすぎて上手く絡めないかもしれない。
いらぬ心配をしてみました。
(おしまい)
コメント (3)
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