不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています
毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 先日からニュースを見ていて、「ヒドイ話」があった。どうも毎日新聞のスクープらしい。他社の報道は、今日になっても未だに出てこない。事実関係が確認できないのか、それとも法律関係を理解しにくいのか・・・

 福岡県福智町の公式ホームページでは、最初の報道日に早速町長が釈明していた。報道機関に文書を配布したものを掲載している。

 ⇒★平成29年8月18日 福智町長 嶋野勝 /新聞報道に関する事実説明について/8月18日の新聞記事で、福智町が地方自治法に反し、「行政財産」である町営住宅および土地を「普通財産」に変えないまま、元町議に売却したと・・一部新聞社に報道され・・≫

 こういう報道は、裏を取ってしっかりさせたうえで流すから、まあ、信じてよさそう。
 初報には ≪14年12月に建物を無償譲渡し、土地は129万円で売却した/町営住宅の土地の一部は売却前から県の護岸工事の用地となることが決まっており、元町議は購入後に転居して県から移転補償費約4600万円を受け取っていた≫

 市民・納税者的には、住民監査請求・住民訴訟にもっていくには・・・まず、「元町議の『不当利得』(法律上の原因なしに利益を得ていること)」、あとトップら行政関係者の共謀あるいは故意過失の関係の責任、事業自体は「県」らしいから・・・・。
 政治的には、トップは辞職か・・・議会や他の議員は何をしていたのか・・

 ということで、今日は以下を記録しておく。

●地方自治法違反 元町議に町営住宅売却 福岡・福智町/毎日 2017年8月18日 07時30分
●地方自治法違反 町長「私は被害者。早く縁切りたかった」/毎日 18日10時00分

●福岡・福智町長 違法売却、難色の課長排除 早期手続狙い/毎日 19日
●福智町「行政財産」売却 幹部、違法性を認識/毎日 20日
●福智町「行政財産」売却:町長、元町議後援会で幹部務める/毎日 21日

人気ブログランキング = 今、2位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

  福岡県福智町公式ホームページ 
 現在のアクセス数:6971491
お知らせ掲示板
8月18日の新聞報道に関する事実説明について [2017.08.18更新]


★連絡先 福智町役場 総務課  新聞報道に関する事実説明について/平成 29 年 8 月 18 日 
 8 月 18 日の新聞記事で、福智町が地方自治法に反し、「行政財産」である町営住宅および土地を「普通財産」に変えないまま、元町議に売却したと報じられていますが、その内容と事実の相違説明を町長のお詫びとあわせてご報告いたします。

適法売却の事実報告とお詫び
今回、新聞報道された内容の事実につきまして、取り急ぎ皆様にご報告申し上げます。
当該町営住宅および土地の払い下げにつきましては、地方自治法どおり「行政財産」から用途廃止を行い「普通財産」に変えて町が売却いたしております。

福智町では、平成 25 年 3 月に策定した「福智町営住宅長寿命化計画」で、当該町営住宅の売却の指針を示しました。

その後、平成 26 年 10 月 21 日付けで当該町営住宅および土地の払い下げに伴う用途廃止の手続きを行っております。
福智町として、十分な経過説明ができないまま、一部新聞社に報道され、町民の皆様をはじめ、関係各位にご心配とご迷惑をお掛けし、心よりお詫び申し上げます。

今後このような事態が起きない様、鋭意努めて参りますので、皆様のご理解を賜りますようお願い申し上げます。
平成 29 年 8 月 18 日 福智町長 嶋 野 勝

●地方自治法違反 元町議に町営住宅売却 福岡・福智町
          毎日 2017年8月18日 07時30分
 福岡県福智町が地方自治法で売却を禁じられた「行政財産」である町営住宅を、居住者の元町議(88)に売却していたことが17日、関係者への取材で分かった。町営住宅の土地の一部は売却前から県の護岸工事の用地となることが決まっており、元町議は購入後に転居して県から移転補償費約4600万円を受け取っていた。嶋野勝町長は元町議から売却を再三要求された事実を認めており、町営住宅を巡る不透明な土地取引が浮き彫りになった。

<町長「私は被害者。早く縁切りたかった」>
 関係者によると売却したのは同町伊方にあった町営住宅「尾崎団地」の土地約640平方メートル。団地は2世帯が入居する木造平屋住宅約60平方メートルで、元町議は1部屋の一部を増築して入居していたが、老朽化のため町が2013年3月に払い下げを決定。14年12月に建物を無償譲渡し、土地は129万円で売却した。

 町営住宅は、自治体が所有する財産のうち「行政財産」に区分され、地方自治法は原則として売却や譲渡を認めておらず、違反すれば取引は無効と定めている。用途廃止をして「普通財産」に変えるか、国土交通相の許可を得れば売却できるが、町はいずれの手続きも取っていなかった。

 さらに、この土地の一部は売却前から、近くの長浦川の護岸工事用地として使われるため、移転補償の対象になることが決まっていた。14年7月の豪雨で護岸が損壊し、嶋野町長が県に工事を求める要望書を提出。これを受けて県は護岸工事を決め、同年12月16日、住人の元町議に町営住宅の土地の一部が移転補償の対象になることを伝えた。

 元町議は同年8月に町長らに早期売却を強く求めるなどして、同年12月24日に町営住宅の土地を購入。移転補償対象だった一部の土地以外も工事車両置き場に使うことになり、15年9月、県が元町議に移転補償費約4600万円を支払うことで合意。元町議は町内に新築した自宅に転居した。

 元町議は1999~2011年に町議を3期歴任。土地購入時は解放同盟福智連絡協議会委員長だった。嶋野町長は「元町議に依頼されて早期売却を指示した。行政財産の売却が違法とは知らなかった」と釈明。元町議は「売却を働きかけたことは一切ない。移転補償の対象になるとは予想していなかった」と話している。【志村一也】

ことば「行政財産」
 自治体が所有する「公有財産」のうち、庁舎や学校、図書館、公園、公営住宅、公民館の他、地上権や特許権なども含めた公用や公共用に使われる財産。原則として売却や譲与はできず、違反すると取引は無効となる。それ以外の公有財産は普通財産で、自治体の権限で売却や譲渡ができる。

●地方自治法違反 町長「私は被害者。早く縁切りたかった」
     毎日 2017年8月18日 10時00分
 福岡県福智町が地方自治法で売却を禁じられた「行政財産」である町営住宅の土地を元町議(88)に違法に売却した問題。元町議が土地購入後に県から多額の移転補償費を受け取ったことも判明するなど取引の不透明さが際立つ。嶋野勝町長は元町議の求めに応じて早期売却を決めたことを認めたものの、違法性の認識はなかったことを強調する。専門家から取引を無効にすべきだとの声も上がる中、嶋野町長に取引の経緯などについて話を聞いた。【志村一也】

 --町営住宅を行政財産のまま売却したことは地方自治法に違反するのではないか。・・・(略)・・・

●福岡・福智町長 違法売却、難色の課長排除 早期手続狙い
       毎日 2017年8月19日
 福岡県福智町が地方自治法で売却を禁じられた「行政財産」である町営住宅を住人の元町議(88)に売却していた問題で、嶋野勝町長が早期売却に難色を示す当時の住宅課長を担当から外していたことが関係者への取材で分かった。早期売却を求める元町議との衝突を回避するため、住宅課長を排除するのが目的だったとみられる。

●福智町「行政財産」売却 幹部、違法性を認識
      毎日 2017年8月20日
 福岡県福智町が地方自治法で売却を禁じられた「行政財産」である町営住宅を住人の元町議(88)に売却していた問題で、取引に関与した複数の町幹部が違法性を認識していたことが19日分かった。毎日新聞の取材に対し複数の町幹部が「売却に必要な手続きを怠った」などと認める証言をした。嶋野勝町長は「違法とは知らなかった」と釈明している。

 関係者によると、町営住宅は2世帯が入居できる木造平屋1棟で元町議と別の世帯が住んでいた。町は老朽化のため2013年3月以降の協議で15年3月までに元町議へ払い下げることを決定。行政財産である町営住宅を売却するには、用途廃止をして「普通財産」に変えるか、国土交通相から売却許可を得る必要があるため、町が手続きを進めていた。

 しかし、用途廃止をして普通財産に変えるには、町の実務上の取り決めで建物部分を取り壊す必要があり、元町議が所有する増築部分を損傷する恐れがあるため不可能と判断。国交相の売却許可を得ると、元町議と別世帯の居住者が共同購入する必要があり、別世帯の入居者の資力が乏しいため手続きを進められなかったという。

 こうした状況に対して元町議は町に再三にわたって町営住宅の早期売却を要求。嶋野町長は職員に元町議の意向通り早期に売却するよう指示し、最終的には14年12月、必要な手続きをとることなく行政財産のまま元町議に町営住宅の建物を無償譲渡、土地を129万円で売却した。

 売却に関与した町幹部は「必要な手続きを怠り、行政財産のまま売却した」。別の町幹部も「普通財産にするのが面倒だった」と不適切な手続きを認めた。嶋野町長は「手続きについては分からない。職員を信じるしかない」としている。【志村一也】

「普通財産に変更し売却」 町長がHPに反論
 一方、町は18日、町営住宅を違法売却したとする毎日新聞の報道を否定する嶋野勝町長名のコメントを町のホームページ上に掲載した。「払い下げについては、地方自治法どおり『行政財産』から用途廃止を行い『普通財産』に変えて売却した」と説明。しかし関係者によると、用途廃止後に町の取り決めで必要な建物の解体や必要書類の提出をしておらず、普通財産には変更されていなかったという。

 嶋野町長は当初、違法売却の事実を認めて「勉強が足りず反省している」と話していた。毎日新聞はコメントについて町に取材を申し入れたが、町は19日までに応じていない。

●福智町「行政財産」売却:町長、元町議後援会で幹部務める
        ニフティニュース 毎日 2017年08月21日 09時07分
解体された尾崎団地の跡地(右奥)と工事が終わった長浦川の護岸=福岡県福智町伊方で5月31日、志村一也撮影
 福岡県福智町が地方自治法で売却を禁じられた「行政財産」である町営住宅を住人の元町議(88)に売却していた問題で、同町の嶋野勝町長が元町議の後援会(解散)で幹部を務めていたことが関係者への取材で分かった。2015年に元町議が町内に建てた新居の落成式に出席していたことも判明。嶋野町長と元町議が公私ともに親密な関係だったことが浮き彫りになった。

 関係者によると、元町議は合併前の旧方城町を含めて1999~2011年に町議を3期歴任。後援会は元町議の活動を支援するために作られ、多い時には300人近い会員がいた。嶋野町長は事務局長補佐の役職を与えられていたという。

 当時を知る元後援会幹部は「元町議の力を誇示するための団体だった」と証言。衆参両院選や県議選、福智町長選などで元町議が応援する候補者の集会などに会員が動員されていたという。嶋野町長はこうした集会で司会などを担当していた。

 嶋野町長は、毎日新聞の取材に後援会の会員だったことは認めた上で「元町議とは以前は仲が良かったが、(初当選した14年3月の)町長選で私の後援会の会長選定を巡ってもめて関係が悪くなっていた」と説明した。しかし、15年8月に新築された元町議の新居の落成式に参加するなど、その後も関係は続いていたとみられる。

 町は、地方自治法で売却が禁じられた行政財産の町営住宅の土地を14年12月、元町議に129万円で売却。それ以前から土地の一部は県の工事用地になることが決まっており、元町議は土地を購入後に県から移転補償費約4600万円を受け取った。【志村一也】

コメント ( 0 ) | Trackback ( )