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てらまち・ねっと



 岐阜の県知事選が昨日始まった。しかし、盛り上がりがない。
 一昨日だったか、現職の立候補予定者としての会見のテレビニュースをたまたま見たが、やる気が全然ないと映る。
 現職が何期目かになって、進取の気迫があればともかく、逆。こういう状況というのは、行政職員がノンビリし続ける、議会も眠る、そんな風なんだろう。
 
 1997年1月の知事選のときは、岐阜県内のいろいろな人達が集まって、政党に関係なく、県民の皆さんのための政策を訴えて県知事選挙を行うことで、岐阜県を変えようと呼びかけた。96年8月から《声が届く岐阜県政をめざして》として知事選候補の公募なども行った。最終的には、【現職vs共産党vs無党派】という構図での選挙、私はその「無党派」の選挙の責任者を務めた。

 今の県政は、梶原県政のようにあくどさはないけど、メリハリが全くない。
 とはいえ、無視するわけにもいかないから、昨日の知事選の報道をいくつか記録しておく。

 ★共同 2017/1/12 ★≪岐阜県知事選、29日に投開票 4選目指す現職と新人の一騎打ち/12日告示された岐阜県知事選は午後5時で届け出が締め切られ、いずれも無所属で、自民、民進両党の県組織と公明党から推薦を受け4選を目指す現職古田肇氏(69)と、共産党推薦で党県常任委員の新人高木光弘氏(57)の一騎打ちとなることが確定した≫ ≪古田氏は郡上市で街頭演説し「長良川のアユをはじめとする岐阜の魅力を世界に発信したい」と訴えた。高木氏は県庁前で街頭演説し「大型公共事業を見直し、生活密着型に変えるべきだ」と熱弁を振るった≫

 同時に次の指摘がある。
★毎日 2017年1月9日★≪2017岐阜知事選を前に/下 3回連続最低更新 投票率30%割れも 頼みの高3、受験で多忙≫ 

 18歳に投票年齢が引き下げられて、そこに期待するわけだけど、例えば、昨年秋の新潟知事選は、自民や地元マスコミの応援する候補を相手に、原発再稼働に反対する候補が当選したという実質「反政府」で盛り上がった選挙、それでも、
★新潟 2017/01/12★≪新潟知事選、10代の投票率は34・46%と、全年代の53・05%を18・59ポイント下回った 県選管まとめ≫ 

 選挙が盛り上がらないのは、最終的には、候補者の責任。
 県選管の届け出候補の情報をみたら、現職は通常のウエブでこの寒い時期にひんやりした雰囲気でさらに開く気がしない、対立候補はツィターでフォロー272、フォローワー328と知事選としては意外なほど低調。

 こんな知事選とは別に今、青森のあのマグロで知られる「大間」の町長選挙が行われている。こちらは、別の深刻さがある状況、外からみると、反原発候補も割れている風。

 ★河北 2017年01月12日 ★≪<大間町長選>原発「強依存」へ変貌/町は2004年度から14年度にかけて国から交付された電源立地地域対策交付金の促進枠で計約72億6000万円を使い切り、小学校や道路、保育園、病院などの整備に充てた。町は15~18年度に計164億円の固定資産税が入ると見込んでいたが、原発の運転開始時期は延び延び。施設の管理費などで毎年3億円近く基金の取り崩しが続き、16年度末の基金残高は16億円まで低下、「あと数年で破綻してしまう」≫ 

 穏やかで何もない自治体、それに対してあてにした施設が動かず財政危機に陥る自治体。方向性の選択は重要。
 なお、今朝はマイナス1.4℃まで下がっていたが、先ほどから急上昇。ヤフーの雨雲移動予測の通り、音を立てて雨が降ってきた。もっと寒かったら強い雪になっていたけれど、とりあえずは雨。これが雪にかわるとイヤなこと。

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岐阜県選管
 ◆立候補届 情報


  ●古 田  は じ め   
  ●高 木  光 弘    

●岐阜県知事選、29日に投開票 4選目指す現職と新人の一騎打ち
      共同 2017/1/12
 12日告示された岐阜県知事選は午後5時で届け出が締め切られ、いずれも無所属で、自民、民進両党の県組織と公明党から推薦を受け4選を目指す現職古田肇氏(69)と、共産党推薦で党県常任委員の新人高木光弘氏(57)の一騎打ちとなることが確定した。29日に投開票される。

 古田氏は12日午後、同県郡上市で街頭演説し「長良川のアユをはじめとする岐阜の魅力を世界に発信したい」と訴えた。高木氏は県庁前で街頭演説し「大型公共事業を見直し、生活密着型に変えるべきだ」と熱弁を振るった。

●2017岐阜知事選を前に/下 3回連続最低更新 投票率30%割れも 頼みの高3、受験で多忙
          毎日 2017年1月9日
 「古田県政3期12年に対する『信任投票』。盛り上がる要素はない」。4選を目指す無所属現職の古田肇氏(69)を推薦する自民県連の猫田孝幹事長は今回の知事選を自嘲気味にこう話す。

 古田氏が出馬した過去3回の知事選の投票率はいずれも過去最低を更新した。主要政党が同じ候補を推す「相乗り」の構図が続き、有権者の関心が高まらないことが要因とされる。選対本部の会合では、投票率低迷を危惧する声が幹部から相次ぎ、古田氏が「胸が痛む。不徳の致すところで私の責任だ」とわびる場面もあった。その会合で選対幹部は「投票率を上げたうえで圧倒的多数で再選を」「今回の選挙は投票率が大事」と、出席者に発破を掛けた。

●新潟知事選、10代の投票率34% 県選管まとめ
      新潟 2017/01/12
 県選挙管理委員会は11日までに、昨年の知事選(10月16日投開票)の年代別投票率をまとめた。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初の知事選で、10代は34・46%と、全年代の53・05%を18・59ポイント下回った。...

●<大間町長選>原発「強依存」へ変貌
      河北 2017年01月12日
 世界で前例のない原発を建設中の青森県大間町で、任期満了に伴う町長選が10日告示され、15日の投開票に向け舌戦が続く。16年ぶりの選挙戦は、現職と有力対立候補がともに原発の推進を掲げ、反対派が遅れて立候補を表明する異例の展開。背景には原発との共存をうたってきた町が、原発への「強依存」へと変貌を遂げた姿が浮かび上がる。

<早期稼働を要求>
 「相手方(現職)は、われわれが原発に反対だと言っているが、原発を推進する立場だ」。新人で元役場職員の野崎尚文氏(61)の総決起集会が開かれた5日、支持者の一人がうわさの火消しを図った。
 4選を目指す現職の金沢満春氏(66)も原発推進派で、「原発に頼り切っていると言われるかもしれないが、今まで以上の地域活性化のために原発を誘致した」と語る。

 電源開発(Jパワー)が大間町に建設中の大間原発は、出力138万キロワットの改良型沸騰水型軽水炉。世界初となる全炉心にプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を装荷できるフルMOX原発だ。
 東京電力福島第1原発事故の影響で本格工事は止まったままだが、稼働後に出る使用済みMOX燃料の運び出し先が決まっていない上、避難道の確保も遅れており、課題は山積する。

 避難道の一つ、国道279号は東日本大震災の際に通行止めになり、交通網のもろさも露呈した。
 しかし両氏は「県が調査費を計上して調査している」(金沢氏)、「本来は避難道ができてから原発を建設するのが筋」(野崎氏)と語るにとどまり、避難道の整備以上に原発の早期稼働を求める。
 原発が争点にならない背景には、町の切羽詰まった財政状況がある。

<「選択肢がない」>
 町は2004年度から14年度にかけて国から交付された電源立地地域対策交付金の促進枠で計約72億6000万円を使い切り、小学校や道路、保育園、病院などの整備に充てた。
 町は14年度中に原発が営業運転を始め、15~18年度に計164億円の固定資産税が入ると見込んでいた。だが、原発の運転開始時期は延び延びになり、現時点では24年ごろの見通しだ。
 税収が入らないまま整備した施設の管理費などで毎年3億円近く基金の取り崩しが続き、16年度末の基金残高は16億円まで低下した。「あと数年で破綻してしまう」と町企画経営課。


 築86年で老朽化が著しい役場の建て替えや防災無線の整備など喫緊の課題も抱えており、町はJパワーの一部支援でしのぐ予定だ。 同社が町財政の生命線となる異常事態に、町議の一人は「稼働開始が延びれば延びるほど、Jパワーのすねをかじらなければならなくなる。町は『自治』とかけ離れているが、原発が動くまでは誰が町長でもほかに選択肢がない」と語る。
 町長選にはほかに、原発反対を訴える元北海道函館市議の佐々木秀樹氏(67)、原発建設に長年反対してきた故熊谷あさ子さんの長女で市民団体代表の熊谷厚子氏(62)が立候補したが、準備不足もあり、ともに浸透し切れていない。

 ◇青森県大間町長選立候補者
野崎 尚文61元町課長   無新
佐々木秀樹67会社経営   無新
金沢 満春66町長     無現
熊谷 厚子62市民団体代表 無新

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