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てらまち・ねっと



 兵庫県議会議員として、政務活動費をだまし取った罪に問われている被告の裁判。
 第一回は、本人が突然、欠席して、延期という異例。
 改めの「初回」の昨日は、裁判所が職権で事前に「拘束」して開かれるという異例さ。

 地元の神戸新聞が詳しく報道していたので、法廷のやり取りを見てみた。
 「覚えておりません」「分かりません」「思い出せません」「記憶がありません」・・・の連発で驚いた。
 こんなことでは、裁判所の不信感を募らせるばかり読み進んだ。

 その「おとぼけ」の回数は、スポニチによれば、≪「号泣元県議『覚えておりません』×90回 丸刈り出廷も反省は…?」≫と、なんと90回。

 あのテレビ会見の様子を思い出す。
 テレ朝では、★≪何回も何回も「記憶にございません」「覚えていない」と繰り返したが、自分が取り調べを受けた警察官の名前については即答するなど、都合の悪いところは「記憶にない」という言葉を使っているのではないかという印象≫

 次回は2月22日。
 閉廷後、極めて異例ながら、裁判長の判断によって勾留された、という。3月25日まで。
 一票を投じた有権者の気持ちは・・・・

 ともかく、地元の★神戸新聞≪元兵庫県議・野々村被告裁判≫のカテゴリーに詳しい記録があるので、リンク。
 他に次を記録しておく。
 なお、今朝の気温は「0.3度」。寒すぎず、の感。

●“異様”終始、挙動不審な様子で…野々村被告初公判/テレ朝 2016/01/26
●野々村元県議 使いみちなど「覚えていない」/NHK 1月26日
●野々村被告「少しお待ちください」8連発 裁判長イラ立ち隠せず/スポニチ 1月26日
●号泣元県議「覚えておりません」×90回 丸刈り出廷も反省は…?/スポニチ 1月27日

●野々村被告を3月25日まで勾留…神戸地裁/読売 1月26日
●“号泣元県議”発端の政活費問題、全国に飛び火 疑惑次々…透明化急ぐ/イザ 1.26

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★ 神戸新聞元兵庫県議・野々村被告裁判 2016/1/26分
勾留 3月25日まで2カ月間
 裁判長質問 今後思い出す可能性「ある」
 検察側質問(下)明細切り貼り「警察官がやった」
 検察側質問(中)ほぼ毎日出張「覚えてない」
 検察側質問(上)行ってない出張「支出に含まれる」
次回期日は2月22日
 弁護側質問(下)「反省文はうそ偽り」
 弁護側質問(中)「記憶障害の可能性ある」
 弁護側質問(上)「記憶ない」繰り返す
 検察「政活費、私的な用途に」
 弁護側「供述調書は作文」
一問一答「まず起立させてください」
起訴内容を否認 やり直し
一問一答 仕事は「無職」
のやり直し始まる 神戸地裁
の異例勾引 欠席を悪質と判断か
神戸地裁に到着 やり直しへ
やり直し 傍聴券求め長い列
・・・・・・・・(略)・・・

●“異様”終始、挙動不審な様子で…野々村被告初公判
        テレ朝 2016/01/26 16:54
 被告人質問では「覚えてない」と連発。法廷は異様な空気に包まれました。政務活動費をだまし取った罪に問われた野々村竜太郎被告の初公判、起訴内容を否認しました。裁判を傍聴していた高橋大作アナウンサーの報告です。

 (高橋大作アナウンサー報告)
 (Q.公判中の野々村被告の言動で特に印象に残ったことは?)
 裁判が始まってから終始、挙動不審な様子でしたが、左側にいる検察側から質問があると、体をねじって右耳で検察の言葉を聞くという姿が非常に印象的でした。最後の休憩が終わった後に「私は両方とも耳が聞こえているのですが、右耳で聞かないと言葉の意味が分からないです。なので、こういうふうにして下さい」とお願いをすると、裁判長から「検察の皆さん、野々村被告の右側に回って下さい」となり、弁護側も検察側も同じ方向に立って野々村被告に質問をするという姿が見えました。何回も何回も「記憶にございません」「覚えていない」という言葉を繰り返した野々村被告ですが、自分が取り調べを受けた警察官の名前については即答するなど、非常に自分の都合の悪いところに関しては「記憶にない」という言葉を使っているのではないかという印象を受けました。

 (Q.閉廷後の野々村被告は?)
 裁判所を出る野々村被告の姿は撮影できませんでしたが、捜査関係者の話によりますと、裁判長の判断によって勾留されたのではないかということです。神戸拘置所といった刑事施設にとめ置かれるということになります。1カ月期間ほど拘留期限はあるそうで、そうなりますと次回の公判の2月22日午後まで勾留されます。26日は非常に証拠に対して曖昧(あいまい)な供述もあったので、追加の取り調べなどもあり、次の裁判が行われる可能性があると考えられます。

●野々村元県議 使いみちなど「覚えていない」
      NHK 1月26日 18時15分
政務活動費をだまし取った罪などに問われ、裁判に強制的に出廷させるため身柄を拘束された、兵庫県議会の元議員、野々村竜太郎被告(49)の初公判が、神戸地方裁判所で開かれ、元議員は「虚偽の申請をして政務活動費の返還を免れたことは決してありません」などと述べ、起訴された内容を否認しました。

兵庫県議会の議員だった野々村竜太郎被告は、おととし7月までの3年間に、兵庫県の城崎温泉や東京などに344回にわたって日帰り出張をしたとする、うその報告などで、政務活動費910万円余りをだまし取ったとして、詐欺などの罪で在宅起訴されました。
野々村元議員は、去年11月の初公判を欠席し、神戸地方裁判所は、改めて開く初公判に強制的に出廷させるため、25日、元議員の身柄を拘束する勾引の手続きを取りました。

26日の初公判は午前10時半に始まり、野々村元議員は、丸刈りの頭に黒のスーツ姿で法廷に現れ、裁判官や傍聴席に深々と頭を下げたあと、「先日、裁判を欠席したことを深く反省し、謝罪させていただきます」と述べました。

そのうえで、「政務活動費を受け取ったことは間違いありませんが、虚偽の申請をして返還を免れたことは決してありません」と述べて、起訴された内容を否認し、政務活動費をだまし取っていないという認識を明らかにしました。

午後には、弁護士や検察官が、政務活動費の使いみちや報告書への記載について質問しましたが、野々村元議員は、「覚えておりません」と繰り返し、さらに、「現在、通院していて、不安や緊張などから、記憶障害になっている可能性があると診断されています」などと述べて、具体的な回答をしませんでした。

初公判は午後4時前に終わりましたが、裁判所によりますと、野々村元議員は裁判長の判断で拘置所に移され、3月25日まで2か月間、勾留されることになりました。次回の裁判は、来月22日に開かれます。

●野々村被告「少しお待ちください」8連発 裁判長イラ立ち隠せず
          スポニチ 2016年1月26日 14:05
 不自然な日帰り出張を重ねたように見せ、政務活動費約913万円をだまし取った罪に問われた“号泣議員”こと元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)のやり直し初公判が26日、神戸地裁で行われた。午後に入り、弁護側からの質疑を受け証言台に座った野々村被告に対し、弁護人は「端的に、長話にならないように答えてください」と諭され、まずは昨年11月の初公判で欠席したことについて問われた。

 「欠席したことをどう思うか」と問われた野々村被告は「ハイ…反省し、申し訳なく思っております」と回答。この日のやり直し裁判に来る気はあったのか、と問われると「ハイ、もちろんございました」と即答した。さらに弁護人が前回の欠席の理由を「マスコミが家に押しかけて、と聞いていますが、今回もそうなったらどうしていたのか」などと問われると「たとえ暴行事件になろうとも、出頭しようと思っておりました」と強い口調で話し、次回以降についても「次回、マスコミの妨害が…。必ず出頭いたします」と話した。

 しかし、肝心の政務活動費について問われると何度も「記憶を整理いたしますので、少しお待ちください」などと繰り返し。少なくとも8回「…少しお待ちください」としたところで、裁判長がたまらず「簡単な質問ですから、早く答えるように」とイラ立ちを隠せなかった。

 さらに弁護人が兵庫県に既に政務活動費を返還した事実を確認すると「……覚えておりません」と返答。まさかの回答に弁護人も「え?覚えてないんですか?」と半笑いで聞き返す場面もあった。話が聞き取りにくいのか、野々村被告は証言台に向かって右側の弁護人席に対し極端に右耳を傾けながら受け答えを続けた。

●号泣元県議「覚えておりません」×90回 丸刈り出廷も反省は…?
       スポニチ 2016年1月27日 05:30
 日帰り出張を繰り返したなどと虚偽の報告書を提出し、政務活動費約913万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)のやり直し初公判が26日、神戸地裁で行われた。世間を騒然とさせた“号泣”会見から574日ぶりに公に姿を見せたが、剃(そ)り上げたスキンヘッドで顔つきもふっくらし別人のよう。「覚えておりません」「記憶にございません」を繰り返し、起訴内容を否定した。次回公判は2月22日。

 2時間以上にわたる被告人質問で「覚えておりません」「記憶にございません」を90回以上連発した。昨年11月24日の初公判に出廷せず、神戸地裁が勾引状を発付した異例のやり直し裁判で野々村被告が、裁判官をいら立たせ、弁護人も頭を抱える“野々村劇場”を繰り広げた。

 机を叩き、「うぉぉぉ、世の中を変えたい一心でぇ…」と泣きじゃくった衝撃会見から1年半。スキンヘッド、ふっくらした顔に黒縁メガネと容姿は激変も、言動の特異さは当時を彷彿(ほうふつ)させた。午前中の序盤は微動だにせず、背筋を伸ばし「よろしいでしょうか」などと丁寧に返答。だが、休憩をはさんだ午後の被告人質問では態度が急変した。

 姿勢を何度も変え、胸の前で手を動かしながら話す落ち着きのなさ、涙目、おびえたような口調に動揺がにじむ。号泣会見時のように、質問者に右耳を近づけようと法廷の中央で不自然に大きく体を傾け、「緊張して右側(の耳)でないと言葉の意味が理解できない」と解説。号泣会見とは違い、耳に手を当てない“新型・聞こえませんポーズ”も見せた。

 弁護人の質問には「記憶を整理しますのでお待ちください」と幾度も10秒ほど間を置き、「思い出せません」。ムダに時間を使い、裁判長から「難しい事じゃないからすぐに答えて」と注意を受けた。その後も「覚えていない」発言のオンパレードで、業を煮やした裁判長から「記憶にないのか?言いたくないのか?」「記憶は本当にないのか?認めたくないからそう言うのか?」。野々村被告は「記憶障がいの可能性があると昨年12月に診断された」と弁解。今後、裁判所へ診断書を提出すると説明した。

 昨年7月、兵庫県警の事情聴取を受けた際には事実をおおむね認めたものの、この日の罪状認否では「虚偽の報告書を提出し、政活費の返還を免れようとしたことは決してない」と起訴事実を否認。報告書に添付された、加工した形跡のあるレシートについても「警察に押収された以上、別の人間がやった可能性もある」「警察官(がやった)と思っています」とまで述べた。次回公判に出廷の意思を聞かれ「マスコミの妨害が…必ず出廷します」とした。

 地裁は26日、同日から3月25日まで被告の勾留を決めたが、法曹関係者は「逃亡し、次回公判もすっぽかしたり証拠隠滅をはかる可能性が高いとみている証拠」と指摘。裁判所の信頼も失った可能性が高い。

 同被告は14年7月、政活費の不正支出疑惑を受けて辞職。過去に受け取った政活費全額1834万円を返還したが、兵庫県警が詐欺容疑などで書類送検し、神戸地検が昨年8月に在宅起訴した。

 ▼号泣会見VTR 政務調査費からの不適切支出が発覚。14年7月1日に行った記者会見では、約8分にわたり「やっと議員になったんです」「高齢者問題はぁ…我が県のみならずぅ…んぁ!はっは」と右手を机に叩きつけて絶叫、泣きじゃくった。この様子はネットの動画サイト上で公開され何十万回も再生されたほか、複数の海外メディアも「フルスロットルの謝罪」(英タイムズ紙、電子版)と紹介した。

●野々村被告を3月25日まで勾留…神戸地裁
     読売 2016年01月26日
 政務活動費(政活費)約913万円をだまし取ったとして詐欺罪などに問われ、強制的に出廷させる勾引状こういんじょうに基づき身柄を拘束された元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)の初公判が26日、神戸地裁(佐茂剛さもたけし裁判長)であり、野々村被告は起訴事実を否認した。

 罪状認否で「虚偽の収支報告書を提出し、(前払いの)政活費の返還を免れようとしたことは決してない」と述べた。地裁は同日、野々村被告を勾留した。3月25日まで。

 野々村被告が公の場で発言するのは、号泣しながら不正を否定した2014年7月1日の記者会見以来、約1年7か月ぶり。

 野々村被告は昨年11月24日に予定された初公判に出廷せず、地裁が勾引状を発付。神戸地検が25日に身柄を確保し、野々村被告は刑事施設に留置された。

 この日出廷した野々村被告は「公判に欠席して申し訳ありません」と謝罪。「結果的に政活費に該当しないものを収支報告書に記載したかもしれないが、実際にどれを使ったのか、どう報告書を作成したのかが記憶になく、一つ一つ確認できません」と説明した。

 弁護人は「詐欺の認識があったか争う」と主張。兵庫県警の事情聴取を受けた当時、野々村被告は精神的に不安定で判断能力が低下していたとし、「供述調書は警察官が作文したと思われる」と述べた。

 検察側は冒頭陳述で、野々村被告が政活費を貯蓄や商品券購入などに充てていたと説明。日帰り出張を繰り返したと虚偽記載したことについては「県外なら多額の交通費を出せることに目をつけた」と強調した。

 午後からは被告人質問があり、野々村被告は起訴事実について「記憶にございません」と繰り返した。次回公判は2月22日の予定。

 起訴状によると、野々村被告は初当選した11年度から13年度にかけ、前払いで受け取っていた政活費のうち約913万円について、城崎温泉(兵庫県豊岡市)や東京などへの日帰り出張(344回)のほか、切手購入などに充てたと収支報告書に虚偽を記載し、詐取したとされる。

 野々村被告は昨年1月に約220万円の詐欺容疑などで書類送検された際は容疑を認め、昨年8月に詐欺、虚偽有印公文書作成・同行使の罪で在宅起訴された。

●“号泣元県議”発端の政活費問題、全国に飛び火 疑惑次々…透明化急ぐ
       イザ  2016.1.26
 領収書の改竄(かいざん)や事務所費の二重計上、選挙の陣中見舞い…。野々村竜太郎被告の政務活動費(政活費)をめぐる不正支出事件が「引き金」になったかのように、全国の地方議会で政活費をめぐる疑惑が次々と噴出した。

 野々村被告が所属していた兵庫県議会では平成26年8月以降、私用での車のガソリン代や妻を同伴した出張に政活費を支払ったりしたとされる議員らの事例が判明。徳島県議会では同年10月、政活費の支出に必要な領収書を「消しゴムで日付を消すなどして書き換えた」などとする議員らの不正が発覚した。大阪府東大阪市議会でも同月に議員の事務所費の二重計上が判明して以降、続々と疑惑が持ち上がり、市議の大半で総額約3千万円の不適切支出があったとされた。

 昨年7月には野々村被告と同じ兵庫県の神戸市議会で会派「自民党神戸(改称後に解散)」が、調査の架空委託などで政活費から裏金を捻出していたことが判明。市議会などが告発状を提出する事態になっている。

 こうした状況を受け、各地の議会は政活費の透明化に向けた対策を急ぐ。

 兵庫県議会では27年度分から、政活費の領収書などのインターネットでの公開を開始。神戸市議会も今年7月以降、政活費の領収書や調査委託報告書などをネット公開する方針で、大阪府議会では今月、議員の親族を事務所職員として雇用し、人件費に政活費を充当することを禁止する方針を決めた。

 全国市民オンブズマン連絡会議によると、都道府県と政令指定都市、中核市の議会の約半数で、26年度の政活費が実際に使われた割合を示す「執行率」は前年度比で減少。野々村被告をはじめとする疑惑の発覚が政活費の使用を躊躇(ちゅうちょ)させた可能性が指摘されている。

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