本部での宿所、ゲストハウス「なんで家ねん」。この日はオッサンばっかりの”むさくるしい”夜でした。
でもみんな個性的な面々で楽しく過ごせました。オーナーは元大阪人で沖縄好きが高じて移住してしまったそう。どうりでの屋号。
客は私を含めて5人、同じ70代ながら横浜から自転車旅という元気なオジサン(ジイサン)、北海道で貸別荘を営んでその上がりで旅してるといううらやましいようなオジサン、千葉からピーナツをたくさんお土産に持ってきたオジサン、そして音楽家のオジサン。
後から分かったことなのですが、この音楽家さんが実は凄いお方だったのです。
ギターがあったので沖縄の歌なんかを歌っていたら、私の持っていた「童神」の譜面を見て「いい曲だからセッションしないか」と誘われたのです。まあ、みんな仲良く一杯入って興ものっていたし「ヤレーヤレー」ということで…。
初めて見た楽譜を練習も無しで、演奏しながら”曲想”をつかみ表現する見事な演奏にビックリ!
これはただ者ではないとみなが問いただし、しぶしぶながら明かされたところでは、南米某国の楽団のコンサートマスターで自身もフルート奏者として演奏もされるとのこと。さもありなん、こんな安宿(失礼ながら)に、隠密旅?ご本人の弁では「ホテルなんかよりこういう宿の方がいろんな方々と交流できて楽しい」とのことでした。分かる分かる。というわけで、奇跡のコラボセッションが実現、とてもいい思い出になりました。
宿近くの岸本食堂さん。
潅水を使わず木灰でかためた沖縄そばが、評判に違わずおいしかった。有名人もたくさん来店されていて、色紙や写真が所狭しと貼られていました。観光端境期の平日でも大勢のお客さん、おそらく地元の方々で賑わっていました。
沖縄そば(小)650円と値段もリーズナブル。スープの出汁がカツオ濃いめだけれど関西のうどん出汁に近い味で、そばも本土の十割和蕎麦のような食感。ソーキも甘辛くよく煮込んであってウマイ。関西人の口にはよく合うと思いました。(小)で十分お腹はふくれました。ちなみに(大)900円。
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