「夏休み」と「お盆」で各地手で混雑が予想されている。
例年のことだけど。
それを承知で、今年は私たちもあえて、「その混雑のとき」に山に高山植物の花を見に来てる。
ところは、中央アルプスの駒ケ岳の伊奈側。
反対側には南アルプスの3000m峰が並ぶ。
もちろん、ロープウェイを使う。
とはいえ、降り場の「千畳敷カール」の標高は2600メートル。
立派な高山。
ここから駒ケ岳山頂2956メートルまでは、標高差350メートル。
最近は中高年の登山の事故が強く指摘されているので慎重に。
学生のときは国土地理院の5万分の一の地図を使って登山していた。
今回は、パンフレットだけでは「山を甘く見る」ことになるので、一応地図を用意することにした。
ただし、ノンビリ行くから倍の縮尺の 2万5千図「木曽 駒ケ岳」を買った。
あとは「天候」。
天気の週間予報をみて、大丈夫と先日、宿を予約した。
・・・下記の千畳敷のホテルは空きがない(今頃、当然か)ので、ロープウェイのふもとの宿を「じゃらん」で予約した。
幾つか空いている部屋で、気分の良さそうなところにした。
(当初の見込みの予定)まず、カールのお花畑を楽しむ、
天気がよければ稜線にあがって、山の景色を楽しむ。
降りて、温泉で休み楽しむ。
・・・・・予約してしまった「あと」に台風が発生した・・・・・ぬぬぬ
・・・仮に、山が悪天候なら、温泉で休み楽しむ。
あと、おいしい蕎麦でも探すか・・・・
・・・・そう思いながら、一番の便のあとのロープウェイに間に合うようにと、昨日、早朝4時に出発・・・
・・・・どうだったか・・・
(台風を前にしての実際の山の様子)出発してから、最初は曇りから雨だったのが、
恵那山のあたりから、東の空に朝焼けや青空も。
一度しぼんだ期待が、ワクワクと再び膨らむ。
駒ケ岳ロープウェイを降りた朝7時半の千畳敷カールは薄いけど「霧」模様。
しばらく待って、眺望が出たときに歩き始めた。
稜線を目指す人たちも少なくない。
(こんな日に登っても、上は雨でちっとも楽しくない間に・・・と余計な心配をしたくなる)
ともかく、カール一体は、いろんな種類の花、たくさんの花が咲いている。
初めて来たけれど、ここに花を見に来たことは正解だったと感じながら、写真を撮った。
・・・・その素晴らしい花やその後の行動のことは改めて紹介する。
・・・今朝の「駒ヶ根・菅の台・ロープウェイ・バスセンター」近辺の天気は、
雲が多く、「霧雨」気味。
(追記 当日の花や宿の様子)
8月15日ブログ ⇒ ◆千畳敷カールのお花畑/木曽駒ケ岳/さすが、高山植物の宝庫
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ちょうど先月の7月25日の中日新聞に出ていた(広告ページ)
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(国土地理院 2万5千図「木曽 駒ケ岳」の一部を200%に拡大してみた)
泊まりは
●南信州駒ヶ根高原 山野草の宿二人静
●山野草の宿 二人静 /早太郎温泉
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●木曽駒ケ岳 きそこまがたけ 中央アルプス 2,956メートル
信州山岳ガイド
空木岳登山道の駒石付近から北側の眺望。
左から中ア最高峰の駒ケ岳、やじりのように突き出た宝剣岳、すり鉢形の千畳敷カール
駒ケ岳山頂の神社わきで休憩する登山者たち
地図データ ©2010 - 利用規約特徴
南アの駒ヶ岳を甲斐駒、東駒というように、この駒ヶ岳も木曽駒または西駒と呼んで区別している。
駒ヶ岳の命名は伊那谷から望める雪形説と神馬献上説がある。
中央アルプス(木曽山脈)は伊那谷と木曽谷にはさまれた南北およそ90キロの山脈で、この山は北端部にあって山脈の最高峰。あとわずかで3,000メートルに届く高峰であり盟主といってよい。
本岳、中岳、前岳の三つを一括した総称であり、古くから人々にあがめられていた。それは木曽側に多く残る信仰登山の建造物、雨乞い登山や高遠藩の検分登山の記録、そして近代になってからの学校登山の歴史などによってうかがい知ることができる。
その学校登山で悲劇として知られるのが、大正元年(1912年)八月の地元中箕輪小学校一行37名中校長以下11名の遭難凍死で、のちに新田次郎が小説『聖職の碑』で描き涙をさそった。
悲劇はさておき、昭和42年に伊那谷側から標高2,612メートルの千畳敷までロープウエーが開通し、一気にだれでも高山帯へ足を踏み入れられる大衆的な山となった。むろん日本百名山に入れた深田久弥が登ったとき、それはなかった。
伊那谷から西では御嶽山に次ぐ高峰である。
行程
ここでは最も一般的なロープウエー利用による宝剣岳経由の駒ヶ岳を紹介しよう。
ロープウエーで終点の千畳敷駅まで約8分。駅から駒ヶ岳神社の前を右へ。千畳敷カールのほぼ中央の水平道を行き、八丁坂のジグザグののち、伊那前岳と宝剣岳の鞍部である乗越浄土(50分)。左折し宝険山荘の左側から宝剣岳北稜へ。天狗岩の左から宝剣岳直下へ下り、鎖場をこえ木曽側をまいて頂上(30分)。宝剣山荘まで下り直進し分岐。さらに直進して中岳(30分)。駒ヶ岳手前の鞍部へ下り、ゆるやかな斜面をジグザグで頂上(30分)。ただし、海の日やお盆はロープウエーで長時間待つので極力避けるのがよい。
ほかに伊那側からと木曽側から主として各3本のコース、南の空木岳方面からの縦走路もある。
見どころ
標高2,600メートル以上の氷河地形である千畳敷カールから八丁坂にかけて、コバイケイソウ、アオノツガザクラ、ヨツバシオガマ、タカネグンナイフウロなどが咲くお花畑があり、中岳手前の天狗荘西には年代別播種のコマクサのお花畑がある。
駒ヶ岳の稜線には、ここの特産種で大変貴重な純白の綿毛をまとったコマウスユキソウが咲く。
頂上は展望絶佳で、富士山はもちろんのこと、御嶽山、乗鞍岳、北ア、南ア、中ア南部の山々を眺めることができ、飽きることはない。
近くの温泉など
伊那側入山口の駒ヶ根高原にある早太郎温泉「こまくさの湯」。同高原家族旅行村に「露天 こぶしの湯」。入山口から車なら約40分で上伊那郡宮田村の駒ヶ岳を浴室から眺められる「こまゆき荘」。
●信州の旅.com フォトギャラリー 夏・千畳敷カール
●2008年 千畳敷カール春から夏の情報
(2008/8/7情報)
千畳敷カールは夏の一番いい季節を迎えております。高山植物たちも今が盛りと短い夏を謳歌しております。カール内では今チングルマ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ヨツバシオガマ、ツガザクラ、コイワカガミなど多くの高山植物がカール内を賑わしております。
これからは夏の天候が一番安定している時期でもありますので、トレッキングには最適に時期と言えます。しかし2600mの高山ですので、雨具と一枚余分に長袖も持参しましょう。時には雷雨、落雷も想定出来ますので、早めの下山を心がけましょう。
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ところで、7月に行った北海道・大雪山の黒岳は、花がいっぱいだった。
◆大雪山の黒岳/高山植物・花の楽園・コマクサの大群落/旭山動物園/伊勢湾は濁っていた
コマクサ
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
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●黒岳の周辺の地図
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