WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

試験林のマツタケ発生調査

2019年10月10日 | まつたけ

和歌山県富貴にあるマツタケ山作り試験林に発生調査に行ってきました。
試験林山頂でまずは腹ごしらえ。

発生を確認できてホッとはしたのですが、このところ雨が少なく地面がやや乾燥気味のためか小ぶりのものが多かった。

成果は7本。参加メンバー8人で山分け。

帰りに御所市のスーパーオークワに立ち寄り、ここでしか売っていない極上サバ寿司を買いました。フルサイズで698円、ハーフサイズが358円と他の「名店」と言われている店に比べると、サバも分厚くお味はむしろ上だと思いますが1/3~1/4の値段と激安。

がまんできなくて店内のイートインでハーフサイズを1つ食べました。
このスーパーにはセルフレジがあって、そこを通すと消費税は8%。イートインで食べれば10%の消費税のはずですが、セルフレジにはそもそもそんな選択機能自体がありません。結果ハーフ1パックについては2%の脱税となってしまいました。なんとも支離滅裂な消費税アップの矛盾がこんなところにも。

帰宅後、分け前のまつたけをお吸い物にして鯖寿司といただきました。とってもおいしかった。小さな幸せとはこういうことですね。


岩田山(まつたけ山)整備

2019年06月06日 | まつたけ

和歌山県の某所にある岩田山の整備に出かけました。
この山は現在もマツタケが発生していて、発生環境を保つため整備を続けています。帰路の途中、奈良県御所市にあるスーパーオオクワの安くておいしいサバ寿司ももう一つの楽しみです。

今回は表層に落ちてきた富栄養化の素である落枝落葉を搔き取って掃除しました。下界は真夏日、山の上も木陰は比較的涼しいのですが日向はやはり暑い。汗たらたらの作業となりましたが発生地の地搔きはほぼ完了することができました。今年の秋が楽しみです。

地搔き中の斜面。結構な急斜面でスキーなら上級コース。


地搔き後の斜面。きれいになりました。



和歌山出張

2019年05月16日 | まつたけ

和歌山県のとある山へ、仲間7人で出張整備に行ってきました。
高野山付近の山までは、京奈和道がだいぶんつながってきたので約2時間。数年前までは2時間半かかりました。
整備地の標高はおよそ600m。500m付近まではくねくね山道を走って車で登れますが、最後の急斜面を約30分かけて徒歩登山。まあまあ大変です。

マツタケの生える山の基本3条件は、

1.樹齢15年~30年のアカマツが優先的に高密度で生えていること
2.地面を覆う厚い腐植層が無いこと(土地が栄養過多だと生えない。胞子も根に届きにくい)
3.近くにマツタケの生える山があって胞子が飛来する可能性があること

です。

今回出張した山は、1、3の条件は満たしており、後は条件2を満たすように落葉落枝を搔き取り除去して腐植層の堆積を防ぎ、マツタケ胞子が飛んできてアカマツの根に取りつきシロを形成するのを待ちます。これまでにも年3回以上は出張整備している山です。

地表に腐植層が堆積しないように落葉落枝を搔き取ります。

きれいになりました。

私のお楽しみは途中、奈良県の南端御所市にあるスーパー「オークワ」の特性サバ寿司。
1尾の半身分が698円と安くて、身も厚く美味い。人気なのか残り2個しかなく慌てて1個買いましたが写真を撮り忘れ。
帰りにお土産用に、こちらはまだ残っていたけれど少々割高(358円)の半分サイズをお土産用に買いました。
御所市付近に行かれた際にはぜひ、お薦め。


まつたけ山作り応援隊 荒神山

2019年03月23日 | まつたけ

まつたけ山復活させ隊では、各地のまつたけ山作りの応援にも出かけています。
彦根市石寺地区の荒神山でまつたけ山作りを行っている荒神山ファンクラブ、荒神山山王会、まちづくり石寺主催の作業応援に行ってきました。このプロジェクトには滋賀県立大学のみなさんも協力しています。

朝、まずはミーティング。

山頂から続く尾根筋のアカマツ林を整備します。
なかなかの急斜面なので下に石を落として人にケガさせないよう注意しながら大変な作業です。

琵琶湖の眺望がすばらしい。こんなところで食べるお弁当はさぞかし美味いことでしょう。

お昼は滋賀県立大の学生さんがやっているコメニティーカフェ(地元特産の米から命名)のオリジナル創作料理、荒神山カレー。ライスは荒神山を模してあります。型はシリコンで作ったそうです。カレーもルーは使わず、米粉とスパイスで作った本格派。地元野菜たっぷり。

コメニティーカフェの活動と荒神山カレーについて説明する滋賀県立大の学生さん。初々しいです。

昼食後、まつたけ山復活させ隊の吉村代表がまつたけ山作りについて講演。

閉会後、コメニティーカフェへ移動して特製スイーツをいただきました。

米粉のワッフル=コメッフルにアイスと小倉餡やチョコバナナ、イチゴジャムをトッピングした3種類のどれかと飲み物のセットで500円!これは安い!
私は、小倉きな粉セットを選びました。コメッフルは私好みの堅焼きでとても美味しかったです。


まったけ狩り

2018年10月14日 | まつたけ

和歌山の試験林にまったけ狩りに行きました。


先日の台風21号、24号で山はかなり荒れていました。


ここは標高が高く(600m余)残念ながらシーズンは終了。鹿に笠を食われた?軸のみ収穫。
ただまつたけの香りは強く、お吸い物にしておいしくいただきました。


和歌山試験林出張整備

2018年06月15日 | まつたけ

昨日、和歌山県富貴の「マツタケ山復活させ隊」試験林に今年2回目の出張整備に行ってきました。

落葉落枝などが堆積した腐植層で富栄養化した土壌では、栄養豊富な土壌を好む植物や菌類に負けてマツタケは生えなくなってしまいます。
富栄養化の根源の腐植層を取り除くため地搔きを行います。まつたけ山整備では最も重要でしんどい重労働ですが、これを怠るとマツタケは生えなくなってしまいます。

地搔きの前準備として、日照の確保や地搔きしやすい地拵えを目的に支障木、不用木の伐採・除去を行います。よくある森林ボランティアはだいたい伐採が主で、伐採という作業はわりと楽チンで痛快で楽しく皆やりたがるし、実際、イベントのアクティビティとしてもしばしば行われています。ただし、有効な伐採を安全に効率よく行うことは本当はもっと難しいのですが(ボランティアレベルの伐採はほとんど”お遊び”?といっても過言ではない)。

さて、しんどい地搔きの方法はいろいろ考えられますが、山深く動力機械の使用も難しい急斜面では簡単な道具と人海戦術だけが頼り。
まずはクワを手に地搔き。

写真中央、掻いた腐植層に見られる白っぽいものは、「ケロウジ」というマツタケの競争相手の菌根性菌類で、富栄養化した松林にはびこってマツタケを駆逐してしまいます。

搔き取った腐植はシートに集め、

包んで

整備計画林地から林外へ運び出します。

地搔きの終わった斜面。