WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

焚火考

2018年12月16日 | 里山

木津川市の鹿背山で里山作業休憩所に風除けシートを張っておりました。

もっとも、私は自然を楽しむための場所にプラスティックシートを持ち込むのは好きではありませんが、ま、そこはいろいろオトナの事情がありまして^^;。

完成後、焚火で焼きバナナを食べながら一休みしていると、折りから開かれていた里山学校の子供たちがやってきました。



みんな焚火に大喜び。私たちが子供の頃は、近所の空き地や刈り取り後の田んぼで当たり前のように焚火、焼き芋をやっていたものでした。
最近は「やってはいけない」コトの連発で焚火もそのあおりを食って簡単にはできなくなっているようです。子供たちもあまり慣れていないようで、遠くからコワゴワ木の枝を放り込んだり、煙を吸い込んでしまったり…。焚火を気軽に楽しめない子供たちはなんだかかわいそう。

1時間ほど楽しんでみんな帰っていきましたが、実は焚火の楽しみは炎や煙が豪快に舞い上がっているときだけではありません。本当の楽しみは実は、火がおさまって熾火となったこれからなんです。この熾火が柔らかい遠赤効果を発揮して何を焼いても美味しく焼きあがるんです。私たちは、イモ、オムスビ、魚、ソーセージ、銀杏、...、いろいろ焼いて楽しんだものでした。
その本当の楽しさを知ることなく帰っていった子供たちは残念で仕方がない。もっとも、一人の男の子が「マシュマロ焼いたらおいしい」と言っていました。家族とキャンプで焼いて食べたことがあるのでしょう。私たちの頃はマシュマロは無かった、いや、あったのかもしれないけど手に入りませんでした。