WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

刀剣乱舞?

2018年03月05日 | アート

北野天満宮の絵馬殿を見に行ってきました。なんで絵馬殿を見に行ったのかは、話が長くなるので改めて書かせていただくことにしますが、ちょうど宝物殿の一般公開、宝刀展も行われていました。重文を含む所蔵刀剣類約40振りが展示されていました。


刀剣という、どう考えてもオヤジしか見に来なさそうな渋さの極致のような展覧会に、アニメに出てくるようなイケメン主人公たちが看板などいたるところに表示されていて、若い女の子がわんさか入場していくのです。


「鬼切丸」という刀剣にも興味はあったのですが、その奇異な現象に大いに好奇心をくすぐられ見学してきました。

ちなみに、「鬼切丸」は平安時代に、源満仲が伯耆国(今の鳥取県中西部)の刀工安綱に作らせたと伝えられている刀です。一条戻橋で、渡辺綱が鬼女を切ったという言い伝えから鬼切(鬼切丸)と言われるようになりました。また別名「髭切」とも言われ、その由来は罪人を試し切りした際に髭までも切れた事によると言われています。明治時代には国宝に指定されていましたが、戦後の文化財保護法改正の際、重要文化財(重文)に格下げ?されてしまいました。その理由までは分かりません。刀にまつわる伝承話が荒唐無稽であるためでしょうか?

実は、「鬼切丸」と名付けられた刀は兵庫県川西市の多田神社にも存在し(下の図)、どちらも安綱作と伝えられています。伝説にしろ鬼女を切った「鬼切丸」は1振りしか存在しないはずですが...、さて真偽のほどは。

その他の展示品の一部。

なんともFATな小刀。

こんなのも。


さて、なぜ若い女の子(刀剣女子?)が大挙して押し寄せていたのか?
その心は、「刀剣乱舞」というマンガ・アニメとゲームにありました。これらは、銘刀たちの化身であるイケメン男子たちが活躍するというものです。はァ~、知らんかった~。28になるうちのムスメも知りませんでした(すでにオバサンということ??)


ま、「刀剣乱舞」はさておき、宝刀公開展はなかなか見ごたえあります。銘刀はもちろん、刀剣女子の生態にご興味のある方はぜひ。
3月31日まで。北野天満宮 宝物殿にて開催。大人500円(宝物殿のみ入場の場合)