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てらまち・ねっと



 昨日は、骨転移治療として効果的とされている「ゾーフィゴ」という放射性物質を注射する方法のことを書いた。
 私も1月、2月と4週間おきに注射した。実際の注射は1分ほど。あっさりしたもの。

 そのあと、「一週間ほど」は注意することが明らかにされている。メーカーのバイエルの「ゾーフィゴについて」などの説明を今日のブログの後半に転記しておく。
 ●ミニ知識〈アルファ線の特徴・アルファ線の透過力(とうかりょく)〉
 /4週間に1回ごとの注射を、通常6回受ける。最大6回の注射を受けたら治療は終了。
 /ゾーフィゴ®静注の注射後1週間(各注射後の最初の1週間)は注意を守る。

 ・・・ということで、注射後のしばらくは身体に放射性物質が残っていくわけだから、私はトイレは2回流す、とかは注意している。

 それと、作用と効果についての解説が、慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室講師の監修ででている(2018年1月)。
  ★≪●前立腺がんに多い骨転移。骨修飾薬や骨転移治療薬を適切に使って骨折を防ぐことが大切/取材・文:平出浩≫ (後掲)には次のようにある。 
  ≪ラジウム223はアルファ線を放出する放射性物質を含み、カルシウムに似た性質があるため、代謝が活発になっているがんの骨転移巣に多く運ばれる。ラジウム223が放出するアルファ線によって骨に転移したがん細胞のDNAを切断し、がん細胞を死滅させる≫ 

 ≪① 骨転移の数が6個未満と少ない場合では、ラジウム223の生命予後を延ばすという意味の効果は必ずしも認められず、
  ② 骨転移が6個から20個を少し超えるくらいの場合に効果が出ている。
  ③ 20数個以上と多くの骨転移がある場合にも、ラジウム223はあまり効果が認められていない。
  つまり、骨転移の数があまり少なくても多くても、ラジウム223の効果は期待できず、適切なタイミングを見極めるのが難しい薬≫

 ・・・ということは、骨転移が多数ある私は、③に該当するのか・・・と考えるしかないのかなぁ・・・と思いつつ、ま、できることはやる、その姿勢で臨んでいる。

 なお、昨日3月17日の私のブログへのアクセスは「閲覧数3,892 訪問者数930」。

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●前立腺がんに多い骨転移。活動的に長生きするためには骨修飾薬や骨転移治療薬を適切に使って骨折を防ぐことが大切
     監修:慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室講師 小坂威雄先生 2018.1 取材・文:平出浩 
・・・(略)・・・
ラジウム223では、骨転移巣の治療とともに生存期間の延長にも期待
 ラジウム223は放射性の医薬品です。骨転移の治療薬として初めて生命予後を改善した、つまり、全生存期間を延ばした効果が報告されており、2016年に国内でも保険承認されました。

 放射線療法が外部から放射線を照射するのに対し、放射性医薬品はアルファ線などの放射線を放出する核種を体内に投与し、体の内部からがん病変に放射線を照射します。ラジウム223はアルファ線を放出する放射性物質を含み、カルシウムに似た性質があるため、代謝が活発になっているがんの骨転移巣に多く運ばれます。そして、ラジウム223が放出するアルファ線によって骨に転移したがん細胞のDNAを切断し、がん細胞を死滅させることが期待できます。

アルファ線の透過力は非常に弱く、1枚の紙も通ることができません。放射線が及ぶ距離は100μm未満と短いのも特徴です。このため、標的以外の場所には放射線が及びにくいといえます。投与方法は静脈注射で、1か月に1回、合計6回投与します。
さらなる研究が進むラジウム233の効果的な使用について
前立腺がんの骨転移に対し、ラジウム223は期待のもてる薬剤ですが、いくつか使い方が難しい点があります。

 海外で行われた試験を見ると、 骨転移の数が6個未満と少ない場合では、ラジウム223の生命予後を延ばすという意味の効果は必ずしも認められず、骨転移が6個から20個を少し超えるくらいの場合に効果が出ています。しかし一方、20数個以上と多くの骨転移がある場合にも、ラジウム223はあまり効果が認められていません。つまり、骨転移の数があまり少なくても多くても、ラジウム223の効果は期待できず、適切なタイミングを見極めるのが難しい薬です。 ・・・(以下、略)・・・


●ゾーフィゴについて
    バイエル
骨に転移した去勢抵抗性前立腺がん※に対して抗がん作用を持つ、治療用の放射性医薬品(注射薬)です。

ゾーフィゴ®静注には、アルファ線と呼ばれる放射線を出す「ラジウム-223」という放射性物質が含まれています。
このラジウム-223には、骨の成分であるカルシウムと同じように骨に集まりやすい性質があり、注射で体内に送られると、代謝が活発になっているがんの骨転移巣に多く運ばれます。そして、そこから放出されるアルファ線が、骨に転移したがん細胞の増殖を抑えます。

こうした作用によって、骨転移した去勢抵抗性前立腺がんに対して治療効果が期待できるお薬が、ゾーフィゴ®静注です。

※男性ホルモンの分泌を抑える治療を実施しても症状が悪化する前立腺がんのこと

ミニ知識(1)〈アルファ線の特徴について〉
ゾーフィゴ®静注の治療で要となるアルファ線は、エネルギーが高く、細胞を破壊する力が強いという特徴があります。
しかし、アルファ線の力が届く距離は0.1ミリ未満(体内)と短いことから、正常細胞に影響を及ぼすことは比較的少ないとされています。


アルファ線の透過力(とうかりょく)について〉
放射線の性質の違いを示す尺度の一つに、放射線が物を通過する力(透過力)があります。ゾーフィゴ®静注が放出するアルファ線は、透過力が小さく、薄い紙1枚で完全に遮ることができるのが特徴です。 また、 でも紹介したように、アルファ線が飛べる距離は、体内では0.1ミリ未満と短く、空気中でも数センチ程度しか飛びません。アルファ線は、放射線の影響が及ぶ範囲がたいへん狭いという特徴があります。

●▶4週間に1回ごとの注射を、通常6回受けていただきます。
ゾーフィゴ®静注は、4週間ごとに1回、静脈注射で投与します。
最大6回の注射を受けたら、ゾーフィゴ®静注による治療は終了です。

●ゾーフィゴ®静注の注射後1週間(各注射後の最初の1週間)は注意を守ってください。
       バイエル
静注の注射後に、注意することはありますか?
このお薬から出るアルファ線は、患者さんの体内では0.1ミリ未満の範囲に しか影響を及ぼさないため、ご家族など患者さんと接する方々に放射線の影響はほとんどありません。
ただし、ゾーフィゴ静注を注射後1週間くらいは、アルファ線を出す放射 性物質のラジウム-223が、血液や便などに微量ですが残る可能性があります ので、患者さんとご家族(介護者)の方々は、下記で紹介する注意点を守る ようにしましょう。

ゾーフィゴ®静注の注射後1週間(各注射後の最初の1週間)は注意を守ってください。
患者さんが出血した場合の血液は、トイレットペーパーなどで拭き取り、トイレに流しましょう。
患者さんの尿や便に触れる可能性がある場合や、これらで汚れた衣類などにさわる場合は、ゴム製の使い捨て手袋をつけてから取り扱いましょう。
患者さんの血液などの体液が手や皮膚に触れた場合は、触れた箇所をすぐに石けんでよく洗うようにしましょう。
性行為は控えるようにしましょう。
さらに、このお薬での治療中、および治療終了後6カ月間は、適切な避妊を行ってください。
ゾーフィゴ®静注の注射後から2〜3日間は、患者さんと、子どもさんまたは妊婦さんとの接触は最小限にしましょう。(子どもさんを長時間抱っこするなどは避けましょう)
患者さんが入浴するときは、その日の最後に入るようにしましょう。
入浴後の浴槽は洗剤を使ってブラッシングし、よく洗いましょう。
洗濯物の取扱いに対する注意
ゾーフィゴ®静注の注射後1週間(各注射後の最初の1週間)は注意を守ってください。

患者さんが着用した衣類などの洗濯は、他の人の衣類とは別にして洗いましょう。
患者さんの血液や尿がついたシーツ類や下着類については、本洗いの前に、予洗いして洗い流しておくようにしましょう。
排便・排尿・嘔吐時の注意
ゾーフィゴ®静注の注射後1週間(各注射後の最初の1週間)は注意を守ってください。

便座に腰かけて排尿してください。
トイレの使用後は、トイレの水を2回程度流してください。
便器や床面に尿や便がこぼれてしまったら、トイレットペーパーなどできれいに拭き取り、トイレに流してください。
排尿や排便後は、石けんでよく手を洗ってください。
患者さんの排泄物や嘔吐物などが手や皮膚に触れた場合は、すぐに石けんで洗って十分水洗いをしてください。
オムツ・導尿カテーテルを使っている場合の注意
ゾーフィゴ®静注の注射後1週間(各注射後の最初の1週間)は注意を守ってください。

患者さんのオムツや導尿カテーテル、蓄尿パックを取り扱う場合は、使い捨て手袋を着用してください。 (オムツは、ビニール袋に入れて内容物がもれないように封入し、一般ゴミとして処理してください)
尿失禁がありオムツを使用する患者さんは、ビニール製のシーツを使うとよいでしょう。
導尿カテーテルで使用する尿パック中の尿は、トイレに捨て、水を2回程度流し、処理後は手をよく洗ってください。




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