●山梨市長の元妻逮捕=事業資金名目で詐欺容疑-警視庁
時事 2017/06/06
会社の事業資金名目で金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は6日、詐欺容疑で、山梨県山梨市の望月清賢市長の元妻治美容疑者(61)=東京都豊島区南池袋=を逮捕、知人の元医師越塚峰嗣容疑者(63)=群馬県伊勢崎市上諏訪町、別の詐欺容疑で逮捕=を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2011年12月下旬~12年1月下旬、「建築用石材の仕入れ資金を融通してくれれば、確実に利益配当する」とうそを言い、治美容疑者が代表を務める「差出石材」(山梨市南)への事業資金名目で埼玉県和光市の60代男性から計2300万円をだまし取った疑い。
同課によると、詐取した金のほとんどが治美容疑者に渡り、借金の返済などに充てていたという。警視庁は6日、同社を家宅捜索した。
同社をめぐっては、東京都内の男性ら5人が治美容疑者らを相手取って損害賠償を求める民事訴訟を起こしている。別の訴訟では、東京地裁立川支部が昨年12月、同容疑者に4220万円の支払いを命じた。
民間信用調査機関などによると、差出石材は1991年11月設立で、墓石加工や墓地造成工事などを手掛ける。16年には負債額が約5億8000万円に上った。市長が02年、山梨県議に当選した後は、治美容疑者が代表を務めている。
市長は6日午前、山梨市内の自宅前で記者団に「何がどうなっているのか全然分からない。(自分は)関わっていない」と強調。元妻逮捕を受け、「事実関係を確認中」とのコメントを出した。
●山梨市長の元妻起訴=3億7000万円を詐取-東京地検
時事 2017/07/18
経営する会社の事業資金名目で現金をだまし取ったとして、東京地検は18日、詐欺の罪で山梨県山梨市の望月清賢市長の元妻で石材加工会社代表取締役の治美容疑者(61)を起訴した。
起訴状によると、治美容疑者は2011年3月~13年2月、石材事業資金の借用名目で、「石はどんどん売れます」などとうそを言って埼玉県和光市の男性から現金計約3億7600万円をだまし取ったとされる。
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