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てらまち・ねっと



 自治体議会の政務活動費の不正は、一昨年の兵庫の野々村県議のときに一層注目された。
 その後も富山とか各地で、あまりにひどい実態が明らかにされてきた。
 それがまた、神戸市議会でもゾロゾロ。

 業者に口裏合わせを依頼したけれど、業者は応じず、その依頼がメールだっので、その証拠を公表された、という例も。
 今はメールという便利な時代。それがしっかりとした証拠になってしまう。

 続いて、選挙で改選されたばかりの東京都議会でも、前の期の政務活動費の問題が噴出しそうな感じもある。

 ということで、今日は最近の報道から幾つかを記録。
 なお、昨日午後からは涼しさが再来、夜は今夏2度目で窓を開け放した(それ以外の日はクーラーをつけ続けていた、ということ)。
 
●神戸市議3人を在宅起訴=政活費流用で詐欺罪-神戸地検/時事 2017/07/27

●神戸・橋本市議疑惑 印刷業者に“受注したと答えるように”/神戸 2017/8/26
●橋本市議疑惑 業者A氏に送った想定問答全文…代理人が公開/デイリースポーツ 8月27日
●神戸 橋本市議が辞職 政務活動費の不正疑惑で/NHK 8月29日

●愛知の7県議、政活費を親族の企業に 事務所賃料の一部/朝日 7月21日 
●長崎市議 政活費不正詐欺容疑で長崎市が告訴/朝日 8月25日

●【産経抄】政務活動費の廃止しかない/産経 8.29
●今井絵理子議員と不倫疑惑の橋本健市議、もうすぐ辞職か!? 詐欺疑惑で2人の「バラ色人生計画」ご破算、党はトカゲの尻尾切り/ TOCANA 8.27

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●神戸市議3人を在宅起訴=政活費流用で詐欺罪-神戸地検
           時事 2017/07/27
 神戸市議会の会派「自民党神戸」(解散)が政務活動費(政活費)を不正に流用していた問題で、神戸地検は27日、同会派に所属していた現職市議3人を詐欺罪で在宅起訴した。地検は3人の認否を明らかにしていない。

 起訴されたのは神戸市西区の岡嶋亮輔市議(74)と同市垂水区の竹重栄二市議(68)、同市西区の梅田幸広市議(68)

 起訴状によると、3人は2010~14年度、架空の領収書を使って虚偽の収支報告書を市議会事務局長に提出するなどし、政活費計約2310万円の返還を免れて詐取したとされる。
 捜査関係者によると、詐取した政活費は私的に流用されたほか、会派の裏金としてプールされていた。

●神戸・橋本市議疑惑 印刷業者に“受注したと答えるように”
        神戸 2017/8/26 21:45
橋本健市議が印刷仲介業者に送ったとされる想定問答のメール(代理人弁護人提供。写真の一部を加工しています)
 自民党の橋本健・神戸市議(37)を巡る政務活動費(政活費)の架空発注疑惑で、同市議が「市政報告のデザインを依頼した」と主張する知人の印刷仲介業者側が26日、“口裏合わせ”を求めるような想定問答を携帯電話のメールで市議から受け取っていたことを明らかにした。知人業者は実際には仕事を受注したことはなかったが、報道関係者から問い合わせがあれば、受注したと答えるように求めるなどしていた。

 知人業者側はこれまでにも「(橋本市議から)請求書と領収書の発行だけを頼まれて渡していた」と説明。「印刷やデザインの仕事を依頼されたことはなく、お金も受け取っていない」などとしていた。

 文書は代理人弁護士を通じて報道各社に公表した。それによると、想定問答のメールは問題が発覚した23日朝、橋本市議から届いたという。受注回数を問われた場合は「みてみないとわかりませんが、年に1~3回かと」と答え、代金については「橋本くんが現金をもってきていました」と答えるようになっていた。記録は携帯電話に残っているという。

 前日に橋本市議と電話でやりとりしたことも明かし、「想定問答を作るので、そのとおりに答えているだけでいいです」と強く説得された-としている。

 一方、橋本市議は23日午後の会見で、「知人業者にはデザインを依頼し、印刷は別の業者にさせていた。代金は双方に支払った」と架空発注を否定。しかし翌24日、知人側にこの発言内容を否定されると、「いまいちど精査する時間をいただきたい」とのコメントを出した。同市議は2010~14年度、「市政報告の印刷費」として政活費から約700万円を支出。領収書では、すべて知人に支払ったことになっていた。

 橋本市議を巡っては、今年7月にも政活費の問題が判明。今井絵理子参院議員との対談を載せた市政報告を政活費で作り、昨年夏の参院選公示前日に配布していたことが分かり、所属する自民党市議団が「税金で選挙応援したとの誤解を招く」として印刷費など約30万円を市に返還していた。

●橋本市議疑惑 業者A氏に送った想定問答全文…代理人が公開
        デイリースポーツ 2017年8月27日
橋本健市議の政務活動費を使った政策チラシに架空発注疑惑が浮上した問題
業者の代理人弁護士が26日、橋本氏から送られてきた「想定問答」を公開した
業者は橋本氏から「そのとおりに答えているだけでいい」と説得されたという

 神戸市の橋本健市議(37)が、政務活動費約720万円を使って発行・配布したとしていた政策チラシに架空発注疑惑が浮上した問題で、橋本氏がチラシのデザインを依頼していたと説明していた神戸市の業者A氏の代理人弁護士が26日、橋本氏からA氏に疑惑を否定するよう「想定問答」がメールで送られてきたことを明らかにした。

 橋本氏は23日の会見で、政策チラシはA氏にデザインを、別の印刷業者B氏に印刷を依頼し、A氏からまとめて領収証を受け取っていたと釈明していた。

 しかし、この日、A氏の代理人弁護士は、報道各社に宛てた書面で、「A氏が橋本市議に頼まれ、2015年頃まで、よく分からないまま印刷業務の実体のない請求書や領収書を渡していた」と説明。今月22日にA氏が正直に話そうと思うと橋本氏に伝えたところ、橋本氏から「大丈夫です。僕が全面的に矢面に立ちます。B氏は絶対に裏切らない人です」などと言われたという。

 橋本氏から想定問答を作るので「そのとおりにこたえているだけでいい」と強く説得されたという。

 その後、23日に橋本氏からA氏にメールで「想定問答」が届いたとして、代理人弁護士が内容を公表した。

 【以下は代理人が公表した、橋本氏からA氏に届いたとする想定問答】
 -印刷は本当に受注されてますか?
・・・(略)・・・  ・・・(略)・・・

●神戸 橋本市議が辞職 政務活動費の不正疑惑で
       NHK 8月29日
印刷業者に架空の発注をし政務活動費を不正に受け取った疑惑を受け、自民党の神戸市議会議員の橋本健氏が、29日付けで議員を辞職しました。
橋本氏は、自民党の参議院議員、今井絵理子氏との交際を報じられたのに続いて、印刷業者への架空発注で720万円余りの政務活動費を不正に受け取った疑いが先週報じられ、議員辞職する意向を表明していました。

市議会の議長宛ての辞職願が29日届いたことから、代表者会議での報告を経て、橋本氏の辞職が認められました。神戸市議会の北川道夫議長は記者会見で、「橋本氏は辞職しても説明責任を果たす必要があり、本人から直接事情を聞くために議会としても働きかけていく」と述べました。

また、北川議長は、橋本氏が所属していた自民党市議団に対しても、今回の疑惑に関する調査結果を、来月6日の本会議終了後に明らかにするよう求めました。

神戸市議会では、このほかにも政務活動費の不正支出で、自民党系会派に所属していた議員3人が先月詐欺の罪で在宅起訴され、いずれも辞職しています。橋本氏を含めた議員の辞職などに伴う補欠選挙は、神戸市長選挙と同じ10月22日に行われる見通しです。

●愛知の7県議、政活費を親族の企業に 事務所賃料の一部  
         朝日 2017年7月21日
 愛知県議会の少なくとも7人の議員が昨年度、自身や家族が社長や役員を務める会社から事務所を借り、賃料の一部に政務活動費(政活費)を充てていたことが分かった。県議会の指針には抵触しないが、専門家は「税金を自身や親族に流していると疑われかねない」と指摘している。

 指針は、自身や生計が同じ親族が所有する物件を借りて政活費を賃料に充てることを禁じているが、自身や親族が関わる「法人」から借りる場合は制限がない。

 自民の渡辺昇氏(緑区)は自身が社長を務める不動産会社が持つビルに事務所を借り、年232万円の賃料の半額116万円を政活費で支出した。取材に「県議会では禁止されておらず、問題はない」と話す。

 民進の塚本久氏(北区)は、妻が社長の印刷会社の事務所を間借りし、月12万円の家賃のうち4万円を政活費で支出。計48万円を支払った。「近所で普通に借りるより安い」と話すが、今年度から政活費を使うことをやめるという。

 このほか、自民の小林功氏(豊川市、政活費から84万円を充当)、深谷勝彦氏(大府市、同15万円)、田中泰彦氏(西区、同70万円)▽民進の長江正成氏(瀬戸市、同60万円)▽無所属の筒井タカヤ氏(名東区、同71万円)が、自身や親族が経営する会社から事務所を借りて政活費を支出していた。

●政活費不正の長崎市議を詐欺容疑で告訴 長崎市
         朝日 2017年8月25日
 長崎市は25日、他人の領収書を使って政務活動費としてガソリン代を不正に受け取っていたとして、吉原日出雄(ひでお)市議(59)を詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで長崎署に告訴したと発表した。告訴状によると、吉原市議は2015、16年度の政務活動費で計13回、他人の領収書を使って支出額を偽るなどして、計4万7419円をだまし取った疑いがある。

吉原日出雄長崎市議に辞職勧告 本人は辞職否定
 市によると、吉原市議は議会事務局などの調査に他人の領収書を使ったことなどを認めているという。田上富久市長は「偽りの意思を持って(市に)請求しており、社会通念上悪質だ」と告訴した理由を説明した。

 政務活動費の不正受給を巡り、市議会は今年6月、吉原市議への辞職勧告決議を全会一致で可決している。

●【産経抄】政務活動費の廃止しかない 8月29日
         産経 2017.8.29 05:04
 八代目林家正蔵(彦六)師匠は、極端なまでにお金に淡泊かつ潔癖な人だった。たまたま同じ日に複数の仕事が来れば、一番ギャラの安いところへ出かける。高いところは、自分が行かなくても誰かが行ける、という理屈である。

 ▼長屋住まいの浅草からどこの寄席に通うのも、地下鉄の定期券を利用していた。ところが仕事以外では絶対に使わない。定期券は仕事をする人のために割引になっている。遊びに行くときに使うものではない、というのだ(『昭和の芸人千夜一夜』矢野誠一著)。

 ▼師匠の爪の垢(あか)を煎じて飲んでもらいたい。そう願わずにはいられない政治家が、世の中には多すぎる。その一人である橋本健神戸市議(37)が、議員辞職の意向を明らかにした。「一線は越えていません」。「週刊新潮」に自民党の今井絵理子参院議員(33)との不倫疑惑をすっぱ抜かれたときは、名(迷)セリフで何とか切り抜けた。

 ▼しかし二の矢となった、政務活動費の不正請求疑惑の報道に対しては、しどろもどろの釈明だった。720万円分の市政報告のチラシを発注したことになっている印刷業者は、市議に頼まれて架空の領収書を発行した事実を認めている。

 ▼元兵庫県議による「号泣会見」がパンドラの箱を開けたかのように、その後全国の地方議会で政活費をめぐる不正疑惑が次々に発覚している。神戸市議会では、別の政活費の不正流用事件で在宅起訴された市議3人が、今月に入って辞職したばかりである。

 ▼シャンデリアの購入から別荘の修繕費、犬の餌代…。英国でも2009年、閣僚や議員が国に請求した経費の内訳が暴露されて大騒ぎになった。洋の東西を問わず、政活費が不正の温床となっているのなら、廃止するしかない。
●今井絵理子議員と不倫疑惑の橋本健市議、もうすぐ辞職か!? 詐欺疑惑で2人の「バラ色人生計画」ご破算、党はトカゲの尻尾切り
          TOCANA 2017.08.27
 共倒れだ。「SPEED」今井絵理子参院議員の人生設計が完全に狂ってしまった。略奪不倫疑惑のお相手、橋本健市議に720万円にのぼる市政報告チラシの架空発注疑惑が浮上。「週刊新潮」などによれば、橋本氏は2010年から5年間、議会報告用のチラシ製作を市内の印刷会社に8回発注。1回当たり5~8万部を刷り、およそ720万円を政務活動費として計上した。

 ただし、実際にはサンプル版を一部に配ったのみで、大半は印刷していなかった疑いが強まっている。これに橋本氏は23日に緊急会見を行い、印刷会社と下請け会社の名前を出した上で「架空発注はしていない」と否定。他党の市議や地域住民にチラシの実物を見た者が皆無な点については「友人とマンションに配布したが、多い時は半数以上を余らせ廃棄した」と釈明した。

 ところが翌24日、名指しされた神戸市内の印刷業者A社が代理人弁護士を通じて「実際には印刷の仕事をしていないのに、橋本市議に頼まれて領収書を発行した」と暴露。橋本氏から商品名や数量、金額などを指示されたと明かしたものだから、当人は万事休すだ。

 政界関係者は「議員辞職どころから、立件される可能性が極めて高い。彼の“裏金作り”は自民党の諸先輩方から踏襲したもの。疑惑が他の議員に飛び火してはまずいため、党はトカゲの尻尾切りに走るだろう」と話す。

 政務活動費の問題では、“号泣県議”野々村竜太郎氏が、政活費約913万円を私的に流用。2015年8月に詐欺および虚偽公文書作成・同行使容疑で在宅起訴され、翌年7月に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けた。“一線を超えた”橋本氏も野々村氏と同じ命運をたどることになりそうだ。

 計算が狂ったのは交際中の今井氏も同じだ。週刊誌に略奪不倫疑惑を報じられても、2人は交際を続行。橋本氏は妻と離婚調停中だが、今井氏はお構いなしに周囲に再婚願望を語っていたという。「シングルマザーの今井氏は子供のためにも、スペックの高い父親を欲していた。議員以外に病院も経営する橋本氏はまさにうってつけ。周囲に何を言われようが、再婚に向けて猪突猛進だった。その矢先の今回のスキャンダル。立件されれば橋本氏の政治生命は終わりだし、病院経営に影響を及ぼす可能性がある。彼女も頭を抱えているだろう」とはスポーツ紙記者。

 今井氏も一連の不倫疑惑でこれまでのクリーンなイメージは失墜。今井氏を知る人物いわく「彼女の性格を考えると、橋本氏に見切りをつけて次のターゲットに移る」というが、打算的な男選びがバレてしまった以上、“次の相手”は警戒しまくるだろう。「天網恢恢疎にして漏らさず(悪いことをした者は必ず罰せられるの意)」。

 2人にはまさにこの言葉がふさわしい。

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