毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 家庭菜園や農家では、玉ねぎの収穫時期。
 タマネギを収穫しても、貯蔵をどうするかが課題。
 省力的に、かつ、確実に保存したいのは誰しも同じ。

 今は、強力扇風機で、3週間ほど風を当てて乾燥させることで、保存している。この方法で、腐りが少なく、芽が出にくいことに納得している。
 このブログにその方法などを、以前から載せている。

 ★2013年5月31日ブログ⇒ ◆タマネギの収穫と貯蔵/「茎は15センチ程度(以上)残すと芽が出にくい」そうだ
 ★2011年6月11日⇒ ◆これはいけそう/「タマネギの乾燥貯蔵方法」/(さらに改善した2013年のデータにもリンク)

 日本で一番の購読数といわれている農業雑誌は『現代農業』と、昔から言われている。
 今年の冬、その『現代農業』の編集部が、その方法を紹介させて、と連絡してきた。
 インターネットの文献や記事などから考えた方法なので、別に隠すことでもないしと了解。
 その記事は、今日のブログに置く。

 ★方法の要点は、葉っぱは15センチ以上残し、2週間から3週間、扇風機でしっかりと乾かす。
 これだけで、腐りもほとんどなく、芽も出にくい。

 なお、うちの収穫は、一昨日の午前、葉っぱを切り(20センチ残した)、堀りあげて乾かした。
 黒マルチの上で気温30度もあるので、翌日に当たる昨日午前、収穫した。

 今年は、昨年より作付を増やしたので、容器がどれだけ要るか、コンテナーが足りるかと心配した。
 かき集めて、どうにか足りた。

 収量は、合計約900キロ。
 内訳は、貯蔵用の黄タマネギ(約700キロ)、貯蔵用の赤タマネギ(約90キロ)、早生の赤タマネギ(約125キロ)。
 これとは別に、早生の黄・赤タマネギ約200キロほどはすでに出荷済み。
  なお、出荷は、寺町畑さんのお仕事。
  
 ブログに今年のタマネギの収穫と乾燥処置の様子を載せておく。
 
人気ブログランキング = 今、1位
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←

 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

農文協の『現代農業』5月号は「タマネギ」特集。

このなかに、寺町畑で収穫したタマネギの
「カンタン!貯蔵のワザ」の記事が載っている。

 『現代農業』5月号●巻頭特集 タマネギに感涙 


(写真をクリックすると拡大)


そのワザとは「コンテナに詰めて風を送るだけ」。

◆カンタン!貯蔵のワザ
コンテナに詰めて風を送るだけ(岐阜・寺町さん)

(写真をクリックすると拡大)


●準備
コンテナーを高圧洗浄機で洗って、準備。
  

●前日(5月28日)
普通種の貯蔵用は6畝ある
(畝の間の草は、秋冬野菜収穫後に一人生えしたゲンノショウコ)
    

20センチほど残して葉を切除


右側は、切除後
左側は、切除後に堀りあげた畝


早生の赤タマネギ
(早生は早く出荷するから、茎は5センチほど残しただけ)




★テスト用
葉っぱを切らない場合の「貯蔵テスト」もする。


●収穫、コンテナー詰め
昨日(5月29日)

ひと畝16メートル。6条から7条植え。
浅い箱には2段、深い箱には3段から4段。
この一畝でコンテナーに10箱。


昨年は、葉っぱを上にした。いわば、畑の状態。
今年は、詰めやすい方で横に入れた。
3人で作業した時の、現場での多数決の結果。
私は縦の方が乾燥するし、畑の状態の方がダメージが
少ないから貯蔵に良いと、今でも考えている(笑)


●仮置
気温は30度。
コンテナ入れたまま炎天下に長時間おくとムレるのが心配なので、
適宜運んで仮置きし、風を当てた
  

この後、計量して種別の収量を記録。
  約700キロ=貯蔵用の黄タマネギ。
  約 90キロ=貯蔵用の赤タマネギ。
  約125キロ=早生の赤タマネギ。
 合計、約900キロ。
 これとは別に、早生の黄・赤タマネギ約200キロほどはすでに出荷済み。

 このあと、昨年の倍近い量なので、積み方の検討をつける。
 パレット2枚ずつとその前に、
 コンテナーを縦に「7つ」の山の「コの字」型にして、
 全体に風が当たる位置に扇風機を置くことにした。
 扇風機の前にもフラットに並べる。
 これが2組、つまりパレット4枚と前スペースを利用。
 一番上や、下にニンニクを置いた。

●積んだところを見ると

★全体
概ね積んだところ


前(南から)


★南側の山
前(南)から


後ろ(北)から


★北側の山
前(南)から
  

後ろ(北)から


上から
  

コメント ( 0 ) | Trackback ( )