岩倉のS山で まつたけ十字軍の定例マツタケ山再生作業を行った。
今日は、昨日職場放棄した安倍首相の話題でもちきりだった。「安倍さんは「解離性障害」、モンゴルのドリームランドへ行って朝青龍と一緒に治療すればいい」なんて冗談はさておき...
作業は、マツタケ発生に適した立ち木密度になるよう間伐、地面に溜まった腐植を取り除く地掻きを行い、マツクイムシ(通称)にやられた松を伐採焼却処分する。(詳しくは9月4日で紹介した吉村文彦先生著「ここまできた!まつたけ栽培」参照)
日本のように傾斜の入り組んだ山では伐採木を山から搬出するのが難しく、林業者、林家の方々が山の情況に応じて様々な集材方法を工夫されている。S山では整備地が車が通れない狭い林道沿いにあるので、軽トラが入れるところまではソリに積んで搬出している。
他にも例えば、シュラと呼ばれるすべり台のような方法や簡易ロープウェイのような方法などがある。
下図はマツクイムシにやられた松のマツノマダラカミキリの穿孔あと(矢印)。
宇治田原町でマツタケ山整備をしている「宇治田原マツタケ研究会」の研修会に参加し、メンバーの山本さんの山を見学してきた。これから散水設備を設置し地温、土の含水率などのデータを取り発生との関連を調べる計画とのこと。普通のマツタケ名人と言われる人たちや山主は経験だけに頼るのが常だが、科学的なデータに基づく整備をしようとされているのには敬服した。「まつたけ十字軍」からも吉村先生はじめ代表が参加し協力して進めることになった。