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てらまち・ねっと



 連休明けのブログで、「淡竹(はちく)に花が咲いた」、「開花は約120年に一回」、「モウソウダケは約60年」との旨を書いた。
   (2014年5月9日 ⇒ ◆淡竹(はちく)の花が咲いた。約120年に一回とか/モウソウダケは約60年とか)

 そのうち、「今、裏山の淡竹に花が咲いている」という部分は、専門家に確認したら「開花ではなく『病気』」だそう。
 それで、訂正のブログを出す。私は、そのころ、とても忙しかったので、つれあいが専門家に確認し、載せている。
 その説明や写真を今日のブログで利用させてもう。
 結論としては、開花でなく、「天狗巣病」「テングス病」。竹を枯らすそうだ。
 
 ★《「昔からあったが、 近年、全国的に蔓延し、手が付けられない状態」
 「テングス病は『活力を失った竹林で発病する病気』」
 「テングス病と竹林の放置とが一体の関係にある」
 「この病気の対策は、『伐って燃やす』のみ」》


 ともかく、淡竹は、「120年に一回花が咲いて、枯れる」という、専門家の話には変わりはない。
 個人的には、竹やぶは絶やして、果樹や花木を植え、ミツバチの餌になる花の咲く植物などをたくさん植えたいと思って来た。

 この3年ほどは、このタケノコの出るシーズンになると、1か月ほどの間は週に1回から2回、タケノコを倒しに藪に入って"タケノコ倒し"の作業をして来た。
 全体をくまなく回って、出たばかりから数メートル(すぐに伸びるから)のタケノコは、見つけたものすべてを倒してきた。
 前記の専門家の見解からも、「テングス病」の発生は、そういう"世代更新のできない悪環境"が原因か、それ以前の"長年の放任による過繁茂、高密度化"が原因なのだろうと想像している。

 いずれにしても、ヤブを眺めてみても、葉の落ちた竹がたくさん立っているようになったし、ヤブの竹の葉の色が全体として緑っぽい色から黄色っぽくなってきている。
 この「はちくの勢いのなさ」は、私には、フッフッフと映っている。

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・・・ほんとに開花なのか疑問があったので、記事のなかで紹介したホームページの作成者、
竹の専門家の渡邊政俊さんに、記事をリンクして、メールをお送りしました。


その日のうちにお返事があって、開花と確認するためには、先の方に垂れ下がっている
おしべがあるか見たいので、接写したものを送ってほしいとのこと。

比較的、鮮明に映っている二枚の画像↓を選んでメールで送りました。
  

お返事は、淡竹の開花ではなく「天狗巣病」とのこと。

 HPに「テングス病」の説明があると教えていただいたので、
すぐに見たら、花と思ってもじゃもじゃは「テングス病」の絵とおなじ。

  竹の病気 「テングス病」

竹にはいろいろな病気や虫の被害が見られます。病気の中でもっとも一般的なのが「テングス病」です。

この病気は、Aciculosporium take Miyake といわれる病原菌に犯されるもので、マダケなどに顕著な被害が見られます。 特に、近年、日本各地のマダケ林に猛威を振るっていて、竹林の衰弱が急速に進んでいます。そこで、この病状を説明しましょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・
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この病気は胞子によって蔓延するものですから、蔓延速度は大変なもので、これに冒されると枝は短期間に徒長し始め、 あっという間に枝が房状に異常繁殖して葉が無くなってしまうという恐ろしい病気なのです。
このテングス病は、その病状から一般に「つるじねんこ病」(蔓自然枯病)ともいわれ、昔からあったのですが、 近年、これが全国的に蔓延してきて、まさに手が付けられない状態にまでなっています。・・・・・・・・・・・・・・・・・
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全国的な問題
テングス病は「活力を失った竹林で発病する病気」と理解すべきです。 先日もこのホームページを通じて、「竹に花が咲いた!」とのメールがありました。そこで、よく聞いてみると、 それは開花でなく、このテングス病でした。ちょっと見た感じでは、枝が異常な形になるので「花か?」と 思われたのでしょうが、実はほとんどの場合、この病気です。


いずれにしても、淡竹の「テングス病」は珍しいとのこと。

竹の花じゃなくて、うれしいような、ホッとしたような、ザンネンな気持ちも・・・、
でも、この「テングス病」も、ほっておけば竹が枯れてしまう。

今朝、ウオーキングから帰ってすぐに、
垂れ下がった淡竹を切り倒しました。


近くで、観察するともじゃもじゃの巣のようなものがいっぱい。
だから「天狗の巣」というのでしょうか。


おしべはなくて、細い葉芽のようものが出ています。



  竹林の衰退現象とタケ類てんぐ巣病について2(速報)
てんぐ巣病とは (島根県HP)


病原菌:Aciculosporium take。糸状菌(俗にいうカビ)の1種。

症状
病枝は著しく多数の節をもったつる状になる。多数の病枝が集まってほうき状または鳥の巣状になり,節には小葉を着生する(写真2,3)
。桿(かん)および竹林全体が衰弱する。桿(かん)が早期に枯死するとの調査例もある。

伝染
病原菌の分生胞子は主に梅雨時期に,葉鞘先端部に形成された白色の子座(写真4)に形成される。また,子のう胞子が主に夏季,葉鞘基部に形成された赤褐色でいぼ状の子のう殻子座に形成される。これら胞子(写真5)は白色,糸状で,雨滴によって分散しやすい。伝染は降雨が多く、多湿となりやすい梅雨頃が主な時期となる。

被害
同化作用が衰え地下の茎の貯蔵養分が減少して,タケノコの発生が減少する。罹病竹は強度的に弱く,竹材生産の支障となり,また雪害を受けやすくなる。病巣の下垂,葉の褐変,桿(かん)の枯死,雪圧等による桿の折損により,景観がはなはだしく損なわれる。

防除
罹病竹および老齢竹を伐採焼却処分する。これにより,竹林の風通しが改善され伝染しにくい環境となり,また伝染源が除去され,被害が軽減する。場合によっては,適切な本数に間引いたのち,堆肥・肥料を与えることも本病予防に効果がある。 



・・・垂れ下がった竹を切って、すっきりしたまち箱のまわり。


五つのうち、いちばん左と真ん中の箱にミツバチがいます。


分蜂を待っている間に草刈りしたイチジク畑。


まち箱の前のナンジャモンジャは咲きはじめ。


巣箱の前に何本か、淡竹のタケノコが出ていたので、
とってきて、若竹煮をつくりました。

淡竹はあくがないので、
   

 皮をむいたら、  
さくさくと適当に切って、
   
お鍋に入れて薄味の出汁で煮るだけです。
   
タケノコに火が通ったら、エンドウも入れて、
   
火を止めるときに、ワカメも入れて、さっとかき混ぜておいておきます。

タケノコとエンドウとワカメは相性が良いので、
絶品、淡竹の若竹煮が出来上がり。

日本みつばちの箱の前には、
ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の木が一本あって、
先週頃から花が咲いています。


最初は緑いろがかっているのですが、
開花するにつれて、まっ白になります。


ブンブンと飛び回って、花の蜜をすっているのはコガネムシ。



手前のカラシ菜の花には、ミツバチがたくさんいます。
   

手前には、品種のちがうイチジクが5本植えてあります。
   
バナーネとキングが夏果をつけています。



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