スーパーで30cmくらいの天然ツバス刺身用(舞鶴産)が198円。調理済みの刺身は高くて躊躇するけれどこれは安い!ついつい手が出てしまった。
今やブリは代表的な養殖魚ですが、最近は若狭あたりでも天然物の水揚げが多く、餌代や生簀などの設備にコストがかかる養殖物より安く出回っているようです。
三枚おろしに挑戦。まずは腹を開くと食べて消化されていない小鯵がぞろぞろと7、8匹出てきました。慣れない三枚おろしに少々ムダにしてしまった部分はありましたが、何とか刺身になりました。骨付きアラは味噌汁に。美味かった。まあ、さすがに冬のハマチや寒ブリとまではいきませんが。
タケノコじゃないけれど7割方は骨のある部分や皮。刺身の価格の大半は調理技術料と残るアラの処理代ということを改めて思い知ることとなりました。残りのアラは庭に埋めて柿や柚子の肥料に。
ちなみに、ブリは成長とともに名まえが変わる出世魚の一つであることはここに書くまでもなくよく知られています。
関西では、ツバス(35cm以下)⇒ハマチ(35cm~60cm)⇒メジロ(60cm~80cm)⇒ブリ(80cm以上)と成長していきます。
関東ではこれが、ワカシ(35cm以下)⇒イナダ(35cm~60cm)⇒ワラサ(60cm~80cm)⇒ブリ(80cm以上)となるそうです。