●望む新知事像「トップダウン型」「調整型」が拮抗 県民世論調査
信濃毎日 7月21日(水)
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県世論調査協会は20日、8月8日投開票の知事選に関する県民世論調査(800人)の結果をまとめた。望ましい新知事像について、自分の意見や個性を前面に出して組織を引っ張る「トップダウン型」が48・4%、行政の手法やバランスを大切にして組織をまとめる「調整・組織型」が45・9%と拮抗(きっこう)した。
同協会の過去の調査では、田中康夫前知事が誕生した2000年知事選前はトップダウン型が51・6%で調整・組織型の42・3%より多かった。出直し知事選があった02年8月に両者が逆転、それ以降差は広がり、村井仁知事誕生直後の06年8月は、調整・組織型が76・5%でトップダウン型を58・2ポイントも上回っていた。トップダウン型とされた田中氏、調整・組織型とされる村井氏の県政運営を経て、有権者の意識は変わってきているようだ。
新知事に、村井県政を継承してほしいか-との設問では、「継承してほしい」が39・5%、「継承してほしくない」が46・8%だった。
一方、参院選後、全国初の大型地方選挙となる知事選で注目される政党の役割については、候補擁立に「あまりかかわらなくてよい」が62・1%、「もっとかかわるべきだ」は29・0%だった。有権者が必ずしも政党の観点から知事選をとらえているわけではないことがうかがえる。 |