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てらまち・ねっと



 アメリカのトランプ大統領が「メキシコとの国境沿いに3200キロの壁を建設」すると意思決定した、という。
 排他的で、アメリカらしくないばかりか、時代錯誤、独裁的。こういう類のトップは、時々あちこちで出現するけれど、ネットの時代、情報が早く流れる。本人もツイッターで発信するから、なおさら。
 大統領としての職務についてからは、その発信内容を自粛するかと思われていたが、そうではないらしい。
 典型が、メキシコ大統領がトランプ大統領と会談するため近く訪米することになっていたことの顛末。
 トランプが「壁の建設費を払うつもりがなければ、会談をキャンセルした方がよい」との主旨をつぶやき、しばらくのち、メキシコ大統領は「訪米中止」をツイッターで述べた・・・という。

 それに、トランプ氏は好戦的、非人道的で、今回「水責めの拷問復活」とも流れている。
 これら歴史に逆行するというしかない行為の予兆を記録しておくことにした。

●トランプ大統領「メキシコ国境に3200キロの壁作る」 大統領令に署名/j-cas 2017/1/26 17:29
★境に壁…大統領令に主要都市から反発の声/日テレ 1月26日
★メキシコ国境の壁建設、恩恵受ける企業は? トランプ氏が大統領令に署名したことを受けて株価が上昇した企業も/ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 1月26日
★【社説】トランプ氏の「壁」に救いはあるか 大統領の移民政策、選挙中より軟化の兆し/ウォール・ストリート・ジャーナル日本版  1月26日
★メキシコとの首脳会談中止も=国境の壁費用拒否なら-米大統領/時事 1/27

●水責めの拷問復活も=テロ容疑者尋問でトランプ米大統領/時事 1/26
●トランプ氏、CIAの「秘密収容施設」復活の検討指示へ=関係者/ロイター 1月26日
●トランプ大統領、「水責め」など拷問について肯定的な姿勢示す/fnn 01/26

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●トランプ大統領「メキシコ国境に3200キロの壁作る」 大統領令に署名
    j-cas 2017/1/26 17:29
米国のトランプ大統領は2017年1月25日(米東部時間)、メキシコとの国境沿いに1989マイル(3200キロ)の壁を建設し、移民流入の規制を強化する複数の大統領令に署名した。不法移民対策の強化は、トランプ氏が大統領選で掲げた最重要公約の一つだ。

トランプ氏は同日、国境を管理する国土安全保障省の式典に出席。署名後の演説で、職員を前に「アメリカは国境を取り戻す。多くの命と雇用を守る」と述べた。

署名には(1)メキシコとの国境沿いに壁を築く(2)国境警備を担う職員を5000人増やす(3)出入国管理の職員を増やして不法移民の取り締まりや強制送還を推進する(4)不法移民対策に非協力的な自治体への補助金交付を停止する、といった措置が盛り込まれた。

トランプ氏は、式典に先立つABCニュースのインタビューで、壁の建設費用に関し、一時的に米政府が負担するもののいずれメキシコに「100%」支払わせると強調している。

これに加えてトランプ氏は、近日中に移民制限に関する複数の大統領令に署名する見通し。

★境に壁…大統領令に主要都市から反発の声 
     日テレ 2017年1月26日 13:29
 アメリカのトランプ大統領が署名した、メキシコとの国境に壁を造る大統領令に、不法移民を保護している都市への補助金打ち切りが盛り込まれたことに、ニューヨークなど主要都市から次々と反発の声が上がっている。

 ニューヨーク・デブラシオ市長「この大統領令はむしろ安全を損なうことになる」「(補助金打ち切りは)街を犯罪やテロから守るための資金を奪うことになる」

 また、ボストン市長は「我々は市民のために戦う」との声明を出したほか、シアトル市長は「移民へのドアを閉ざすよりも、多様化を促すほうが街にとって利益だ」と反論した。さらに、ロサンゼルスなど主に移民を多く抱える都市から次々と反発の声が上がっている。

 一方、ホワイトハウス前では抗議デモが起きた。選挙中から物議を醸した公約が実行に移されたことで、今後、反発がさらに広がることが予想される。

★メキシコ国境の壁建設、恩恵受ける企業は? トランプ氏が大統領令に署名したことを受けて株価が上昇した企業も
    ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2017 年 1 月 26 日 14:43
 ドナルド・トランプ米大統領がメキシコ国境沿いの壁の建設は「数カ月以内」に始まると語ったのを受け、どの企業が実際の作業を請け負うのかに注目が集まっている。

 約3200キロにわたる国境沿いに壁が作られれば、米国史上最大規模の建設プロジェクトとなる。・・・(略)・・・

★【社説】トランプ氏の「壁」に救いはあるか 大統領の移民政策、選挙中より軟化の兆し
     ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2017 年 1 月 26 日 17:25
 米国とメキシコの国境に壁の建設を命じたドナルド・トランプ氏の大統領令が、米国の輝かしい瞬間として記憶に残ることはないだろう。だがトランプ氏が着手している移民政策は少なくとも、選挙中の発言に比べて過激さが薄れ、移民の現実に対する譲歩がみられる。
・・・(略)・・・

★メキシコとの首脳会談中止も=国境の壁費用拒否なら-米大統領
      時事 2017/01/27-00:25
 【ワシントン時事】トランプ米大統領は26日、ツイッターで、メキシコ国境沿いに築く壁の建設費用を同国が払いたくないなら、31日に予定されるペニャニエト・メキシコ大統領との首脳会談を「中止した方がよい」と述べた。この問題ではメキシコ側も会談中止を検討しているとされ、実現が一層不透明となった。

 トランプ氏は「米国はメキシコとの間で600億ドル(約6兆9000億円)の貿易赤字がある。北米自由貿易協定(NAFTA)の始まりから一方的取引で、(米国は)多くの仕事や企業を失った」と主張。「メキシコが、非常に必要とされている壁の費用を払いたくないなら、近く予定される会談をキャンセルした方がよい」と強調した。

 トランプ大統領は25日、不法移民対策として目玉公約と位置付けてきた対メキシコ国境の壁建設を実行するため、手続きを指示した大統領令に署名した。費用については、まず自前で建設を進め、後でメキシコ側に何らかの形で負担を要求する案を示している。
 しかし、ペニャニエト大統領は「決して払わない」と一貫して拒否。野党などメキシコ国内でも訪米中止の訴えが相次いでいた。トランプ氏は選挙戦中の昨年8月、メキシコ市を訪問してペニャニエト大統領と会談。31日の首脳会談は就任以来2度目の外国首脳との会談として予定されている。 

★メキシコ大統領、トランプ氏との首脳会談中止を発表
   ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2017 年 1 月 27 日 02:20
 メキシコのエンリケ・ペニャニエト大統領は26日、来週に予定されていたドナルド・トランプ米大統領との会談を中止すると発表した。トランプ氏はこれに先立ち、メキシコが国境沿いの壁の建設費用を負担しないつもりならペニャニエト大統領との会談をキャンセルすると示唆し、建設費用を支払わせようと圧力を高めていた。

●水責めの拷問復活も=テロ容疑者尋問でトランプ米大統領
       時事 2017/01/26-14:32
 【ワシントン時事】トランプ米大統領は25日放送されたABCテレビのインタビューで、テロ容疑者の尋問に関して、拷問に当たる水責めなどの手法は「機能する」と主張した。さらに、治安当局に求められれば、法律の範囲内で復活に尽力すると明言した。
〔写真特集〕江戸捕物の世界~石抱責、海老責、釣責~

 トランプ大統領は、「過激派組織『イスラム国』(IS)はキリスト教徒という理由で斬首するなど、中世以来聞いたことがないことをしている。火には火で対抗しなければならない」と強調。情報機関幹部に拷問の効果を聞いたところ、「確実に機能する」との答えがあったと説明した。
 米メディアは25日、トランプ政権が水責めなどを復活させる大統領令案を用意していると報道。しかし、スパイサー大統領報道官は同日の記者会見で、報道について「ホワイトハウスの文書ではない」と否定した。 

●トランプ氏、CIAの「秘密収容施設」復活の検討指示へ=関係者
  ロイター 2017年 1月 26日 10:37
[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は、オバマ前政権によって廃止された外国人テロ容疑者収容のための中央情報局(CIA)の海外「秘密施設」について、復活させる必要があるかどうかを検討するための大統領令に近く署名する見通し。2人の政府関係者が25日、明らかにした。

秘密収容施設は2001年9月11日の米同時多発攻撃後に拘束した容疑者を収容するためポーランド、リトアニア、ルーマニア、タイ、アフガニスタンで開設。拷問を用いた厳しい尋問を行ったとして非難されてきた。

関係者によると、トランプ氏は大統領令に数日内に署名する見通し。ワシントン・ポスト紙が伝えたところによると、大統領令の原案は、「米国外で重要度の高い外国人テロリストを尋問する制度を復活させるかどうか」、あるいは、施設をCIAの管轄下に置くかどうかについて、高官レベルの見直しを行うよう指示している。

●トランプ大統領、「水責め」など拷問について肯定的な姿勢示す
        fnn 01/26 12:06
アメリカのトランプ大統領は、選挙期間中に主張していた「テロ容疑者への水責め」などの拷問について、ABCニュースのインタビューで、肯定的な姿勢を示した。

トランプ大統領は「最近、情報機関の高官に、拷問は効果があるかと聞いた。そうしたら、答えは『イエス』だった。本当だ」と述べた。
トランプ大統領は、アメリカの安全を守るためだとしたうえで、テロの容疑者などから情報を得るための水責めなどの拷問に、就任後も肯定的な姿勢を示した。

トランプ大統領の水責めをめぐる発言では、選挙期間中から、激しい批判が上がっていたほか、トランプ政権の閣僚は、否定的な発言をしている。
こうした中、反トランプの動きは続いている。
トランプ大統領が、今週中に、シリアなどイスラム教徒が多く住む国々に対し、ビザの発行を一定期間、停止する大統領令に署名する方針であることに対し、ニューヨークでは、イスラム教徒などが「移民の人権は守られるべきだ」と反対の声を上げた。
デモ参加者は「大統領が紛争の続く国に対し、こんなに大きな権限を持つのは、非人道的だ。全ての人間が生まれた時から持つ権利を、奪い取るべきではない」と話した。

また、首都ワシントンのホワイトハウスの近くでは、環境保護団体のメンバーが、大型クレーンに登って、「抵抗する」と書かれた横断幕を掲げて、ぶら下がり、付近は一時、騒然とした。
前日に、カナダから原油を運ぶパイプライン計画の指示文書に署名し、地球温暖化問題に否定的なトランプ大統領に抗議したもので、こうしたデモ活動は、今後も各地で続くとみられる。


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