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てらまち・ねっと



 大分の教員採用の不正をきっかけに、いろんなことが暴かれた。
 そのひとつは、議員や有力者の口利き。
 「特定の受験者」に関しての合否の結果の事前通知、同時通知、直後通知・・・

 採用者側が特手の受験者の合否を特定の議員らに伝えるということは、採用試験の手続きの開始以前もしくは進行中のどこかで、「この受験者について教えてくれ」などの求めがなされたということ。

 裏返せば、「こいつは通してくれ」と要求していることに限りなく近い。
 だって、単に、合否結果を少しでも早く私に教えてよ、なんてことは意味がないから。

 議員らが個別の事業に関して特定業者について口利きすることが問題なのは当然。
 ただ、それは、単に一つの事業のこと。
 でも、職員や教員採用における口利きは、その自治体の何十年もの仕事を続ける職員をここで選ぶ、という将来にわたる決定。
 だから、口利き問題の根は深い。

 なお、毎日新聞は受験者にアンケートし、「教員採用:4割「口利き頼るかも」 志望者762人アンケート」 としている。
 
 また、今朝のニュース、教員採用試験の1次試験に計7069人が受験。今月8日に3465人の合格を発表、採点ミスが発覚し、合格ラインを上回った45人を追加合格、とある。
 大分の問題がなかったら、こんなミスは 握りつぶされていた ことは間違いない。
 それほど、信頼がなくなっている公務員の採用現場。

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●県議照会に5幹部回答  (2008年7月18日 読売新聞)
 教員採用試験の合否伝達問題で、県教育委員会は17日、過去5年で少なくとも5人の幹部が、県議からの照会に回答していたことを明らかにした。読売新聞の取材に対し、複数の県議が照会したことを認め、「一昔前は県職員の結果も教えてくれた」と指摘する県議も。合否伝達は常態化していたとみられ、県人事課は同日、県職員採用試験で、合否照会など同様の事例がなかったか調査を始めた。

 県教委教職員室は、過去5年の幹部15人に聞き取り調査を実施。現職の真木吉雄教育次長は昨年10月5日の発表当日、合否通知の発送後、電話で問い合わせてきた複数の県議に対し、名前を挙げられた数人の受験者の合否について回答したという。真木次長は就任した06年以降、複数の問い合わせに回答したことを認めたほか、教育次長経験者4人も同じ対応をしていたという。
 真木次長は「一般の問い合わせには応じておらず、断るべきだった。公平性を欠き反省している」と述べた。採用試験の便宜については「口利きなどに応じることはありえない」と否定した。
 今年3月まで教育次長を務めた県立高校長は「親しい県議から電話があり、発表間際で、合否には影響がないと思い、2人の合否について回答した。まずい対応だった」と語った。

 一方、ある県議は読売新聞の取材に対し「支援者の依頼で合否を聞いた。一昔前は教員に限らず、県職員の試験結果も教えてくれた。2、3年ぐらい前から断られることが増えた」と認めた。別の県議も「3年前、親御さんの頼みで知り合いの職員を通じて教員試験の合否を聞いたことがある。これからは慎むべきだ」と語った。
 県教委は大分県の教員採用試験を巡る汚職事件を受けて、過去5年間に実施した採用試験について、合否判定資料に改ざんなどの不正行為がなかったか独自調査も進めている。

●教員採用試験、県議らへ合否連絡35教委で…読売調査  2008年7月18日03時06分 読売新聞
 教員採用試験を巡り、全国の教育委員会の職員が県議らに受験生の合否を伝えていた問題で、合否連絡していたのは、64都道府県・政令市教委のうち、35教委に上ることが17日、読売新聞の調査でわかった。
 うち17教委は、受験生が合否を知る前に伝えていた。中には、県議らへの連絡を20年ほど前から行っていたと回答した教委もあり、地元議員への便宜が慣習化していた実態が浮かび上がった。

 合否を合格発表前に伝えていたのは、北海道、大分、島根、熊本県の4教委と大阪市教委。北海道教委では、教育長の決裁が終了した段階で、事前に合否を照会していた道議らに個別に連絡。受験生本人が郵送で結果を知る1日前には、結果が伝わっていた。
 ほかの4教委も、合格発表の半日前から10分前までに合否結果を電話などで連絡していたという。

 この5教委以外にも、受験生に結果が郵送で届く前に、照会相手に結果を伝えていた教委が12に上っていた。
 歴代の教育長が、長年県議らに電話で合否を連絡していたという福井県教委は、便宜を図った理由について「議員に求められると断れなかった」と回答した。
 新潟県教委は、年間で50~60人の受験生について合否照会があったと説明。照会の主は、県議だけでなく、国会議員本人や秘書、市町村長なども含まれていたという。武藤克己県教育長は「一般からの問い合わせには答えておらず、不公平だった」と話した。

●新潟県教委、教員採用試験の結果を事前に外部連絡 新潟県も職員採用で県議らに  サンケイ 2008.7.18 02:59
 新潟県教委が教員採用試験の合否結果を事前に外部に連絡していたほか、県も同様に一般行政職員の採用試験結果を県議らに伝えていたことが明らかになった。

 県教委によると、国会議員や県議、市町村長らが採用試験の合否結果について、20年以上前から発表直前に教育長ら県教委幹部から電話などで聞き出していたという。武藤克己教育長は「不適切な対応で、公平性に欠けた」と謝罪した。

 県の一般行政職員の採用試験でも、県議らが発表直前に合否結果を問い合わせ、県側が連絡していたことが判明。県人事委員会は「人事課と協力して実態を調査したい」と話した。

 一方、新潟市教委は大分県の教員採用汚職事件を受け、今年度の採用試験から不合格者に成績を3段階で通知し、解答用紙の保存期限を1年から3年に延ばすことを決めた。佐藤満夫教育長は「透明性を高めるため、将来的には不合格者には点数でお知らせするようにしたい」と話した。

●県議が口利き依頼 昨年教員採用教育長拒絶「不正ない」  2008年7月18日 読売新聞
 大分県の汚職事件で教員採用試験の不透明さが問題となる中、野地陽一県教育長は17日、昨年の教員採用試験の際に現職県議から口利きの依頼を受けたことを明らかにした。その場で断り、不正はなかったとしている。

 採用試験は7月に1次選考、9月に2次選考が行われる。野地教育長によると、昨年夏ごろ、県庁内で県議から「こういう者が受けるのでよろしく」と言われ、受験番号が書かれたメモを渡されそうになった。野地教育長は「それはできません」と即座に断ったという。番号は目に入ったが覚えておらず、受験者の合否は把握していないといい、県議が誰かについては「答えられない」としている。

 また、野地教育長は合否の伝達について、県教委のホームページで発表後に県議らの照会に答えることがあったことも明かした。
 野地教育長自身が昨年、県議や国会議員の秘書、県職員OBなど10人弱の照会を受け、ホームページで番号を見て答えるなどしたという。
 県教委ではここ数年、発表後については、照会に応じてきたが、「発表後でも知らせることで疑念を招きかねない」とし、今年からは照会に応じないことを決めた。野地教育長によると、事前の照会はここ数年ないというが、それ以前については再度確認する方針。

 一方、県教委では今回の事件を受け、答案の保管期間を現在の1年から3年程度に延ばす方向で検討している。現在は年度末で答案を処分し、点数の一覧表を5年程度保管しているが、証拠となる答案の保管を延ばすことで不正が起きにくい仕組みを強化する。

●社説:教員採用汚職 これでどう「道徳」を説くのか  毎日新聞 2008年7月8日
 公務員に袖の下を渡してものを頼む。警察が動く。次々に関係者が逮捕され、並ぶ顔写真を金の流れの線が結ぶ「汚職相関図」がメディアに掲載される。
 組織的な贈収賄事件でしばしば見る報道だが、今大分県警が捜査を進めている事件の相関図に驚かされるのは、登場者が教員や県教育委員会幹部ら教育者たちだからだ。

 小学校校長らがわが子を採用してもらうために、県教委幹部らと贈収賄サークルを成したのが事件の構図だ。しかし、関係者の証言などでは、これにとどまらない。例えば、逮捕者の一人は少なくとも35人の口利きを受け、成績改ざんをした疑いがある。また別の一人は小規模校から県教委に転勤する際、現職幹部に高額金券を贈っており、関係者は「人事の前後には、モノ、金が動く」と金品授受横行の体質を語る。

 公立学校教員採用試験は都道府県、政令指定都市教委が夏場に2段階選考で実施する。県警の調べでは、不正は合格点に足らない者に加点するやり方だ。採用倍率は全国的に団塊世代の大量退職や少人数学級導入の動きもあってひところより下がり、07年度で平均7・3倍だが、大分県は11・9倍と人気は高い。
 文部科学省は教育振興基本計画の策定で、向こう5年間で2万5000人の教員定数増加を盛り込もうとし、支出抑制を図る財務省に拒まれた。

 確かに授業時間を大幅に増やす新学習指導要領を実施するには教員を増やすことは必要だ。しかし、今回のような実態が露呈しては説得力はそがれる。
 それだけではない。教員採用にはコネや情実が利いているのではないかという疑念、不公平感は多くの地域で語られ、採用不祥事が報じられる度に嘆息が漏れてきた。文科省は「そのような採用実態は聞いていない」としてきたが、ならば、疑念を払うために、捜査機関とは別に、今回の事件の土壌を徹底検証してその内実を開示し、速やかに事件も疑いも生じさせない改革をすべきではないか。

 それには、採点・判定などが二重、三重に他者によってチェックできる仕組みが必要だ。恣意(しい)的な加点、減点の形跡が明確に残り、第三者が検証できれば抑止効果は上がる。しかし、それは情けない手段だ。こと教育界でこうした対策を考えなければならないこと自体が問題なのだ。

 今回の事件はごく一部の不心得者が起こした、では説明できない根の深さと広がりを示唆している。自制の感覚が鈍磨するほど長く続いてきた慣行慣習ではないのか。そんな疑念さえぬぐえない。例外として扱い、これを教訓としないで放置するなら「教育不信」をさらに深めるだけだろう。
 真剣に子供と向き合っている多くの先生たちのためにも、徹底解明が必要だ。

●教員採用:4割「口利き頼るかも」 志望者762人アンケート  毎日新聞 2008年7月28日
 「口利きを当てにしない自信はない」と「口利きしてもらいたい」で4割--。大分県の教員採用試験を巡る汚職事件を受け、教員採用試験の情報提供サイト「NSK教採ネット」(新藤智代表)が、全国の教員志望者を対象に緊急アンケートしたところ、こんな結果が出た。

 同サイトは、教員採用試験の教材販売などを手掛ける「NSKジャパン」(東京都練馬区)が運営。調査は11~16日に同サイト上で実施し、各地の教員志望者762人から回答があった。

 「教育委員会や校長に知り合いがいたら口利きをしてもらおうと思うか」との問いに、47.9%が「全く思わない」と答えたが、「最後まで当てにしないで済む自信はない」が33.1%に上る。「良くないとは思うが口利きしてもらいたい」も7.2%あった。

 事件については「ありそうなことなのでやっぱりという感じ」が74.0%を占めた。「驚いている」は5.5%しかなかった。

 「自分が志望する自治体でも大分県と同じようなことがあると思うか」には、「贈収賄はなくても口利きはあるだろう」が50.3%で、「自分の志望する県も同じだと思う」は31.9%だった。

 事件で教員を志す気持ちに変化があったかは、47.9%が「全くない」と答えたが、▽少しやる気がなくなった20.5%▽考え直してみたい2.4%▽受けないことに決めた0.4%--と影響を受けた人もいる。

 新藤代表は「『口利きに頼るかもしれない』という人が3割もいたのは驚き。一度根付いてしまった意識や不信感を払拭するのは簡単ではないかもしれない」と話している。【三木陽介】

●教員採用試験:採点ミスで45人を追加合格 愛知  毎日新聞 2008年8月16日 1時14分
 愛知県教育委員会は15日、7月19日に実施した教員採用試験の1次試験で採点ミスがあり、45人を追加合格にしたと発表した。解答用紙に書き込まれた手書き数字を自動で読み取る機械に、不具合があったという。合格者は19日から実施の2次試験に進む。

 1次試験(筆記、面接)は小学校教諭、中学校教諭など6区分に計7069人が受験。今月8日に3465人の合格を発表した。

 しかし14日、受験者への情報開示に備えた筆記試験の解答用紙の点検で採点ミスが発覚。全受験者の26%に当たる1831人の得点が修正され、合格ラインを上回った45人を追加合格とした。減点の受験者もいたが、合格から不合格になったケースはなかった。

 県教委によると、採点には2台の読み取り機器を使ったが、このうち1台に、手書きの「1」を「7」、「3」を「5」と誤って読み取る不具合があった。機器は04年から教員や県職員などの採用試験に使用しているが、過去にトラブルはなかったという。原因を調べている。【安達一正】

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 中国の五輪で、花火はCGとか少女の歌も“口(くち)パク”とか、問題にされている。
 式典でイベントと考えれば珍しくもなく、何か筋違いの非難とも見える。
 もちろん、「バレるまで黙っていよう」と言うことだったら、それ自体の問題はあるにしろ、今回は意図的な非難があるようにも見える。
 所詮、お祭り。

 偽物といえば、五輪のお土産に偽物商売がひんぱんとも報道されている。

 ともかく、開会式の式典会場で雨が降らないように周辺地域で細工した、という技術には驚いた。
 この行為は、偽者なのか本物なのか考える・・・そんなことはしない。

 それより、偽物や偽者、偽装が絶えない日本、まず足もとをみたらと思った今朝は8月15日。

 「開会式の足跡花火…実はCGの合成映像でした」(読売 8/12)
 「巨人の足跡花火はCG映像 五輪開会式、1年かけ制作」(共同 8/12)
 「少女の歌も“口パク” 五輪開会式、花火に続き」(サンケイ 8/12)
 「開会式「微笑みの天使」は口パク、容姿でふるいに非難続出」(読売 8/13)
 「五輪開会式の「口パク」問題にブロガー激怒」(ITmedia News 8/8)
 「関連グッズが大人気…記念金貨や偽物も」(毎日 8/8)
 「開会式は晴天で…中国気象当局が『消雨弾』1000発」(読売 8/9)

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●開会式の足跡花火…実はCGの合成映像でした  2008年8月12日15時21分 読売新聞
開会式で打ち上げられた花火で描かれた巨大な足跡(新華社)。上空からのヘリ映像は、CGによるものだった
 8日に行われた開会式の際にテレビで放映された、北京市内の上空を歩く、花火で描かれた巨大な足形「歴史の足跡」は、実はコンピューターグラフィックス(CG)による合成映像だったことが分かった。

 「歴史の足跡」は、北京五輪が29回目の夏季五輪に当たることから、歴史の巨人(=五輪)が北京に到着したことを表現。足跡の形を打ち上げ花火で作り上げ、天安門広場からスタートして29歩目にメーン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に到着する演出だった。

 映像は開会式の冒頭で55秒間流されたが、最後に「鳥の巣」から打ち上げられたもの以外はすべてコンピューターによる映像だった。花火は各地で実際に打ち上げられていたが、映像自体は約1年間かけて製作された合成映像だった。

 規制で上空からの撮影ができないための演出で、当日夜のスモッグでかすんだ状況を忠実に表現するために気象台に助言を求め、上空からヘリコプターで撮影したように見せるためにカメラを微妙に振動させる処理もしていた、という。
 12日の記者会見で、この件について聞かれた北京五輪組織委の王偉・執行副会長は「あの日は天気があまり良くなかったので、そうだったかもしれない」と、CGであることを事実上認めた。
 英紙「デイリー・テレグラフ」によると、この映像は北京五輪放送機構(BOB)が作製したという。(読売取材団)

●巨人の足跡花火はCG映像 五輪開会式、1年かけ制作   2008/08/12 13:54 【共同通信】
 【ロンドン、北京12日共同】北京五輪の開会式の際に、全世界にテレビ放映された花火で描いた“巨人”の足形の映像は、コンピューターグラフィックスによる合成映像だったと、英デーリー・テレグラフ紙などが12日までに伝えた。五輪映像効果担当者が、合成と認めた。約1年の時間をかけて制作したという。
 英スカイニューズ・テレビによると、開会式の映像は、全世界の30億人以上が視聴した。

 映像は、開会式の開始直後に、北京市中心部の上空に巨人の足形のような形で花火が打ち上げられ、永定門から天安門広場を経て五輪メーン会場、国家体育場(愛称・鳥の巣)まで、巨人が歩いて近づく様子を空撮で表現していた。
 花火は実際に打ち上げられたが、航空管制などで空撮ができないため、合成映像を使用することを決めたという。
 担当者によると、映像は55秒間で足形は計29個あったが、「鳥の巣」上空で最後に打ち上げられた花火を除き、残りは事前に用意した特殊映像だった。

●合成映像使用を認める 巨人花火で北京五輪組織委  2008/08/12 20:55 【共同通信】
 【北京12日共同】北京五輪組織委員会の王偉・執行副会長は12日の記者会見で、8日夜の開会式の際にテレビ放映された、花火で描いた“巨人”の足形の映像が合成映像だったとの報道を事実上認めた。

 王執行副会長は「他の大イベントと同様、放送局の利便性と劇的効果のため、事前に用意した映像が局に提供されたことは確認した。開会式で花火は実際に打ち上げられたが、事前収録の映像が使用されたのかもしれない」と述べた。
 映像は北京市中心部の上空に巨人の足形のような形で花火が打ち上げられ、開会式会場まで巨人が歩いて近づく様子を空撮で表現していた。
 英国などでの報道によれば、花火は実際に打ち上げられたが、航空管制などで空撮ができず、合成映像を使用したという。

●少女の歌も“口パク” 五輪開会式、花火に続き  サンケイ 2008.8.12 19:00
宙を舞う女の子(共同)
 北京五輪開会式で、中国国旗が五輪メーン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に入る際、9歳の少女が革命歌曲を歌う場面が、実際は別の7歳の少女が歌った“口パク”だったことが12日、分かった。
 中国の通信社、中国新聞社が同日伝えた。開会式の音楽を担当した中国の著名作曲家、陳其鋼(ちん・きこう)氏は「対外的な印象を考えた。国家利益のためだ」と説明しているが、国内からも批判の声が出ている。

 2006年トリノ冬季五輪開会式ではイタリアのテノール歌手、故パバロッティ氏の熱唱が後で口パクと判明したことがあるが、声が全く別人なのは極めて異例。開会式では花火の映像が合成だったと判明したばかり。
 開会式の際に革命歌曲「歌唱祖国」を歌った画面が放映されたのは林妙可さん。お下げ髪で笑顔を絶やさずに歌う様子がメディアで反響を呼び「微笑の天使」と大きく取り上げられたが、実際に歌っていたのは小学校1年の楊沛宜さんだった。(共同)

●開会式「微笑みの天使」は口パク、容姿でふるいに非難続出  2008年8月13日21時40分 読売新聞
 【北京=杉山祐之】中国紙「信息時報」(電子版)などは13日、北京五輪開会式で、入場する中国国旗を9歳の少女が革命歌を歌って迎えたシーンについて、少女は実際には「口パク」をし、世界に流れた歌声は別の少女(7)のものだったと報じた。

 会場にいたのは北京市の小学3年生、林妙可さん。荘重な場面を演出したお下げ髪の愛らしい顔立ちと可憐な歌声は、世界中で感動を呼び、中国国内では人気爆発。「微笑みの天使」と呼ばれるようになった。

 ところが、開会式の音楽担当責任者が国内メディアに「歌声は別人」と明かした。歌ったのは同市の小学1年生、楊沛宜さんだった。「林さんは、容姿は抜群」、「楊さんは、歌声は抜群」という理由で、2人を組み合わせたという。

 責任者は「全国の観衆は理解してくれると思う。国家の利益のためにやったことだ」と話した。

 しかし、インターネット掲示板などでは、子供に「口パク」をさせたことや、容姿で子供をふるいにかけたことへの非難が続出した。開会式に出られなかった楊さんは中国メディアの取材に、「自分の声が流れただけで満足です」と答えているという。

●北京五輪:花火に続いて歌う少女も偽物だった中国の人権意識 
janjan 8月14日 編集部2008/08/14
北京五輪開会式で、9歳の少女が革命歌曲を歌う場面が7歳の少女が歌った“口パク”だったことが分かった。

 北京五輪開会式で中国国旗が五輪メーン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に入る際、9歳の少女が革命歌曲を歌う場面が7歳の少女が歌った“口パク”だったことが分かり、12日の米メディアは「五輪開会式の制作スタッフが式典を完璧(かんぺき)なものにしようとする中国共産党上層部の圧力に屈した」などと批判する報道を展開した。

 「開会式にふさわしいほどの容姿ではない」と共産党幹部が判断し、実際に歌っている少女が口パクの影武者にさせられた問題は、人をモノとしか考えない中国の人権意識を象徴する出来事となってしまった。

●五輪開会式の「口パク」問題にブロガー激怒   ITmedia News  2008年08月14日 14時17分 更新
北京五輪の開会式で歌を歌った少女が、容姿で選ばれた「替え玉」だということが分かり、ブログには怒りの声があふれている。(ロイター)

 北京五輪の開会式で、歯並びの悪い本当の歌い手に代わって、顔立ちの良い女の子に「口パク」をさせた中国当局の決定に対し、8月13日、ブロガーらが怒りの声を上げた。

 多くのブロガーはだまされた気分だと話している。評価の高い式典の、特に感動的な場面が本物ではなかったからだ。

 「はっきり言って不愉快。あの子たちは7歳と9歳で、まだ幼いのに」とニューヨークの10代の少女は、自分のブログに怒りをつづっている。

 9歳の林妙可(リン・ミャオクー)さんはそのかわいらしいパフォーマンスで喝采を浴びたが、式典の担当者は13日、彼女は、容姿で不合格となった本当の歌い手、楊沛宜(ヤン・ペイイー)さんの代役だと認めた。

 「こんなうそで台無しになって悲しい。それさえなければ素晴らしい式典だったのに」と別のブロガーは記している。

 「2008年北京五輪は忘れよう。これまでで一番良かった開会式は2000年のシドニー五輪だ。開催者は、CG映像を使って世界を感動させないといけないなんて考えていなかった」

 組織委員会は、開会式の「生放送」に事前に作成した花火の映像を使ったことも認めた。

 Googleでブログを検索すると、収拾がつかない状態になっていることが分かる。ブロガーの主な反応は、怒りと驚きだ。

 「歌を歌った方の楊沛宜という女の子はかわいさが足りなかったようだ。歯並びの悪い子を出すと、中国のイメージが悪くなると思われたのだろう」とあるブログには書かれている。

 過去には、ハリウッドがたびたびこうした問題で批判されていた。「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘプバーン、「ウェスト・サイド・ストーリー」のナタリー・ウッドは、マーニ・ニクソンが吹き替えで歌っていた。

 ブロガーらはこうした慣行は受け入れていたが、あるブロガーは「歯並びが悪いという理由で子供を選考から落とすというのは、間違っているように思える」と述べている。

 彼らは、中国当局は何もかも統制したがっていると非難している。

 「中国はオリンピックを、絵に描いたような完ぺきなイメージを世界に見せる場にしたいのだ。明らかに、完ぺきさが華々しい開会式の目標だった」とあるブロガーは記している。

 見かけをごまかしているという非難は、北京にも向けられている。

 「完ぺきな五輪に見せるため、北京では偽のデザイナーズバッグ、海賊版DVD、偽の企業ロゴを通りから一掃している。本物らしくしようという熱意は、開会式だけにとどまらない」と別のブロガーは指摘する。

 しかし、主催者側には後悔はない。

 北京五輪広報担当のワン・ウェイ氏は「歌は事前に録音されたものだった。美術ディレクターは最高の声と最高のパフォーマーを選んだだけだ」と語っている。

●【北京五輪】 9歳少女の歌も“口パク” 実際歌ったのは別の7歳少女…五輪開会式、“花火がCG”に続き発覚   2チャンネルニュース
1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★ 投稿日:2008/08/12(火) 19:32:30 ID:???0
 少女の歌も“口パク” 五輪開会式、花火に続き
 8日の北京五輪開会式で、中国国旗が五輪メーン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に入る際、9歳の少女が革命歌曲を歌う場面が、実際は別の7歳の少女が歌った“口パク”だったことが12日分かった。

中国の通信社、中国新聞社が同日伝えた。開会式の音楽を担当した中国の著名作曲家、陳其鋼氏は「対外的な印象を考えた。国家利益のためだ」と説明しているが、国内からも批判の声が出ている。

2006年トリノ冬季五輪開会式ではイタリアのテノール歌手、故パバロッティ氏の熱唱が後で口パクと判明したことがあるが、声が全く別人なのは極めて異例。開会式では花火の映像が合成だったと判明したばかり。

開会式の際に革命歌曲「歌唱祖国」を歌った画面が放映されたのは林妙可さん(9)。 舞台の緊張をはねのけ、お下げ髪で笑顔を絶やさずに歌う様子がメディアで反響を呼び「微笑の天使」と大きく取り上げられた。

ところが、実際に歌っていたのは北京大付属小学校1年の楊沛宜さん(7)だった。これについて中国のウェブサイトの掲示板では議論が沸騰。「すべての人々の感情をもてあそんだ」などと批判が多いが「国家利益のためならいいだろう」との容認論もある。・・・・・・

●北京五輪:関連グッズが大人気…記念金貨や偽物も   毎日 8月8日
 【北京・長野宏美、中本泰代】北京五輪関連グッズが大人気だ。中には87万元(約1305万円)の記念金貨3枚セットも。一方、マスコットの偽物を2元(約30円)で売る業者も登場。真夏の北京はグッズ商戦も熱い。

 北京市の繁華街・王府井(ワンフーチン)にある工芸品デパートでは、1階が五輪関連グッズ売り場になっている。午前10時の開店前から行列ができる日もある。

 開幕1週間前の1日は、国家体育場(愛称・鳥の巣)のデザインに「開幕式」の文字が入ったバッジを求めて約200人が並んだ。1個35元(約825円)。限定70個が売り切れ、次の入荷は未定という。中国で「八」の数字は縁起がいいとされ、「開幕まであと8日」と書かれたバッジも品切れになった。

 鳥の巣の純金模型は2万3000元(約34万5000円)。メーン会場が描かれた金貨3枚セットはさらに高額で87万元だが、29個が完売したという。店員の李文超さん(24)は「すべて人気があって何がお勧めとは言えない。全部1番です」と話す。現在は約7割が中国人客で、その半分が北京市民という。

 市内の無職、楊玉時さん(66)は車に飾る五星紅旗やハンカチなどを購入。「五輪のおかげで交通網がすごく便利になった。自分も大会を支えるため買い物をした」と語った。

 五輪グッズの偽物もさっそく登場。観光地の天安門や故宮博物院周辺では、5人組のマスコット「福娃(フーワー)」(幸福な子供たち)の携帯ストラップなど偽造品を手にした売人が盛んに声をかける。

 中年女性がストラップセットを手に「10元(約150円)」と近寄ってきた。「半額で」と答えると商談成立。女性は「警察が来るから早く」とせかし、代金を受け取ると素早く背を向けた。別の中年男性が2元(約30円)で売っていたストラップセットの福娃は緑色の顔で、明らかに偽物と分かる。いずれも商品に福娃の文字や五輪マークはなかった。

●開会式は晴天で…中国気象当局が「消雨弾」1000発   読売新聞  2008年8月9日12時3分
 【北京=関泰晴】北京五輪開会式が行われた8日夜、入場行進などのセレモニーが行われている時間帯の晴天を確保するため、中国の気象当局が1000発以上の「人工消雨ロケット弾」を発射していたことが9日、明らかになった。

 新華社通信が報じた。「中国では史上最大規模の『人工消雨作戦』で、この種の技術を用いて開会式の晴天を確保したのは五輪史上初」としている。

 中国紙・京華時報(電子版)によると、人工消雨作戦が始まったのは開会式の開始2時間前の8日午後6時ごろ。北京市内全域で夜にかけて雷雨となるとの予報が発表されたため、北京市気象局がロケット弾を雨雲に向けて発射するなどの作業を実施したという。

 その結果、開会式が終了する深夜までに、懸念されていた雨は降らず、空中で聖火に点火するパフォーマンスなども予定通りに実施された。

 人工消雨は、液体窒素などを積んだロケット弾を近付く雨雲に打ち込み、事前に雨を降らせる仕組み。市気象局は、リハーサルを6、7月の2か月間で行っていた。

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 伊吹山は関が原町からドライブウェイがある。
 お手軽に、9合目まで上がって、そこから歩く人がほとんど。
 駐車場から、右の西回りの道から上がって、東回りを降りるのが一番花を楽しめると思う。
 東の道を登る人がたまにいるが、ご苦労様。
 真ん中の道が一番早いがキツイし、花の眺めは他と比較すれば少ない。

 3合目には、滋賀県側から上がる。
 下からの登山道はここからスタートする。
 ゴンドラで3合目までいける。
 ここにスキー場になる原っぱがある。ここまでの人が少なくない。
 3合目の散策に、ゴンドラに乗らない道もなくはない。

 3合目の オオナンバンギセル や 9合目の アサギマダラ などを紹介。

 なお、昨日のブログは伊吹の花の前編 ⇒ ◆伊吹山は高山植物の宝庫/余裕も大事
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オオナンバンギセル (大南蛮煙管)  (ハマウツボ科 ナンバンギセル属)
カトレヤにも負けないぞ と言いたげな 華麗な姿と色合い
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

    


でも、陽に当たると すぐに花が焼けてしまう
     


スゲやカヤに寄生する
ここでは、そこら一帯に ゴロゴロ という感じ
「ナンバンギセル」 に似ているが、
標高の少し高いところで見ることができ
より大型で萼の先端が尖らず花冠の縁に細かい鋸歯がある
    


場所は? というと

3合目のリフトの終点。レストラン。
そこから頂上への登山道でもありスキー場のゲレンデでもある方向に、
斜面は、まず少し下る。
一番低いところから振り返る。
右側の降りてくる道沿いに沢山ある。
それと、このエリアの下部に横に道が1本。この道沿いも沢山ある。
ただし、カヤの中を注意深く覗くこと。
 

コバノギボシ (擬宝珠) ユリ科の多年草、ギボウシ属



    


ヤブラン (薮蘭)  ユリ科



シデシャジン(四手沙参)キキョウ科 
容姿も名前も 印象的
    


シュロソウ(棕櫚草)ユリ科
シュロの由来は、茎の根元にシュロの毛のようなものがあるかららしい
黒百合とかこの黒タイプの花って
目立たないけど じっくり見るときれい
  


  


針葉樹の陰には アジサイ が 形を保っていた



ユウスゲ(夕萓)ユリ科 別名:キスゲ(黄萓)
午後3時から5時ごろに咲くという
中には午前から咲きかける個体もある
ともかく 「一日花」
  


3合目から望む頂上
頂上にいるときは晴れから薄曇だった



元に戻って、9合目から頂上あたりの花
トリカブト
  

9合目の駐車場から、左側の東回りの道に入って
100から200メートル当たり
右上のところにトリカブトの群落がある。
周りはには沢山の花茎がたっている
まもなく白く長い穂のサラシナショウマが咲き乱れるはず

この一帯は、夏場、いつきてもアサギマダラに会えたところ

アサギマダラ



    


   アサギマダラ から一部を転載 ↓
 アサギマダラは,マダラチョウ科に属する前翅長40~60mmの可憐なチョウである.春の北上,秋の南下を繰り返す「渡り」をするチョウとしても知られている.夏には標高1000m付近の高地帯をさまようことが最近の調査でわかってきたが,北上から「さまよい」,そして南下の行動を解発する刺激要因がまだわかっていない.2000年に台湾台北市北部の陽明山でマークされた2個体が,鹿児島県と滋賀県でそれぞれ再捕獲され,この蝶の移動範囲が日本周辺の国外にも及ぶことが明らかになった.しかし,その移動の範囲の全貌はまだ明確でなく,謎の蝶と言える.他のマダラチョウと同様に擬態現象の主役であり,食草中のアルカロイドの防御物質への転用のメカニズムが生化学分野で注目されている.オスは吸蜜植物からピロリヂディンアルカロイドを摂取しないと成熟できず,ヒヨドリバナ属などの花に強く誘引される.各地の調査結果では,性比に著しい偏りがあり,行動学における配偶戦略の材料としても興味深い.

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 時には高山植物を楽しみたい。
 先日、天気が良さそうなことを祈って、伊吹山へ出かけた。
 花の宝庫といわれる伊吹山。
 しかも、7月から8月のこの頃が最高といわれている。 
 実際、カラフルな花園だった。
 頂上あたりでガスが少し出たけど、まあまあ。

 うちから1時間半程度で行けるので3年ほど前から、時期を変えて出かけている。

 今日は水曜日だから「いきいきセカンド・ステージ」のブログの日。
 ゆとりも大事との意味で。

 明日も伊吹の花の続きのブログにするつもり。
 美しい蝶のアサギマダラにいつも出会える場所のことや、3合目のナンバンギセルのたくさん咲いている場所のことも紹介しよう。

 来週の水曜日は、温暖化と農業、野菜や稲の栽培とのことに触れたいと思っている。

 昨日は、朝5時からトウモロコシの定植やナスの切り戻し、
 続いて12時まで、サルらしきに全部食べられてしまったイチジクの秋果を守ろうとハウスとネットをかける作業をした。
 ここで、サル対策なんて初めてのこと。
 昨日に続き今日も、ブログは夕方のアップになってしまった。 

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「熊 注意」 北海道の大雪山を思い出す
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

今が盛りの シモツケソウ


  


  


シモツケソウは 競演の背景にもなる
    


ホタルブクロ かと思ったら ツルニンジン



こちらは ヤマホタルブクロ 色や方がいろいろ



クサボタン  咲き始め。開ききると見事
咲き終わっても見事な姿の花だ



クサフジ



指の大きさの 小じんまりした イブキトラノオ
  

青が鮮やかで爽快な  ルリトラノオ  瑠璃虎の尾 ゴマノハグサ科





  

よく似た ルリトラノオ↑ と クガイソウ↓
ルリトラノオは、葉が2枚で対生  クガイソウは葉が輪生

クガイソウ  九蓋草,九階草 ゴマノハグサ科
    


イブキフウロ
フウロウとしては、 花弁が裂ける珍しい形が特徴
  


カコソウ



イブキジャコウソウ
  


キリンソウ
  


カワラナデシコ
  


メタカラコウ



コオニユリ



  


サラシナショウマ
間もなく 大群落を見せて花が咲く気配
    


初めて実物を見たけど すぐに分かった 巴草(トモエソウ)
指の頭くらいの花と思っていたけど、径は5センチほどもあった



ウバユリ



ここまで出ているのに 思い出せない
  

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 中国の農薬混入ギョウザ事件に関して、中国でも発生して日本国内で「中国説」が固まったのは先週のオリンピック開幕の直前。
 中国では、一時、「日本陰謀説」も出ていたから、落ち着くところに落ち着いた。

 とはいえ、7月初めに日本に知らされながら、国内で隠され、新任の野田消費者行政担当相が、先週の報道で初めて知った、というのは日本らしい。
 新聞も「進展隠す訳が分からない」などとしている。
 
 ともかく、安心してギョウザが食べられるようになるのはいつのことだろう。
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●中国国内のギョーザ中毒被害者は4人、首相報告は7月8日  サンケイ 2008.8.12 13:26
 ギョーザ中毒事件後に回収され、「天洋食品」の冷凍庫に山積みされたギョーザ=2008年2月、中国河北省石家荘市(共同)
 外務省は12日、中国製ギョーザ中毒事件で、中国国内で発生した中毒事件の被害者が4人だったことを明らかにした。被害は6月中に発生し、北海道洞爺湖サミット初日の7月7日夜に中国外交部から在中国日本大使館に情報が伝えられた。外務省は「捜査に支障が出る」との中国側の要請に従い、秘密情報として8日、秘書官を通じて福田康夫首相に報告、公表はされなかった。

 外務省アジア大洋州局の小原雅博参事官が民主党の中国製餃子(ギョーザ)中毒事件対策本部の会合で説明した。

 小原参事官は中国国内での中毒事件の原因について「推測情報だが、(ギョーザの製造元の)天洋食品の関係者が食べた可能性がある。少なくとも中国国内には天洋食品のギョーザは出回っていない」と述べた。

●中国製「毒ギョウザ」事件 中国で広がる「日本の陰謀説」  時事 2008/2/22
冷凍ギョウザをはじめ中国製食品で相次いで殺虫剤混入が明らかになった問題で、国内では中国で殺虫剤が混入したことが濃厚との見方が大半だ。しかし、中国では「日本に責任がある」という主張が広がっている。ネット上では、「日本は謝罪すべきだ」「日本側が国内で農薬が混入したことを認めたはずだ」といった書き込みが出始めている。

「日本人が毒物を混入した」との「誤解」が強まる

中国のネット上では日本の「陰謀説」まで囁かれている
日本側からすれば、中国国内での殺虫剤混入は当然といえば当然。大阪府枚方市のスーパーから回収された未開封のギョーザのうち2袋から、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出され、そのうち1袋は、包装袋の内側と外側から検出されたが、袋は完全な密封状態だった。それに加え、殺虫剤が日本で流通したものでないことが明らかになっている。さらに、日本各地の冷凍ギョーザや天洋食品以外の中国製食品でも「メタミドホス」などの殺虫剤が検出され、中国側の製造段階に混入した可能性が濃厚との見方が強まった。

そんななか、警察庁は2008年2月21日、国内で中国製冷凍ギョーザから検出された農薬メタミドホス成分の鑑定結果などから、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は中国国内で混入されたとする見方を示した。

しかし、中国ではそう受け取られてないらしい。

徳島では冷凍ギョーザのうち5袋の包装の外側から微量の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出されたが、県が2月11日に、販売店が防虫作業のために「ジクロルボス」を含む薬剤を使用している可能性があり、この薬剤が包装の表面に付着した可能性もあるとの見方を示した。この話が中国に伝わり、「日本人が毒物を混入した」との「誤解」が強まっているようだ。

「餃子事件は日本の右派かアメリカの計画的陰謀」
中国国内の報道では、「農薬と食品問題の裏に日本の戦略上の問題が隠されているのでは」といった陰謀説も出始め、ネット上の掲示板では、

「今度の餃子事件は日本の右派それともアメリカの力を借りて、計画的な陰謀ではないのか」
「中国人は馬鹿ではない。自分の食品の中に毒を入れるなんて、馬鹿すぎるのではないのか」
「中国政府を信じてます。日本人はどこまでもひどいことができる」
「オム真理教のことはまだ覚えてる?日本人は自分自身で毒を作ってるんだよ」
と書き込まれており、毒物混入は日本で行われたとの見方が中国国内の世論で強まっている。

さらに、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」では、「毒入りギョウザ」を報じる日本の放送をまとめた動画が多数投稿されているが、そこでは中国人ユーザーと思われる人が、

「今に、毒の源泉は日本側だったという調査結果が出るさ。日本(Jap)政府は中国に謝罪すべきだ」
「徳島県知事が記者会見で『毒物混入の原因は店舗内だった』と言ったじゃないか」
などと書き込んでいる。

なお、警察庁が中国国内で混入されたとの見解を示したことについて、中国外務省の劉建超報道局長は2008年2月21に「現段階で推測や不完全な証拠に基づいた判断は責任ある態度ではない」と述べ、日本側を批判している。

●「天洋食品」回収ギョーザ、中国で中毒…現地混入が濃厚に  2008年8月6日03時05分 読売新聞
 中国製冷凍ギョーザ(餃子)中毒事件で、製造元の中国河北省石家荘の「天洋食品」が事件後に中国国内で回収したギョーザが流通し、このギョーザを食べた中国人が有機リン系殺虫剤メタミドホスによる中毒症状を起こして、重大な健康被害が出ていたことがわかった。

 関係筋が5日明らかにした。これまで日中双方の警察当局がそれぞれ自国内でのメタミドホスの混入を否定してきたが、中国国内で同様の事件が発生したことにより、中国での混入の可能性が強まった。
 日本政府は今後、中国公安省に事実確認を要請するとみられ、日中両国の捜査協力がようやく本格化する可能性が出てきた。
 関係筋によると、中国側は7月初め、北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の直前に、外交ルートを通じて、日本側にこの新事実を通告、中国での混入の可能性を示唆したという。

 事件が起きたのは6月中旬。天洋食品が回収した冷凍ギョーザの一部を食べた中国人が中毒を起こし、重大な健康被害が出たという。被害者の人数や症状などは不明だが、千葉県などの事件と同様、ギョーザに含まれていたメタミドホスが原因と特定された。事件後、日本に輸出される前の商品は天洋食品が回収したことになっており、今回、中毒を引き起こした商品が流通した理由やその経路などはわからない。

 中国側の混入の可能性が強まったことで、中国の捜査当局は事故と故意による混入の両面で改めて捜査を急ぐ必要に迫られそうだ。
 冷凍ギョーザ中毒事件では、千葉、兵庫両県の3家族10人が昨年末から今年1月にかけ、天洋食品製造のギョーザで中毒症状になった。中国側は2月末、「原料、生産工程、輸送過程でメタミドホスが混入された状況は見つかっていない」との見方を表明。これに対し、警察庁は、メタミドホスの成分分析の結果、日本国内にはない不純物が検出されたことなどから、「日本で混入された可能性は極めて低い」との見解を示していた。

●天洋食品ギョーザ、中国で中毒 現地混入濃厚に  2008年8月6日11時14分
 中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国国内で回収された製造元・天洋食品(中国河北省)のギョーザを食べた複数の中国人が、有機リン系農薬成分メタミドホスによる中毒症状を起こしていたことが6日、政府関係者の話で分かった。警察庁は中国側に詳しい情報を求めるとともに、同成分が現地で混入された疑いが高まったとみている。

 関係者によると、この情報は7月の北海道洞爺湖サミット直前に、外交ルートを通じて日本政府に通知され、外務省から警察庁に伝えられていた。流通経路などは中国公安省が調べている模様で、警察庁は北京五輪の閉幕を待って、中国側との捜査協力をさらに強める構えだ。
 天洋食品製ギョーザは中国国内の市場でも出回っていたため、日本での中毒が発覚した1月末以降、中国国内でも回収された。詳しい経緯は不明だが、6月中旬に回収品を食べた複数の中国人が中毒症状を訴えた。症状が重い人もおり、メタミドホスが原因と特定されたという。

 日本側のこれまでの捜査では、吐き気や下痢の中毒症状の被害を受けた千葉、兵庫両県の計3家族が食べた問題のギョーザや、関西地方のスーパーなどから回収された主に包装袋の外側が汚染されていた商品のほかに、新たな汚染は見つかっていない。
 具材からはニラの残留検疫基準の6万倍を超える同成分が検出されている。「包装袋の外側から染み込むとは考えられない量」(警察庁幹部)として、同庁は日本での流通過程で混入された可能性は極めて低いと断定している。
 一方、中国側は、実際に流通する状態と近い条件で行ったとする浸透実験で、大部分の袋の外側から同成分が中に浸透したと主張。従業員55人の事情聴取結果などから「工場での混入の疑いはない」としていた。

 日中捜査当局はこれまで、捜査や科学鑑定の専門家による情報交換会議を4回開催したが、双方の見解の溝は埋まらなかった。その後も四川大地震の発生や北京五輪警備などの影響もあり、両国間の捜査協力に目立った進展はない。警察庁は同成分の鑑定などで協力に応じる構えだ。

◆政府「中国当局が捜査中」とこれまで公表せず
 政府高官は6日、中国政府から情報が伝えられていたことを認めたうえで、公表していなかった理由について「まだ中国の捜査当局が捜査している」と述べた。外務省幹部も「事実が確認できたら日本に正式に伝えてくることになっている」と説明。「日中双方とも『国内では混入していない』と言ってきたが、違った話が出てきた」と指摘した。

●社説 ギョーザ中毒/進展隠す訳が分からない   河北新報  2008年08月07日木曜日
 中国のあの会社の冷凍ギョーザを、日本での事件の後に食べた中国の人が中毒になり、あの殺虫剤が検出された。
 事態の新しい展開だと、誰だって思う。しかも、あの中国政府が自ら連絡してきた。これだって大きな変化だ。

 日本政府が現時点で掌握している事実の中身、日中両政府間のやりとりの詳細はまだ分からない。しかし、きのう、はっきりしたことが一つある。
 日本政府はこの情報を公表しなかった。被害者も含めて国民に伝えようとせず、隠した。

 なぜか。福田康夫首相はきのう「捜査上の問題」と答えたが、この情報の概要を公表することが捜査に重大な支障を及ぼすとは思えない。
 五輪を控え、何かにつけて治安情報に神経質になっている中国に気を使ったのだろうか。それは違うと言うのであれば、きちんと説明してほしい。

 政府が中国と足並みをそろえて、情報を隠そうと決めた。この事実は重いと思う。決定に誰が、どう関与したか。しっかり検証されなければならない。
 中国製ギョーザによる中毒事件が1月に発覚し、製造元の天洋食品(中国河北省)は中国国内の冷凍ギョーザを回収した。これがなぜか出回り、6月中旬、中毒患者が出て、殺虫剤の「メタミドホス」が検出された。中国はこの事実を7月の北海道洞爺湖サミット前、日本に連絡した。きのう明らかになったのは、こんな経緯だ。

 警察庁は殺虫剤が中国で混入されたのは確定的だとの見解を既に2月に中国に伝えている。今回の中毒情報は、これを裏付ける重要な手掛かりになる。
 半面、実行犯の特定やその動静の把握に直接影響するわけではない。公表しない理由として「捜査上の問題」を挙げるのは的外れだ。

 中国は中国国内での殺虫剤混入を否定してきた。自国内での中毒発生は、その主張を撤回せざるを得ない出来事になる。しかも五輪開幕が迫っている。食の安全への不信を一層膨らませる事態はできれば避けたい。
 それでも中国政府は日本への連絡を選択した。その後のサミット中の日中首脳会談で胡錦濤主席は、関係部門に「捜査の加速」を指示していると述べている。今なら自国での中毒発生を前提にした発言とも読める。

 問われるべきなのは日本の対応だ。外務省や警察庁、首相官邸で公表、非公表の得失についてどんな意見が交わされたのか。「機密」とすべき意味合いを、どの程度、吟味したのか。
 中国側から非公表の要請があったと想定してみる。「情報公開の基準が違う。政府と報道機関の関係も違う。速やかに連絡してきたことを公表すれば、マイナスにはならない。首脳会談で早期解決への連携を強調しよう」。そんなふうに反論できなかったものか。

 消費者庁新設を打ち出した福田政権が、食の安全にかかわる情報を隠した。日本の国民の知る権利が、結果的に中国と同じレベルで扱われた。経緯と訳をはっきり説明すべきだ。

●中国でギョーザ中毒 野田消費者相「報道で知った」  朝日 2008年8月6日22時11分
 野田消費者行政担当相は6日、中国国内でも中国製冷凍ギョーザによる中毒事件が起きたことについて、記者団に「報道で知った。外務省や警察とは『消費者行政を担っているので、きちっと連携をとらせていただきたい』と約束したので、これからは失敗なきよう頑張る」と述べ、政府内の情報共有に問題があったとの認識を示した。

 野田氏はギョーザ事件に対する政府の関係閣僚会議の取りまとめ役で、食品による被害情報を一元的に集約する消費者庁創設も担当している

●外務、警察に不快感=中国ギョーザ事件、情報伝わらず-野田消費者相  時事 2008/08/06-19:56
 野田聖子消費者行政担当相は6日夕、中国でもギョーザによる中毒事件が起きていたことについて「報道を通じて情報を得た」と述べ、同日朝まで事実関係を把握していなかったことを明らかにした。その上で「今後こういうことがないよう、外務省と警察庁にちゃんと連携してくれと申し上げた」として、両省庁に不快感を示した。内閣府で記者団に語った。

 野田氏は「きょう1日、捜査に携わっている外務省、警察(庁)の人たちと情報共有の作業をした」と説明。ただ、政府部内の情報共有に問題があったのではないかとの質問には、「そういう大げさなことではないと思う。消費者行政の担当者として存在感を示していかないといけないという反省だ」と述べるにとどまった。


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 先週も石原産業の四日市工場に警察の捜索が入った。
 ここのところの動き、まだ出て来るフェロシルトの新たな不法投棄のこと。
 同社の織田健造社長の中日新聞の単独インタビュー、さらに、四日市公害の時から工場を見つめてきた沢井余志郎さんのインタビュー記事にもリンク。

 ところで、先週金曜日、名古屋駅から1分のところにある 名古屋E&J法律事務所 で、石原産業株主代表訴訟の合同弁護団会議が開かれた。

 議会の会議などと重なって、提訴日以降、なかなか行けない大阪地裁の裁判。
 
 訴訟の最初の頃、被告らは、この「てらまち・ねっと」のブログや吉川さんのブログを出して、悪意で訴訟をやっていると主張し、こちらは公益としてやっていることだと反論、そのうち裁判長が、そんなにいうならそれについて判断しましょうかと被告に述べて(つまり問題ないと明確にすること)片がついたとの話もあった。

 株主代表訴訟の継続と四日市工場の実態がどんどん出てくることは相互に作用し合っているのでは、と話したら弁護士から次のような意見。

 会社の監査委員は、自分たちが(株主代表)訴訟をやっているから自分たちはいいんだと、悪いのは会社の役員たちなんだ、実態の判明は何となく監査委員には分がいいとの思いがあるようだ・・・そんな趣旨の説明。
 
 妙な関係。

 会議が終わって、ある弁護士が「この前、岐阜県の ○○ と話したとき、『てらまちさんのおかげで、岐阜県もずいぶん変わりました』と話していましたよ」とのこと・・・
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●放射性物質を不適正管理 石原産業に指導  サンケイ 2008.8.8 19:58
 化学メーカー「石原産業」(大阪市)が四日市工場(三重県四日市市)で、放射性物質が付着した廃材を適正に管理していなかったとして、三重労働局は8日、労働安全衛生法に基づき同社などに文書で改善を指導した。
 労働局によると、同工場内で廃材を保管したり埋設したりした9カ所のうち地上のコンテナやドラム缶で保管された3カ所で、立ち入り禁止などの措置が必要な放射線量を検出した。このため、労働局は、関係者以外を立ち入り禁止にするとともに健康診断の実施などを工場長らに指導した。
 
  石原産業のWebページ から
 各 位
               平成20 年8 月8 日 石原産業株式会社
労働基準監督署からの是正勧告について
 本日、当社は、四日市労働基準監督署より、当社四日市工場硫酸法酸化チタン工場の一部で使用している放射性物質が付着している「ろ布」等について、以下の通り、労働安全衛生法等に係る是正勧告書等を受領しました。本件につきまして、ご関係の皆様にご迷惑ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますともに、本件勧告等を重く受け止め、改善措置等をとるべく真摯に対応してまいります。

1.指導内容
(1) 是正勧告内容
・ 当社四日市工場内の放射性物質が付着した「ろ布」等の作業を行った労働者(関係請負人の労働者も含みます。以下同じ。)に対し、労働安全衛生法またはこれに基づく命令の規定に違反しないような指導を行っていなかったこと
・ 放射性物質に汚染された物を取り扱う等の業務を行っているが、当該管理区域について、①標識によって明示していなかったこと、②関係者以外の立ち入り禁止措置をとっていなかったこと、③労働者の健康障害の防止に必要な事項を掲示していなかったこと
・ 放射線業務に従事する労働者等の管理区域内において受ける外部被ばく量等を測定していなかったこと
・ 放射性物質に汚染された物を保管廃棄する際、「かぎ」「標識」等適切な処置を施していなかったかったこと
・ 当該労働者に対し、電離放射線障害防止規則(以下「電離則」といいます。)に則った健康診断を行わなかったこと

 (2) 指導内容・・

2.今後の対応・・


●ホスゲン製造設備を現場検証  サンケイ 2008.8.7 19:25
 化学メーカー、石原産業(大阪市)が農薬原料で有毒ガスの「ホスゲン」を無届けで製造していた事件で、三重県警は7日、化学兵器禁止法違反容疑で、同社四日市工場(三重県四日市市)の製造設備を現場検証した。8日も検証を続ける。
 県警によると、石原産業の責任者の立ち会いで検証。製造設備は直径約2メートル、高さ約5メートルのタンクで、四日市工場内の農薬工場へホスゲンを送る配管が敷設されている。県警は裏付けのため、ホスゲンをつくる工程や農薬製造過程での使用方法、設備の製造能力を確認している。
 同社は、ホスゲンを年間30トン以上製造する場合に必要な経済産業省への届け出を怠り、平成17年から18年にかけて計約170トンを製造した疑いが持たれており、県警が6月、本社や四日市工場を家宅捜索した。

●石原産業:ホスゲン製造プラントなどを検証 三重県警  毎日 8月8日
 大手化学メーカー・石原産業(大阪市)の猛毒「ホスゲン」無届け製造問題で、三重県警生活環境課と四日市南署は7日、化学兵器禁止法違反の疑いで同社四日市工場(三重県四日市市)のホスゲン製造プラントなどの検証作業に着手した。8日以降も行う方針。
 検証は7日午前から、ホスゲン製造プラントを含む除草剤の製造工場で行われた。数人の捜査員が、ホスゲンの1日当たりの生産量を調べるなど、製造工程や設備を確認した。プラント内部にホスゲン製造を裏付ける残存物がないか調べることも検討しているが、作業には危険が伴う可能性があり、検証方法を慎重に見定めている。
 石原産業は5月、05年2月~06年10月にホスゲンを経済産業省に届け出ずに約170トン製造したことを明らかにした。【岡大介】

  石原産業のWebページ から 

本社機能の一部移転及び四日市工場の機構改革の件
          平成20 年8 月8 日
各位
             会社名 石原産業株式会社
           代表者名 取締役社長 織田 健造
 ・・四日市に「社長室」を新設し、経営監督機能を強化するとともに経営と工場現場の意思疎通を正確かつ迅速化してまいります。
 ・・・経営の透明性の確保と社会への説明責任を果たすために、本社に「広報委員会」を設置し、全社の広報体制の強化を図ります。
 ・・さらに四日市の「社長室」に、住民、行政、マスコミ、NPO など地域の皆様へのタイムリーな情報公開とコミュニケーション・・


●四日市に本社を一部移転 石原産業、取締役会で決定  中日 2008年8月9日 朝刊
 化学メーカー石原産業(大阪市)は8日、取締役会を開き、有毒ガス「ホスゲン」の無届け製造などをしていた四日市工場(三重県四日市市)に「四日市社長室」を新設し、内部監査室など本社の一部の部署を移転させることを決めた。
 四日市工場に近く、大阪本社から十数人の社員が移る。社長室内には工場になかった広報部を新設、本社から地球環境部も移す。環境対策や事故防止の業務は、社長室と既存の工場長直轄の環境安全部の二重体制となる。

 石原産業は「不正の再発防止のため工場の経営監督機能を強化し経営と生産現場の情報共有や意思疎通を向上させる」としている。
 四日市工場の地元、塩浜地区連合自治会の伊藤力会長は「社長室ができれば社長も陣頭指揮が執りやすいはず」と歓迎。「工場の監督指導を強化し、早く良い企業になってほしい」と話した。
 四日市公害を語り継ぐ市民団体「四日市再生公害市民塾」の沢井余志郎さん(80)は「組織が機能しないと意味がない。市民側ももっと関心を持ち、会社の改革を見守ることが大切だ」と語った。

●石原産業が本社機能を一部移転 四日市工場に  共同 8月8日
 化学メーカー石原産業(大阪市)は8日、同社四日市工場(三重県四日市市)で、農薬原料の有毒ガス「ホスゲン」の無届け製造など問題が相次いだことを受け、再発防止と信頼回復を図るため、同日付で本社機能の一部を同工場に移転し、工場の機構改革を実施したと発表した。

 同社によると、経営と工場現場の意思疎通を確実なものとするため工場に「社長室」を新設。環境や安全を担当する「環境安全部」を工場に移す。さらに「内部監査室」も本社から移転し、工場に対するチェック機能を強化する。
 同工場は、「ホスゲン」の無届け製造などに加え、産廃の放射線データの改ざん、火災の隠ぺいなど不祥事が相次いで発覚。織田健造社長が6月に本社機能の移転を表明し、社内で検討を進めていた。

●基準180倍のヒ素など敷地内から検出 石原産業四日市工場  ニッケイ 7月9日 23:01
 三重県は9日、石原産業四日市工場(三重県四日市市)の敷地内の土壌から、土壌汚染対策法で定める環境基準値を超える有害物質を検出したと発表した。ヒ素が最大180倍など計7種類が基準値を上回った。県は石原産業に対し原因を特定するよう求めた。
 県によると、同社が敷地内39地点でボーリング調査した結果、38地点で環境基準値を超える有害物質が検出された。ヒ素や鉛、カドミウムは1リットルあたり0.01ミリグラムの基準値に対し、それぞれ最大で180倍、170倍、77倍。六価クロムは同0.05ミリグラムの基準値の最大32倍だった。

●中津川でまたフェロシルトか 鉱山跡地で発見  岐阜 2008年07月11日08:19 
 石原産業(大阪市)が製造した有害物質を含む土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不法投棄問題で、県は10日、中津川市瀬戸の鉱山跡地からフェロシルトらしきものが見つかった、と発表した。埋設量や面積は不明。
 同日、県と同社、市が現地調査し、社員が目視で確認した。同社が採取した土壌を分析し、フェロシルトと確定できれば、県は同社に埋設量や範囲を確定させ、早期の全量撤去を指導する。
 同市内では昨夏、フェロシルトが2カ所から相次いで見つかり、ともに全量撤去されている。

 県によると、フェロシルトらしきものは、かつて陶土を採取していた鉱山跡地内で、今は水に浸かっている約1100平方メートルの池状の土地から見つかった。同地の購入予定者が9日、水抜き作業をしていたところ、茶色い土の塊が二つ現れ、県に通報した。
 同地は以前、フェロシルトを扱っていた市内の土建業者が所有。業者は2005(平成17)年春、フェロシルトを使って環境保全植物ケナフの1種を栽培しようとしたが、地元住民が反対して、計画を中止したという。

●中津川のフェロシルト:鉱山跡地、六価クロムとフッ素も検出 /岐阜   毎日新聞 8月8日13時1分配信
 中津川市瀬戸の陶土鉱山跡地で、石原産業(大阪市)が製造した土壌埋め戻し材「フェロシルト」が混じった土砂が見つかった問題で、県は7日、土砂から国の環境基準を上回る六価クロムとフッ素を検出したと発表した。県は同社に対し、フェロシルトの埋設量や範囲を早期に調べ、撤去するよう指示している。
 県によると、有害物質14項目について調べたところ、六価クロムは基準の4・2倍、フッ素は1・75倍が検出された。今後は地下水汚染がないか調査する方針。県は水質や放射線量の調査は既に実施済みで「環境基準内」と公表している。【稲垣衆史】

●石原産業社長と公害の語り部・沢井さんに聞く  中日 2008年6月17日
 有毒ガス「ホスゲン」の無届け製造など石原産業四日市工場の9件の不正が明らかになってから1カ月余り。同社の織田健造社長(65)は16日、同工場で中日新聞の単独インタビューに応じ、あらためて再発防止や信頼回復への決意を語った。四日市公害の時から工場を見つめてきた沢井余志郎さん(79)も変化の兆しを感じ始めている。 (大島康介、神田要一、山田浩平)

◆もう繰り返さぬ 織田健造社長
 -不正公表から1カ月がたちました。
 「住民説明会などで大変厳しい批判をいただきました。住民は『まだ何か隠している』と不信を抱いている部分があると思いますが『石原は変わった』と思ってもらうため、何もかも見せていくしかありません」

 -四日市に本社を移転させるべきだとの声も上がっています。
 「従業員やシステムの問題もあり全面移転は難しいけど現在、移せる可能性がある部門はどこか検討しています。大阪でないとできない部門を除く、管理、経理、総務の各部門や社長室などで、7月をめどに結論を出したいと思います」

 -これまでの石原産業の企業体質をどう見ますか。
 「経営陣にコストダウンを優先し、環境への配慮などを後回しにする意識がありました。不正が相次いだ2004年ごろというのは、会社の純利益が最高だった時期でもあります。操業部門の責任者が、環境安全部門の責任者も兼務して、すべてを操業優先にして利益を求める方向に走ってしまいました。社内のコミュニケーションも、上司の言うことに逆らえない雰囲気でした」

 -四日市ぜんそく以降も何度も不正が繰り返されてきました。
 「四日市ぜんそくと廃硫酸の垂れ流しの問題が決着し、私が入社したころの石原産業は、ものすごく変わろうとしていました。フェロシルトの問題が起きたころには、上意下達の作業命令や情報公開をおろそかにする企業体質に戻ってしまいました。これ以上は繰り返していけません」

 -先月14日に不正を公表した後も工場内で火災の報告遅れや廃液漏れなどの不祥事が相次いでいます。
 「従業員に緊張感が足りません。火災の目撃者も何人かいましたが、上司に報告しませんでした」

 -ホスゲン製造設備を再稼働させる意向はありますか。
 「地域住民の理解を得るまでは、再稼働できないと思います」

 -今後はどのような廃棄物対策に取り組みますか。
 「廃棄物の総量を減らすことがポイント。酸化チタンの製造では廃棄物の多い硫酸法を縮小させて、塩素法に切り替えていきます。生産量は減るが仕方ありません」
 【おだ・けんぞう】 北海道大を卒業後、66年に石原産業入社。チタン鉱石など資源を扱う部門に長く従事。05年に取締役、07年6月に社長就任。65歳。
過去からの石原産業の体質を語る沢井余志郎さん=四日市市の自宅で

◆従業員再教育を 沢井余志郎さん
 -石原産業の体質は四日市公害のころから変わっていませんか。
 「石原産業では、かつて労働組合が社長のワンマン経営に反対して50日以上もストライキをやったことがあるんです。それをきっかけに社長を引退させた。組合に要求があると必ずストがあって、会社へ行くまでの道路に赤旗が林立してましたよ。三重の労働運動をリードしていた」

 -なぜ不正は繰り返されるのでしょうか。
 「そういう組合の委員長が、逆にぜんそく裁判の間に会社の専務になって、ついには社長になって。それで組合が極端に闘争しなくなったんですね。組合役員をやることが出世の踏み台になった。本来は会社側と緊張関係を持って、改善を要求する組織。それがなくなり、四日市港への廃硫酸垂れ流し事件もフェロシルト事件でも誰も何も言わなかった」

 -5月に公表した不正の中には、産廃汚泥の放射線量の改ざんもありましたが。
 「昭和50年代にかけ、磯津(四日市市)の漁師から『赤い水が流れてきて魚が寄り付かなくなった』と言われてサンプルを採取しに行ったんですよ。そしたら、現在の県環境保全事業団の腕章をした男性がきて『そんなことしなくても安全ですから』って言われて。『上の人からそう言うように言われてる』と正直でしたね。上の人というのは石原産業のことでした。今に始まった話ではない」

 -先日、四日市工場の見学に行ったそうですが、社長の印象は。
 「住民に一生懸命説明して、熱くなって討論しているのを見て、少なくともこれまでの社長とは違うと思えました。この男はやる気だなと。ただ、先日の工場火災でも消防に届けていなかった話が社内から上がって来なかったとも言っていた。“裸の王様”にならないか心配もあります」

 -会社が変わるには何が必要ですか。
 「石原が中心になって公害資料館のようなものを造って、そこで従業員教育をすることも必要だと思います。自治会長に了解を得ただけとか、すぐに補償金の話を持ち出して解決しようとする姿勢はだめ。公的な場所で、過去の公害の歴史を見て、2度と起こしてはいけないと社会の中で学ばせていくことが大切ですよ。社会の中の企業なんですから」
 【さわい・よしろう】 昭和30年代から北勢地域の企業労組が加盟する労働組合の事務局を務め、反公害運動を支えた。今も公害の語り部を続ける。79歳。

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 7月24日、名古屋高裁金沢支部での前日の裁判の帰り、ダイナランドのゆり園に寄った。
 20代の頃にはスキーによく通ったところ。久しぶりだ。

 素晴らしかった。
 このあたりで、最高の ユリ園 だと感じた。

 それに、標高1000メートルから上。
 花の痛みもなく、なお素晴らしい。
 しかも、大気が澄んでいるから、いっそうクリアに映る。
 
 雷びよりにやっと写真を整理した。

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信州の大気と青空を思い出す
  


    
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


ゲレンデ風景はスキー場ならでは
そういえば、ひるがの高原スキー場は大根畑とか聞いたことがある
中腹
  


    
 

斜面
  
 

   


    


ランダム・アップ
    


  


    


群の花
  


  


今はこのあたりが満開だろうか

 全体の満開、見ごろ情報は8月2日と掲載されている。
 今は、遅咲きが満開(8月9日)
らしい ← 開花情報のページ

● ダイナランドゆり園は西日本最大級!岐阜奥美濃に新名所、ダイナランドゆり園

● 園内マップ

● 天気

ひるがのサービスエリアからも出ることができる。
約20分。まず牧歌の里に寄ってから。



J Mountains Groupは、
日本の新しいマウンテン・リゾートの創造を手掛ける精力的なプロフェッショナル集団として
2005年に創設されました。


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 20年位前に中部未来博というのが岐阜で開かれた。小中学生まで動員して、入場者としても終始としても黒字、とされた。
 でも、私は一度も行かなかった。

 昨年、愛知万博が開かれた。これも黒字になったらしい。
 相変わらず、私は一度も行かなかった。

 オリンピック・・昨夜はテレビを見るつもりもなかった。もっとも、家に帰ってしばらくしての午後7時過ぎ、猛烈な雷。前日よりひどい。
 メールの返信を書いていたら、プツンと電気が切れて、私のパソコンだけ消えた。書いている途中のメールも消えた。
 この数年来、こんな激しい雷はなかった。

 慌てて、パソコン関係、FAXやコピー機関係、輪転機、テレビ・・コンセントを抜いた。
 そのまま数時間ほど、猛烈な雷が続いた・・・
 だから、開会式の実況を見る見ないの話ではなかった・・・

 ところで、オリンピックに反対している人たち、いろんな観点で、いろんな人がいる。

 ハマコーは分かるとして「2008北京オリンピックに反対す地方議員と市民の会 」とは驚いた。あっち系のひとたちのようだ
 
 いずれにしても、「議員と市民の会」とのネーミングは、私たちがやってきた「無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク」と紛らわしいこと甚だしい。

 ともかく、私は、万博など同様、わざわざオリンピックなんて、と思う。
 もちろん、スポーツとしての競技の放送は見るけど・・・

 あなたたは どっち??

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●北京五輪 3万発の花火で開幕 204カ国・地域が参加  毎日新聞 2008年8月8日 21時22分(最終更新 8月8日 23時19分)
 旗手の福原愛選手を先頭に入場行進する日本選手団=中国・北京市の国家体育場で2008年8月8日午後9時21分、平田明浩撮影
 驚異的な成長を続けてきた「巨龍・中国」の真価が問われる時が来た。第29回夏季オリンピック大会は8日午後8時(日本時間午後9時)、北京で開幕した。過去最多の204カ国・地域から1万1193人の選手が参加、社会主義国の下で史上最大の五輪が実現した。人権問題に注がれる海外からの厳しいまなざしと、内なるテロへの不安。さまざまな矛盾を抱えつつ、夜空を彩る3万発の花火が祭典の始まりを告げた。

 午後8時。花火の音と光を合図に開会式が始まった。フィールドに白く光る五つの輪が浮かび上がった。

 会場中央の球体に地球が描かれると、世界の人々の笑顔が周りを囲んだ。政治色は影を潜め、悠久の歴史と現代の躍進、そして平和をアピールするパフォーマンスが続いた。

 午後9時過ぎ、ギリシャを先頭に選手が入場してきた。339人の日本選手団は23番目。中国でも人気がある卓球の福原愛選手(19)が旗手を務め、選手たちは日中両国の小旗を振り笑顔で行進した。直前にブルネイが不参加となったが、参加国・地域は前回アテネ五輪の202を上回った。24日の閉幕まで28競技302種目で熱戦が繰り広げられる。

 すでに競技が始まった男女サッカーを除き、第2日の9日からは17競技で本格的に大会が幕を開け、04年アテネ五輪後の4年間で培った技と力を競う。午前10時(日本時間同11時)開始の重量挙げ女子48キロ級の三宅宏実(アセット・マネジャーズ)が日本勢のメダル第1号有力候補。柔道女子48キロ級では、五輪3連覇をかけて谷亮子(トヨタ自動車)が出場する。

●【世界が見つめる08北京】人権問題に厳しい目 ドイツ (1/2ページ)  サンケイ 2008.8.8 20:02
 【ベルリン=黒沢潤】メルケル首相が北京五輪の開会式に出席しないなど、人権問題で改善がみられない中国に向けるドイツの視線は実に厳しい。それは、「ドイツは人権擁護に特別な責任を負う」と、ベルリン自由大学のフィリップ・クーニヒ教授(国際法)が言うように、ナチス時代のユダヤ人大虐殺という歴史の反省に基づいていることはいうまでもない。

 ドイツ人特有のこの意識は、独オリンピック委員会(DOSB)にも根付いている。五輪憲章は政治デモなどを規制するが、厳格には定義されていない。このため、DOSBは五輪開催時に選手が「自由な意思表明」をするかどうかについては、各人に任せている。選手代表団の広報官は「憲章内で何が許されるか吟味したい」と話す。

 中国に対するドイツの厳しい姿勢は、五輪開催の1年ほど前からみられた。メルケル首相が昨年の秋、中国に通告せずにダライ・ラマ14世との会談を決めたのが顕著な例だ。首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と連立を組む社会民主党(SPD)のシュタインマイヤー外相は、この会談を“政治ショー”と批判した。しかし、独裁国家の東ドイツで育ったメルケル首相にしてみれば、人権外交を行ったに過ぎない。

 SPDが会談に異議を唱えたのは実は、独中貿易への影響を懸念したためだった。対中輸出関連の労働者が独国内に20万人いる現在、次期総選挙をにらむと独製品が中国でボイコットされ失業者が増えるのは、左派のSPDとしては都合が悪い。
 しかし、北京五輪スポンサーのアディダスやフォルクスワーゲン(VW)が、人権問題に関するメッセージを何ら発しないことへの風当たりが強まるなど、“対中経済優先主義”に対する批判が広まりつつある。

●国境なき記者団、8日に各地中国大使館前でのデモ呼びかけ  サンケイ 2008.8.5 21:57
 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」(本部・パリ)は5日、8日の北京五輪開会式の当日、ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)の本部前をはじめ、パリ、ロンドン、ベルリン、マドリード、ワシントン、ストックホルムの各中国大使館前での抗議デモを呼びかけた。前日の7日はローマとオタワの中国大使館前でもデモを予定している。
 RSFは各国首脳に開会式ボイコットを呼びかけたほか、1月から五輪の輪を手錠に擬したキャンペーン用のTシャツを販売するなど中国の人権無視政策に強く抗議してきた。(パリ 山口昌子)

●若い亡命チベット人 抗議にマスコミを活用  スイスswissinfo 2008/08/07 - 8:56
スイスのチベット人活動家ペマ・ドルカーさんの抗議は世界中でセンセーションを巻き起こした (Reuters)
 北京オリンピック開催を控え、チベット人活動家は多くのデモを行って世間の注目を浴びた。その最前線にいるのは亡命チベット人の若い世代だ。
3月末、ギリシャのオリンピアで、ケチャップを血のように顔に塗りつけ、「チベットを殺すのはやめて ( Stop killing Tibet ) 」と叫びながら聖火ランナーの前に身を投げ出したペマ・ドルカーさんの映像が世界中を駆け巡った。
「中国は怖がっている」

 2001年には、女優のヤンツォム・ブラウエンさんの怒り心頭に発した姿も世界各国のテレビに映し出されている。ブラウエンさんはオリンピック開催地が北京に決まったことに対してモスクワで抗議を行い、警察にこれを引き止められ、さらに連行されたのだ。

 ドルカーさんもブラウエンさんも、ともにスイスに住む亡命チベット人である。ただし、これは偶然でもなんでもない。スイスにはアジア圏外で最大のチベット人社会がある。今日スイスに住む亡命チベット人はおよそ4000人を数える。

 ベルン在住でジャーナリズムを専攻する22歳の学生、テンジン・ロジンガー・ナムリングさんもオリンピアにいた。オリンピックの聖火リレーに対抗するある催し物に参加していたのだ。それは、中国の人権侵害に反対し、チベット解放を求めてデモを行うチベット人によるシンボル的な聖火リレーだった。前述の2人同様、ロジンガー・ナムリングさんも「チベット青少年ヨーロッパ協会 ( VTJE ) 」のメンバーだ。

 チベット青少年ヨーロッパ協会は1970年「自民族と自国に対する精神的な責任を負うために」チューリヒに創立され、会員は現在およそ350人を数える。ロジンガー・ナムリングさんは、
「スイスからやってきたチベット人活動家の小さなグループは、ギリシャで24時間休むことなく中国の警備員からマークされていました。彼らは私たちのことをすべて知り尽くしていました」
 と言う。そして、Eメールもすべてチェックされていたと確信している。いずれにしても、ウイルスが撒き散らされたことは事実だ。

 だが、ロジンガー・ナムリングさんは中国公安当局の監視に威嚇されるどころか、自分の行動に対する自信をさらに強めたと言う。
「これは中国政府が私たちを恐れている証拠。だから、それはそれでいいのです」
ダライ・ラマへの圧力が増す
 ロジンガー・ナムリングさんは中国の政治に対して怒りを感じている。スイスで生まれた彼女はチベットにはまだ行ったことがないが、祖国への強いつながりを意識している。中国政府のやり方は「偽善的」だが、それを甘受している人も少なくないと言う。

 チベットに対する共感を示すだけでは満足できないロジンガー・ナムリングさんは、
「大切なのは何か行動を起こすことです」
 と語る。それでは、政治活動の限界は?
「かなりの程度までやるつもりでいます。でも、暴力はタブー」
 と、きゃしゃな体に白いシャツをまとい、チベットの大きなイヤリングを揺らしながら話す。
「スイスに住むチベット人は、祖国に住む人々と違って自由に発言することができます。ここではせいぜい刑務所に入れられるくらいでしょう」

 このような挑発的な支援は、チベットの精神的指導者であるダライ・ラマ法王が説く「中道政策」、つまり対話による文化的な自治権の獲得を目指す政策と一致するのだろうか。
「ダライ・ラマ法王と違って、私はチベットの解放を要求します」
 とロジンガー・ナムリングさん。だが同時に、政治的な圧力によりダライ・ラマ法王は別の道を行かざるを得ないのだと付け加える。

融和問題
 「チベット解放運動は新しい活力を得、この問題と創造的に取り組むようになりました。この新しいスタイルは世代交代ではなく、どちらかというと言葉や融和と関係があります。たとえばチューリヒ州リコン ( Rikon ) にあるチベット人居住区には年配の亡命チベット人も住んでいますが、彼らは今でもほとんどドイツ語を話しません。彼らが公に何かを訴えるのはずっと難しいことです」
 リコン市でキッチンウエアを製造している「クーン・リコン ( Kuhn Rikon ) 」社は、中国がチベットに侵攻した後の1960年、チベット難民を積極的に雇い入れ、彼らの住居の世話なども行った。

 「若者の活動はマスコミによく取り上げられるようになりました。でも、内容は昔と変わっていません」
 と話すロジンガー・ナムリングさんの叔母ドルカー・ギャルタグさんは59歳。ほかのチベット難民の子どもたちと一緒に、トローゲン ( Trogen ) にある「ペスタロッチ子ども村」で育った。
「若い世代はとにかくメディアの活用の仕方をよく知っています。また、西洋文化の影響も大きいです。古い世代は世界にチベット問題を取り上げてくれるようお願いしますが、若者たちは要求する。昔なら頼んでいたところを、今では抗議するのですからね」
 暴力が行使されない限り、古い世代は若者の活動をとやかく言うつもりはないという。

豊富なアイデア
 いずれにしても、挑発的な活動に対するアイデアは山ほどある。たとえば、
「私は『クシュ』しない」
 この1文は北京オリンピック開会1カ月前の夜、連邦議事堂の外壁に映し出されたものだ。そこにはパスカル・クシュパン連邦大統領の写真も一緒に映し出された。だが、その目と口は黒い帯で覆われていた。この「私はクシュしない」キャンペーンでは、8月8日の開会式の中継をボイコットし、連邦政府に対してチベットのために働きかけるよう、4つのチベット関連組織がスイス国民に訴えかけている。

 連邦議事堂前の広場では、1999年にも一騒動あった。中国の江沢民国家主席がスイスを訪問した際に、議事堂の屋根の上に上ったチベット人活動家たちが国家主席の目の前でチベット解放の旗を振りかざしたのだ。この行動によって当時、スイス当局に対する中国主席の信頼は大いに揺さぶられることになった。
swissinfo、コリン・ブフサー 小山千早 ( こやま ちはや ) 訳

  ● Amnesty International
      ● アムネスティ・インターナショナル日本

●中国 : オリンピック関連施設でアムネスティサイトへのアクセス遮断  アムネスティ発表国際ニュース 2008年7月28日
 オリンピックのプレス・センターに常駐する外国人ジャーナリストが、アムネスティの公式ウェブサイト(amnesty.org)にアクセスできないことが分かった。その他にも複数のサイトにアクセスできないと伝えられている。

 オリンピック開幕を目前にして、アムネスティが中国政府による人権改善の実施状況を評価する最新報告書を準備している中、オリンピックのための「完全なる報道の自由」を保証するという政府公約を無視するかのように、この知らせが飛び込んできた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は、機会あるごとに、海外メディアに対する規制緩和がオリンピック招致によってもたらされた中国の人権状況改善の好例であると強調してきた。7月17日、ジャック・ロゲIOC会長は「インターネット上での検閲はもはやなくなるだろう」とも言っている。

「オリンピック・カウントダウン―破られた約束(The Olympics Countdown: Broken Promises)」は本日、GMT午後9時、香港時間で29日の午前5時に発表される予定である。

今年4月に発表された報告書「オリンピック・カウントダウン:活動家への弾圧が、オリンピックの遺産を危機にさらす」に続き、最新報告書では、人権状況の改善という中国政府の公約がほとんど果たされておらず、それどころか、いくつかの重要な分野で依然として悪化していることが明らかされている。

アムネスティを含めた複数のサイトへのアクセスを制限していることは、中国政府が公約を反故にしたことを示す明らかな例である。

2008年4月1日火曜日、IOCオリンピック協調委員会のケヴィン・ゴスパー副委員長は、北京での会合で、中国政府は招致国として、オリンピックに参加する報道関係者に対して自由なインターネットのアクセスを許可するという責任を果たすよう求めた。

ゴスパー副委員長は、複数のウェブサイトへのアクセスを遮断し続けることは、招致国として「非常に不完全だということを示す」ことになるだろうと語った。「今回のオリンピック開幕時に、報道関係者が従来のオリンピックと同じように活動できるかどうかが我々の懸念事項であると、今朝、改めて強調した。私は中国がその必要性を理解しており、実行するつもりでいることに満足している」とゴスパー副委員長は付け加えた。

●北京五輪前に多くのチベット僧侶姿消す  日刊スポーツ  [2008年8月4日23時4分]
 5日に北京五輪の聖火リレーが行われる中国四川省成都。3月のチベット暴動後に多数の武装警察が配置されたチベット民族居住区は五輪を前に警備が再び強化され、多くの僧侶が姿を消していた。
 聖火リレーはチベット民族居住区を通過しないが、北京五輪を狙ったテロや暴動を警戒し警備を強めたとみられる。消息筋によると同居住区では最近、弾薬などの武器が押収されたとの情報もある。
 中国国旗が販売され、聖火歓迎ムードが盛り上がる市中心部とは異なり、チベット民族居住区では武警が通行人に任意に身分証の提示を要求し、「何をしにきた」などと職務質問。多数のパトカーが行き交うなど異様な緊張感に包まれていた。
 チベット民族の住民によると、多くの僧侶が警察に疑われるのを嫌い、チベット自治区や四川省アバ・チベット族チャン族自治州などに帰省したという。

●R・ギア、北京五輪へのボイコットを呼び掛け  2007年 09月 3日 16:58 JST
 [ニューヨーク 2日 ロイター] 熱心な仏教徒としても知られる俳優リチャード・ギア(58)が新作映画の記者会見で、人権問題で中国を追及するため、来年開催される北京五輪へのボイコットを呼び掛けた。
 この会見は映画「The Hunting Party(原題)」の全米公開を7日に控えて行われたもの。旧ユーゴスラビアでのボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992─95年)の戦犯をめぐる同映画では、ギアは戦地で取材を行う記者を演じている。
 ギアはロイターに対し、北京五輪は中国政府がチベットで行っている人権侵害を終わらせ、自治を認めることを促す良い機会であるとコメント。大会のボイコットについて「たぶん現実的ではないが、感情的にはまさに意味のある行為」と述べた。
 ギアはチベットにおける人権の向上と民主的自由を求める団体「International Campaign for Tibet」の会長を務めており、中国への入国を禁じられている。
*本文中の表記を一部修正して再送します。

●きっこのブログ  2008.04.08 北京オリンピックはボイコットすべきだ!

●北京オリンピックはボイコットすべきby浜幸  vision.ameba

●2008北京オリンピックに反対す地方議員と市民の会  mid.parfe.jp
 私たちは、人権蹂躙国家・中国による北京オリンピック開催を反対すると共に、一日も早い中国人民の解放を願います。

参加者11万人!?北京オリンピックボイコット国民大会
 ・・「とりあえず11万人は嘘だろ 」・・


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 15回目の全国市民オンブズマン大会が、来る8月30日(土)31日(日)、 千葉市の「ホテルグリーンタワー千葉」で開かれます。
 テーマは 「オンブズがチェンジさせっぺ 地方議会」

 どなたでも参加できます(500人規模)。
 参加費5,000円+懇親会費は別途5,000円。

 ところで、私は、昨日午後は、岐阜で「岐阜県庁裏金20年分返せ 住民訴訟」の弁護団会議。
 今日午後は、名古屋で「フェロシルト不法投棄の石原産業の『株主代表訴訟』」の合同弁護団会議。

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大会の案内のチラシ 印刷用

みなさん、こんにちは!
全国大会は今年で15回目の節目を迎え、この夏、千葉市内で開催することになりました。全国で活動しているオンブズマンが一堂に会し、講師による記念講演、各地の活動報告のほか、新しい企画として「初めての市民オンブズマン」(入門編ABC)を開きます。また、懇親会では全国のオンブズマンと自由に意見交換をすることができます。初心者の方にも専門知識がある方にも、ご満足いただける内容です。大勢の皆さんの参加を実行委員一同、お待ちしています。
「市民オンブズマン」は、国・地方公共団体等にかかわる不正・不当な行為を監視し、これを是正することを目的とする団体・個人です。
8.30(土) ~31(日)
ホテルグリーンタワー千葉
(043-302-1111JR千葉みなと駅からシャトルバスあり)
参加費:5000円
(資料代込み、貴重な資料集がつきます)
第15回全国市民オンブズマン千葉大会
オンブズが チェンジさせっぺ 地方議会

●主催●
全国市民オンブズマン連絡会議
  第15回全国市民オンブズマン大会 更新日 2008/8/6

全国市民オンブズマン千葉大会実行委員会
  大会実行委員会のWebページ

千葉市中央区中央3-15-6渚法律事務所内
事務局:043-271-8955(村越)
Eメール:chibataikai@yahoo.co.jp


☆番外編:活動報告会&意見交換会
(千葉大会実行委員会主催)
8月31日(日)午後1時15分開場
(別会場・徒歩5分)
午後1時30分~午後4時
(4室計80人:参加者募集中)

2008記念講演講師紹介:新藤宗幸(しんどうむねゆき)
千葉大学法経学部教授(行政学)
●略歴●
1946年神奈川県に生まれる。中央大学大学院修士課程終了後、東京市政調査会研究員、立教大学法学部教授などをへて、現在、千葉大学法経学部教授。専攻は行政学。「行政指導」「技術官僚」(以上岩波新書)、「異議あり!公務員制度改革」(岩波ブックレット)「福祉行政と官僚制」「地方分権第二版」「政治とは、なんだろうか」(以上岩波書店)、「日本の予算を読む」「財政投融資」、「新版行政ってなんだろう」(岩波ジ
ュニア新書)など著書多数。
13:00~13:15 開会
13:05~13:15 実行委員会挨拶+基調報告
13:15~14:00 議会調査報告
14:00~14:15 包括外部監査表彰
14:15~15:30 記念講演新藤宗幸氏

15:30~15:45 移動・準備
15:45~17:45 【分科会】①談合②公共事業③議会改革
④監査制度⑤初めての市民オンブズマン入門編
18:00~20:00 【懇親会】

9:00~10:00 分科会報告
10:00~11:30 各地からの報告
11:30~12:00 提案、決議、大会宣言
13:15~16:00 活動報告会・交流会(番外編・別会場)
交通のご案内


   参加申込書にリンク
全国市民オンブズマン千葉大会
 ご案内
全国でご活躍の市民オンブズのみなさん、こんにちは!
本大会も今年で15回目の節目を迎えることになりました。
今回の開催地は千葉県です。大勢の皆さんのご来葉を地元実行委員一同、
お待ちしています。奮ってご参加下さい。
大会参加申込書と宿泊申込書 はそれぞれ別の宛先に送付していただきま
すので、よろしくお願いいたします。
   2008 年6 月14 日
第15回全国市民オンブズマン千葉大会実行委員会
 大会テーマ 『オンブズが チェンジさせっぺ 地方議会』(仮称)

~~ プログラム ~~
「オンブズが チェンジさせっぺ 地方議会(仮)」
会場:ホテルグリーンタワー千葉(別紙「会場案内」参照)
日時:2008 年8月30 日(土)午後1時 ~
開会、あいさつ、議会調査報告、包括外部監査 表彰
講 演 新藤 宗幸
分科会 ① 談合
② 公共事業
③ 議会改革
④ 監査制度
⑤ 初めての市民オンブズマン
懇親会(大会会場4F)午後6時~
:2008 年8 月31 日(日)午前9時 ~
分科会報告、各地からの報告、提案、決議、大会宣言、閉会
☆番外編:活動報告会&意見交換会(千葉大会実行委員会主催)
8 月31 日(日)午後1 時15 分開場(別会場・徒歩5 分)
会 場 案 内
  ホテルグリーンタワー千葉
〒260-0025 千葉市中央区問屋町1-45 千葉ポートスクエア内
TEL 043-302-1111 http://www.greentower.co.jp/
○ JR京葉線 東京駅(京葉線ホーム)から「蘇我行き」快速に乗車。37 分で
「千葉みなと」駅下車。 駅から、ホテルのシャトルバス利用ー5 分です。
駅改札口で千葉実行委員がオンブズの「のぼり旗」を持ってお迎えします。
--------------JR 京葉線の時刻表 (土曜)-------------------


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 ここのところ雷が多い。昨日の午後、ゴロゴロッとなっていただけなのが、突然、「ガラガラ、ビシャ」と裂けるような音。
 あわてて、インターネットの雷情報で雷雲を確認してから、ルーターも含めて、パソコンのスイッチを切った。コンセントに落雷ガードが入れてあるとはいえ、心配。
 コピーやFAX、テレビ、輪転機などもコンセントを抜く。
 前夜もそんな時間があった。

 以前はそんなに気にかけていなかったけど、数年前、近所で、近くへの落雷のために電化製品をパーにした人がいて慎重になってきた。

 インターネット雷情報は役に立つ。
 ただし、強い雷のときにパソコンをつけて雷雲の状況を確認するというのはヒヤヒヤ、という矛盾した使い方。

  
特にパソコンは弱い

     北陸電力の説明
 電力会社の雷情報のページを紹介。

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● 中部電力のページ
 ① 中部全体が表示範囲。
 北陸の全て、関西の大部分、関東の一部も表示される。
 ② 愛知県、静岡県、三重県、岐阜県、長野県については、各県別の詳しい図も表示される。
 ③ ①②いずれについても、「過去15分ごとの4画面」や「過去60分ごとの4画面」なども表示されるので、雷雲の移動が理解しやすい。
 ④ 携帯にも提供されているらしい。
 ⑤ 3分間隔で自動更新。

中部電力は、前日データまで残しているので、昨日の状況を記録してみた。

一番ひどかった時間 6日16時15分の雷雲



小画面で変化を概観 7月6日
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

13時30分   14時00分   14時30分 
    

15時00分   15時15分   15時30分
    

15時45分  16時00分   16時15分 
    

16時30分   17時00分   17時30分 
    
(私の地域は 地図真ん中の「岐阜市」の文字の「岐阜」の2行ほど上

7月7日7時06分



北陸電力のページ
 ここは、雷や雨量の数時間後の予測も出している。
 雷への対策もいろいろと示している。
 岐阜県もカバー。

 私は、この二つを「お気に入り」に入れている。
 他も見てみると 
東京電力のページ
 関東全域。各県別も表示。6分間隔で自動更新。

 それ以外を見ている時間がないので、必要な方は、それぞれの地域で検索してみて・・・ 

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 この1週間ちょっとは、水田と畑に追われた。
 草との まさに タタカイ だ。

 今、一段落して気休め。
 水曜日のブログは「いきいきセカンドステージ」

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 6月7日のブログに書いたように、うちの田植えは変わっている。
   ◆無農薬稲作。今日は田植え/紙マルチに手植え/品種は初霜
 ともかく、水田の雑草をとり、施肥する時期はこの暑さの時に重なる。

7月28日朝から始めた田の草取り
31日の午前中でやっと済んだ
  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


畦(あぜ)の際は 畦塗り しながら、草も処理

うちで一番多い雑草は コナギ 。
紫の花がきれいだが、今年は、まだ、咲いていなかった。

 (白い花)
 ウリカワ/オモダカ科
 雑草図鑑
 日本全国の湿地や水田に分布する多年草


 (黄色い花) 
 ヒレタゴボウ 鰭田牛蒡 アカバナ科 チョウジタデ属
  岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科
 北アメリカ原産の帰化植物。
 近年、急速に広がっているらしい。
 うちの畑の横の水田もその被害者
 
草取りが済んだら肥料をふる。
私の稲の作り方は 元肥なし この時期の施肥だけ。
稲の品種「初霜」の出穂時期は、例年「9月5日頃」だ。
その「出穂の40日前」を施肥時期としている。
つまり、7月下旬にあたる。今年もギリギリだ。

肥料は、「発酵済みの油粕」で、ペレット状にしてある。
水につかると2.3日で溶けて消える。
稲の葉の色は、3日目あたりから濃くなってくる。
葉色が濃くなるということは肥料が効いてきたことの結果だ。
この遅い時期の肥料の効きは病気や害虫と縁が遠い栽培方法。
天候(年)によっては、病害虫が出ないわけではないが、「危機」には至らない。
とはいえ、今年は、欲張って、昨年の5割り増しの施肥量にしてみた。

なお、通常の「油粕」は ナマ なので、稲の根に有害な物質が出るので使わない。
通常の「油粕」は、水と接して、夏で2週間してから、冬で2ヶ月ほどしてから、やっと植物に効いてくるとの印象を持っている。

また、この「発酵済みの油粕」は、即効性があるから野菜の追肥にも使える。
小袋は高いが20キロ入りは割安だ。
    


稲作りで、たいていの人は、元肥を効かせ、この7月の暑い頃に土用干しといって、水を入れず土を乾かす。そうやって、稲の生長をコントロール(抑制)する。
そもそも、肥えすぎると病気になり害虫が出る。夏に雨が多いといっそう被害を受ける。
だから、農薬と親しくなるのは当然の結果。


31日の午後からは、次に待つ 秋冬野菜のための草対策
ポリエチレンで蓋をして、この暑さを利用して、熱処理する

 7月23日(水)のブログで説明したように、私は、
土をポリエチレンで蓋をして、この真夏の暑さを利用して、熱処理する。
これによって、草の種が死ぬし、有機物や肥料が馴染んで肥えた土が短期で出来上がる。
◆秋野菜の準備は高温・高熱を利用しての草退治と土づくり

米ぬかで線を引いて、畦立機で土を上げて畝を作る
この3年ほどは、手作業でやっていたけど、
今春、25年ほど前から使っていた古い機械を修理してもらった
今年は、130センチ幅で13畝作った



今年は、初めて、斜めの「法面(のりめん)」まで蓋をした
  

水路側の法面は使いようもなく、雑草の茂る元になっていた
今年は、20年ぶりくらいに手をかけて、黒マルチを4枚重ねにした
  


暑さと乾燥のため
(左)ヤマイモ と (右)自然薯 にも スプリンクラーで潅水
  


独特の形で、味が抜群の すくなかぼちゃ その他
ピーマンは 1株ずつ 多品種を作った
  

ウリもおいしいし すくなかぼちゃ の天ぷらもおいしい
  


田や畑が済んだので 4日と5日は家の周りも草の始末
毎日、数十から百輪ほど咲くオーシャンブルー(琉球朝顔) の手入れ
旺盛に繁茂した琉球朝顔の株の中の雑草をとり
道路に広がろうとするツルの整理
数日すれば花は復活すると思う

8月4日 ⇒ 5日
 ⇒ 

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 大分の教員採用の事件。採点結果の調整・改ざんが行われたパソコンのデータが復元されたという。
 どいう実態が解明されるか、興味がある。
 
 ところで、口利き防止要綱を作ったけれど、ちゃんと「抜け穴」があるとの指摘も。

 役所の裏金同様に、全国相通ずるかもしれない大分の問題、記録しておこう。

◎大分教員試験汚職、成績改ざんのPCデータを復元
◎大分県教委、議員らの口利きに対応策…教員の採用・昇任で
◎口利き防止要綱に「抜け穴」/小中教員、対象外に/「同じてつ踏む恐れ」と識者指摘
◎模範解答を全面公開へ、希望者に得点通知も…大分教員試験
◎教員不正採用、文科省が緊急全国調査へ 
◎教員採用選考に「外部の目」導入  県教委、不正防止目指す

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●大分教員試験汚職、成績改ざんのPCデータを復元  2008年8月5日03時18分 読売新聞
 大分県の教員採用試験を巡る汚職事件で、県教委の教育行政改革プロジェクトチーム(PT)は4日、元義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)が受験者の成績改ざんに使ったとされるパソコンのデータ復元作業をほぼ終えた。

 県教委関係者によると、削除や上書きで消えていたデータも含め、4万点以上のファイルを取り出した。今後、採用試験分を類別し、本来の得点や改ざんの経緯について分析作業に入る。

●大分県教委、議員らの口利きに対応策…教員の採用・昇任で  2008年8月4日21時12分 読売新聞
 大分県の教員採用汚職事件に絡んで複数の県議や県教委OBらの口利きが発覚したことから、県教委は、職員が議員や首長、OBらから口利きを受けた際の対応を要綱にまとめ、4日から施行した。

 採用や昇任、転任などに関する「不当な働きかけ」があったら相手に撤回を促し、従わなかった場合は名前と役職名、内容などを記録、県情報公開条例に基づく公開請求の対象にする。
 指導主事や社会教育主事の選考を含む人事全般のほか、入試、売買・賃借・請け負いなどの契約に関する業務も対象。相手が撤回に応じない場合、職員は記録票を作って所属長に提出。教育長はその内容を教育委員会に報告し、ホームページなどで公表する。

 県も、ほぼ同内容の取り扱い要綱をまとめ、同日施行した。
 県教委、県とも罰則規定はないが、この日、記者会見した広瀬勝貞知事は「職員が要綱を守らなかった場合は職務命令違反として、地方公務員法上の処分の対象にする」と述べた。
 要綱は教育委員に対する口利きを想定していないため、小矢(こや)文則教育長は、口利きがあった場合は教育委員会などの場で報告するよう各教育委員に依頼する考えを示した。

●大分教員採用汚職:口利き防止要綱に「抜け穴」/小中教員、対象外に/「同じてつ踏む恐れ」と識者指摘  毎日 8月5日
 大分県の教員採用汚職事件を受け、県と県教委は4日、採用や昇任などで口利きを受けた場合、その依頼者の氏名と内容を記録する要綱を制定した。口利きを受けた場合、その撤回を求め、相手が聞き入れなければ、情報公開の対象となる記録を残す。しかし、対象となる依頼者を、元県教委職員や議員などに限定。市町村の職員という扱いになる小中学校教員を除外しているため、「ザル法になるのでは」との指摘が早くも出ている。

 採用や昇進などの人事面での口利きのほか、公共工事などの契約行為に絡む口利きも含む。こうした要綱は全国19府県にあるが「撤回」を明記したのは全国初という。県教委では、国会・県議会・市町村議会の議員▽市町村長▽各種団体役員▽元県教委職員▽元高校教員が対象となる。

 大分県の教員採用汚職事件は、小学校長らが自分の子供の教員採用を県教委幹部に働きかけたことが発端だった。しかし、小中学校長らは市町村職員という扱いになるため、要綱の対象にはならず、仮に校長らが口利きをしても記録の対象にはならない。

 過去に県教委で勤務した経験をもつ小中校の教員は、元職員として対象となるが、割合は少ない。08年4月に大分県内で小中学校長・教頭に昇進した138人のうち、県教委経験者は19人しかいなかった。大分県では、高校の教職員や県教委職員らの不正行為については、公益通報(内部告発)制度もあるが、同制度も小中校の教員は対象としていない。

 小中校の教員を対象としなかったことについて、県教委総務課は「県教委の勤務経験者は、いろいろな人脈を持っている可能性があるが、未経験者は校長であってもそれだけの圧力をかけられないはず」と語る。だが、90年に同様の汚職事件が起きた山口県は昨年8月、小中校の教員も対象とした「口利き防止要綱」を定めており、取り組みに違いが生じることになった。【梅山崇】
 *                          *
 教育評論家の尾木直樹・法政大教授の話 「小中学校長らの圧力は有り得ない」と対象外にしては、同じてつを踏む。万全を尽くすことが信頼回復のスタートなのに、お粗末でわきの甘い対応だ。どうして山口県の例を参考にしないのだろう。もはや文科省の強力なサポートが必要なのではないか。

●模範解答を全面公開へ、希望者に得点通知も…大分教員試験  読売 2008年8月5日
 教員採用試験を巡る汚職事件を受け、大分県教委は2009年度試験から、これまで一部公開にとどめていた模範解答を全面的に公開することを決めた。
 筆記や集団討論、2次試験の面接や模擬授業など、区分ごとの配点も新たに公開し、希望者にそれぞれの得点と総合得点を通知する。問題用紙の持ち帰りも原則として認め、試験の透明性を高める。

 模範解答は、08年度試験までは1次試験合格発表後、受験者を対象に、1週間に限り公開に応じていた。14日に1次試験の合格発表が行われる09年度試験からは、県庁内の県情報センターで、受験者以外にも公開する。筆記は、解答例を示し、設問ごとの配点を明らかにする。9月の2次試験で実施する面接では、面接官に2親等以内の受験者の有無を尋ね、事前に「誓約書」の形で提出させる。
(2008年8月3日03時07分 読売新聞)

●教員不正採用、文科省が緊急全国調査へ  2008年7月17日03時07分 読売新聞
 大分県の教員採用試験を巡る汚職事件を受け、文部科学省は16日、試験を実施している47の都道府県と17の政令指定都市の教育委員会に対し、教員の採用や昇任に絡み、どのような不正防止策を取っているか緊急の実態調査を実施することを決めた。
 大分県内で17日午後から開かれる「全国都道府県教育委員会連合会」の総会で各教委の教育委員長と教育長に伝え、今月末までに回答を求める。
 調査の主な目的は、教員採用試験を実施するにあたって、透明性や公正さが確保されているかどうか。〈1〉採点や合否判定を複数の職員でチェックしているか〈2〉問題と解答を公表しているか〈3〉選考基準を公表しているか――などを中心に調べ、議員ら有力者からの口利きなどの不正があったかどうかも確認したい考えだ。

●教員採用選考に「外部の目」導入  県教委、不正防止目指す  2008年7月18日 読売新聞
 大分県教委の教員採用試験を巡る汚職事件を受けて、県教育委員会は17日、今年度の教員採用試験から、採用選考に県教育委員を加えたり、大学教授らが教員採用試験を視察したりするなど、教員採用試験の不正防止対策に取り組むことを決めた。

 県教委の教員採用試験では、民間企業の人事担当者や臨床心理士が受験生の面接を行っているが、新たに採用選考にも「外部の目」を積極的に導入することで、教員採用試験の公平性や透明性を高めるのが狙い。
 県教委によると、これまで教員の採用選考は県教委職員のみで行ってきたが、今回の採用選考から県教育委員を加えて、透明性の高い採用選考を目指す。

 また、8月18、19日の教員採用2次試験では、教育学部のある岐阜大や静岡大などの教授や職員ら延べ49人に実技試験や面接などを視察してもらう。視察後、教授らが試験や面接の公平性などについて評価し、今後の採用試験のあり方に生かす。
 県教委教職員課は「優れた教員を採用するため、今後も外部の目を積極的に取り入れていきたい」と話している。

●教員採用8月めど改善案 県教委、選考透明化へ委員会  2008年7月18日 読売新聞
 大分県の教員採用試験を巡る汚職事件を受け、県教委は17日、採用試験の透明性などを高めるため、「教員採用選考等の改善検討委員会(委員長・吉村茂邦教育次長)」を発足させたことを明らかにした。現在、非公開としている選考基準を公開すべきかどうかなどについて検討する。8月上旬をメドに改善案をまとめ、来年の採用試験から導入する方針。

 県教委と千葉市教委が共同実施している教員採用試験では、試験問題の公表や、面接官への民間人起用、採点の外部委託などの不正防止策をとってきた。
 こうした防止策は、これまで県教委の教職員課だけで決められていたが、今回、発足した検討委には、県教委の教育総務課や人事給与室の幹部らも加わった。

 17日の初会合では、選考の透明性を高めるための検討課題について話し合われた。その結果、〈1〉配点や採点のポイントが非公開とされている選考基準のあり方〈2〉郵送で行っている受験者への合否通知の方法〈3〉評価に主観が入りがちな面接への対応――などについて、検討することを確認した。
 一方、県教委幹部が県教委OBや県議などから照会のあった受験者の合否を教えていた問題については、佐藤健太郎県教育長が今年から、一切答えないよう指示を出している。

●教員採用抜本見直し
県教委着手へ 管理職選考も
  2008年7月18日 読売新聞
 県教委は17日、大分県の教員採用を巡る汚職事件を受け、教員採用と管理職選考を合わせた選考方法の抜本的な見直しに着手する方針を固めた。23日の教育委員会会議で、事務局から教育委員に現状の選考方法や過去の実態について説明した後、実質的な議論をスタートさせる。
 県教委幹部は17日、「大分県であってはならないことが起きたという事実は軽視できない。(大分県の)問題は管理職選考にも及んでおり、本県も、もっと大きな視点で選考方法を見直す必要がある」と述べた。

 23日は、教育委員会会議の前に開かれる非公開の協議会でも突っ込んだやり取りが行われる見通し。人事委員会と足並みをそろえるかどうかや、見直し作業に第三者機関の意見を取り入れるかどうかなどについても議題に上りそうだ。
 また、県教委職員が受験生やその保護者の依頼を受けた県議から照会を受け、合格発表当日に合否を連絡していた問題についても、いつごろからこうした慣習があったのかや、具体的な照会件数などを同会議までに調査するかどうか、検討を始めた。

 ◆ 合否回答「県職員」でも 県議照会に特例
 県教委が教員採用試験の合否を特別に県議に伝えていた問題で、一般行政職の採用試験でも県の人事課と人事委員会が県議の照会に答えていたことが17日、わかった。いずれも合格発表日に合格者の番号を掲示した後だったという。
 人事課は、「件数はあまりなかったと思うが、絶対に答えなかったとは言い切れない」、人事委員会は「昨年までは対応していたと聞いている」としている。
 17日は、県職員らの1次試験合格者の発表が行われたが、この日は人事課も人事委にも県議からの照会は1件もなかったという。

●教員採用の選考方法を公表 秋田県教委  サンケイ 2008.7.15 20:34
 秋田県教育委員会は15日、大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件を受け、県教委会議で小中高などの教員採用試験の選考方法を公表した。
 県教委によると、1次選考は筆記試験の得点を基に面接や実技などで総合的に評価。2次選考でも面接、論文試験や英会話などのほか、2種類の適性検査を実施して合否を決める。

 秋田県では平成9年から1次選考の不合格者に成績を3段階で通知。14年からは問題の持ち帰りを認め、18年からは1次選考の受験者全員に自分の得点を通知するなど「他県に比べ透明度の高い選考」を行ってきたとしている。
 同県の教員採用試験は毎年20倍前後の高倍率で推移しており、全国でもトップクラスの“狭き門”となっている。

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 石原産業の不法行為、不法行為の発覚は止まらない。
 工場の敷地内に、そのままフェロシルトを投棄していたともいう。

 ところで、石原産業の廃棄物でいっぱいになってきたことで予定されている四日市の新処分場の容量は、「168万立方メートルで、ナゴヤドームほぼ1杯分のごみが入る」という。
 しかし、「受け入れる産業廃棄物の半数近くが石原産業四日市工場から排出される汚泥『アイアンクレー』になる可能性が出ている」とされている。
 結局、三重県に重要な会社だから、三重県が処分場を設置してあげる、というわけ。

 なお、6月2日の県警の捜索を受けての 6月3日のブログ に書いたように、捜索に関しての記者の質問に「廃業にするしかないんじゃないですか」 とコメントしけれど、中日新聞の7月29日の社説は 「石原産業 本当はレッドカードだ」 と明快。

 今週金曜日は、大阪地裁で続いてる株主代表訴訟の弁護団会議が名古屋で開かれる。
 ・・・どんな話になるか。

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下記引用の7月30日の中日新聞から

石原産業四日市工場が年間約9万トンを排出するアイアンクレー
=四日市市の同工場で


●埋設産廃はフェロシルトか 石原産業四日市工場に数万トン  中日 2008年8月1日 朝刊
 石原産業が四日市工場(三重県四日市市)敷地内に産業廃棄物を不法投棄していた問題で、埋められた産廃は同社がリサイクル商品と偽って製造した「フェロシルト」である可能性が高いことが分かった。埋設量は数万トンとみられる。
 工場の小林明次長が31日、三重県庁を訪れ、県の指示で行った土壌調査結果を報告。六価クロムが検出された酸化チタン製造工場跡地の埋設物について「検出された有害物質や土の色などからフェロシルトの可能性が高い」と説明した。

 同社は1998年から2005年にかけ、土壌埋め戻し材としてフェロシルト約76万トンを製造、販売したのは約72万トンとしていた。販売量が製造量より約4万トン少ない理由を、同社は「保管中にフェロシルト内の水分が蒸発して製造時より軽くなったため」と県に釈明していた。

 工場内には、航空写真などから2000年9月から03年1月までの間に産廃が埋められたことが分かっている。フェロシルトは当初、中部国際空港の土地造成などへの利用を見込んで大量に生産されたが、ほとんど売れなかった。県は、同社が処理に困った在庫の一部を敷地内に埋めて隠していたとみている。フェロシルトの製造量と販売量の差に関連する可能性もある。

 小林次長は取材に「埋設場所には現在、回収したフェロシルト3万-4万トンが置いてあり、すぐに埋設物をフェロシルトと断定することは難しいが、確認を急ぎたい」としている。

●石原産業敷地内の産廃 三重県が撤去指示へ  中日 2008年7月29日
 石原産業が四日市工場(三重県四日市市)敷地内に廃棄物を投棄していた問題で、リサイクル商品と偽って製造した産業廃棄物「フェロシルト」に似た産廃が、2000年9月から03年1月までの間に埋められたことが分かった。廃棄物処理法による埋設許可はなく、三重県は不法投棄に当たるとして近く撤去を指示する。

 同社から今月22日に報告を受けた県によると、この産廃が埋められているのは2000年9月に解体された酸化チタン製造工場跡地で、広さは約1万5000平方メートル。03年1月の航空写真では覆土など整地が終わっており、この間に埋めた可能性が高い。埋設量は数万トンとみられる。

 今回の調査で、敷地内の他の3カ所でも産廃が埋められているのが確認されたが、時期は産廃の埋設にはすべて許可が必要となった1997年の廃棄物処理法改正前で、違反には当たらないという。

 敷地内での廃棄物の投棄は、同社が5月に有毒ガス「ホスゲン」の無届け製造などとともに公表した不正行為の一つ。同社が土壌の汚染状況を調べたところ、7種類の有害物質が検出されたため、県はどんな廃棄物がいつ埋められたかを特定するよう指導していた。

●放射線量率改ざん:石原産業が再発防止策  毎日 2008年8月1日 2時40分
 大手化学メーカー、石原産業の四日市工場(三重県四日市市)が、酸化チタン製造に伴って出る産廃汚泥の放射線量率を改ざんするなどした問題で、同社は31日、三重県から求められていた再発防止策について報告書を提出した。酸化チタン製造の際、放射性物質含有量が一定量以下のチタン鉱石を原料にするとしている。

 国の対応方針では、産廃として処分できる汚泥「アイアンクレー」は放射線量率が毎時0.14マイクログレイ以下のものと定めており、石原産業もこの数値を自主管理基準値にしている。

 県によると、同社は過去のデータから、チタン鉱石に含まれる放射性物質のウランとトリウムの量を計30ppm以下にすれば、放射線量率は基準値以下になるとしている。放射性物質含有量が多い鉱石は、少ない鉱石とブレンドすることで30ppm以下にするという。

 県は報告を受理したが、裏付けるデータがないため、今後、立ち入り検査などで検証する。【田中功一】

●三重県などが石原産業に再び厳重注意=計22施設、無届け   時事 2008/07/30-18:22
 化学メーカー石原産業が、廃ガス洗浄施設など10施設を無届けで四日市工場(三重県四日市市)に設置・変更していたことが水質汚濁防止法に違反するとして、四日市市は30日、同社に対し、文書による厳重注意を行い、来月15日までに再発防止策などを盛り込んだ報告書の提出を命じた。三重県も同日、同社が粉じん発生施設など計12施設の設置・変更を届け出ていなかったとして、大気汚染防止法に基づく厳重注意処分を下した。

●四日市に新産廃処分場 県に設置許可申請  中日 2008年6月21日
 産業廃棄物の最終処分場を管理している「県環境保全事業団」(津市)が、四日市市内に新たな処分場を造るため、県に設置許可申請を出したことが分かった。2006年に石原産業四日市工場から大量の産廃「フェロシルト」が運び込まれて既存の処分場が不足したためで、同事業団は12年度からの使用開始を目指す。
 同事業団によると、新処分場は06年まで産廃を受け入れていた小山最終処分場(四日市市小山町)の南東側に計画。敷地面積28万5000平方メートル、埋め立て容量168万立方メートルで、県内企業の産廃のほか、地震などで発生した災害廃棄物も受け入れる。

 同市三田町には同事業団の三田最終処分場があるが、06年にフェロシルト約21万トンが搬入され、すでに容量62万立方メートルのうち半分以上が埋まった。このため、同事業団は新処分場建設計画を早め、5月20日に県に申請した。
 新処分場で同工場に残るフェロシルトを受け入れるかは未定。これまで小山、三田両処分場に運び込まれてきた同社の産廃汚泥「アイアンクレー」は引き続き受け入れる方針。同事業団は「アイアンクレーの放射線量は微量で人体への影響はない」としている。

 県は20日から設置許可申請書の縦覧を始めた。県廃棄物対策室▽四日市農林商工環境事務所▽四日市市生活環境課▽同市小山田、川島、桜、水沢各地区市民センターで7月22日まで。計画への意見を8月6日まで受け付ける。 (山田浩平)

●石原産業「汚泥」が半分 新処分場搬入で地元に不安の声  中日 2008年7月30日
 県環境保全事業団が2012年の完成を目指している新小山最終処分場(四日市市)で、受け入れる産業廃棄物の半数近くが石原産業四日市工場から排出される汚泥「アイアンクレー」になる可能性が出ている。同社は汚泥の放射線量を改ざんするなどの不正行為を5月に明らかにしたばかりで、地元から不安の声も出ている。

 新処分場の容量は168万立方メートルで、ナゴヤドームほぼ1杯分のごみが入る。災害で倒壊した建物などの一般廃棄物と、汚泥や廃プラスチック、木くずなどの産業廃棄物の2種類を受け入れる。

 1990年に設置され、06年に満杯になった容量230万立方メートルの小山最終処分場(同市)では、計400万トンの産廃のうち4割以上の約190万トンがアイアンクレーで埋まった。新たな処分場は小山処分場の東隣に造るが、事業団は「受け入れは小山処分場と同じような量になるだろう」とみている。

 四日市工場が排出するアイアンクレーは年間9万トンだが、現在受け入れているのは兵庫県伊丹市の民間処分場(5万トン)と、事業団が四日市市で運営するもう一つの三田最終処分場(4万トン)の2カ所。3田処分場は12年初めには満杯になるため、新処分場は完成前の11年中から一部受け入れを始める。

 同工場ではアイアンクレーに搬出基準を上回る放射線量を含みながら、そのまま小山処分場などに持ち出していたと公表。こうした不正を防ぐため「現在は搬出時に、1台ずつ放射線量を計ってから運び出している」という。アイアンクレーは埋め立て後、土をかぶせれば放射線量が外に出る心配はないという。事業団も5月以降、受け入れ時に放射線量を抜き打ちで検査するようにしており「地元にも十分説明し、管理を徹底する」という。

 しかし、近くに住む男性は「最初はきちんとやるが、後になると何をしているか分からなくなってしまうこともある。監視を緩めるわけにはいかない」と警戒している。 (神田要一)

 【アイアンクレー】石原産業の主力製品「酸化チタン」の製造工程で出た廃硫酸や工場廃水を混ぜて固めた汚泥。1990年初めごろは四日市工場から年間約30万トンを出したが、成分がほぼ同じ産廃「フェロシルト」を開発し、リサイクル製品と偽って販売した98-2005年は、見掛け上はアイアンクレーの排出量を1万トン程度まで減らした。現在の排出量は約9万トン。

●【社説】
石原産業 本当はレッドカードだ
  中日 2008年7月29日
 化学兵器に転用可能な有毒ガス「ホスゲン」を無届けで製造していた石原産業(大阪市)四日市工場が、操業を再開した。よほど心して地域社会との融和を図らねば、もう存続は許されない。

 「何度、同じことを繰り返すのか」。地元住民の怒りを込めた疑問の声だ。

 東芝四日市工場でも有毒ガスの無届け貯蔵と使用が発覚し、住民の不信と不安は募る。

 石原産業は、世界的な化学メーカーだ。白色顔料として電子部品などに幅広く使われる酸化チタンの国内シェアは日本一、世界でも六位の規模だ。除草剤など農薬の売り上げも好調だ。だが、その発展史には公害、不正、隠ぺいが、つきまとう。

 一九六七年、四日市ぜんそくの原因企業として患者から訴えられた六社の中にその名がある。大量の廃硫酸を伊勢湾に垂れ流し、八〇年に有罪判決を受けている。

 廃硫酸に別の廃液を混ぜた実質的な産廃を、工事の際などに開けた穴を埋め戻すリサイクル製品と偽って売りさばいた「フェロシルト事件」は記憶に新しい。

 さらにホスゲン問題と同時に、四日市工場の排水や排気に含まれる化学物質を過小報告するなど、計九件の不正が明るみに出た。

 酸化チタンも農薬も、一般消費者にはなじみが薄い。売り上げの半分以上は、海外が占めている。

 メーカーや商社など取引先は気にしても、消費者の“顔”は見ていない。食品会社や高級料亭などのようには、市民の怒りに動じない。目先の利益や効率に目がくらみ、毒性が強く、兵器にも転用可能な自社製品の危険性を忘れてしまいがちになる。長年のこの体質は、消費者の“視線”を強く意識しないと直らない。

 石原産業は、外部委員による環境専門委を設置し、四日市への本社移転も考えているという。しかし、組織を多少手直ししたぐらいでは、問題は解決しない。地域や住民と顔が見える関係を築きつつ、対話のチャンネルを開き、公開性を高めながら、あらためて地域社会に根を張る必要がある。

 住民も当面は行政と連携し、四日市公害の時のような厳しい監視体制を敷くべきだ。

 部品や製品の国際的な供給網まで含め、企業の社会的責任が問われる時代になった。メーカーも商社も仕入れ先の不正を見過ごしてはならない。

 同社に開いた「不信」の穴を、一朝一夕に埋め戻す資材はない。

●石原産業:環境専門委を設置、外部専門家指導で改善へ /三重  毎日新聞 2008年7月23日 地方版
 大手化学メーカー、石原産業(大阪市)は22日、同社四日市工場(四日市市)の土壌・地下水汚染について対策を講じる「環境専門委員会」を設置したと発表した。同社は現在もボーリング調査などで対策をとっているが、外部専門家の指導を受けることでより良い方法を目指すという。

 委員会は大東憲二・大同工業大教授(環境地盤工学)など有識者4人で構成。汚染の調査方法▽汚染物資の工場外への拡散防止▽工場内の土壌・地下水汚染の浄化--などについて指導する。

 今後委員会は月1回程度開く。石原産業は委員会の指導を受け、汚染の調査方法については08年度末をめどに、汚染の拡散防止や浄化については09年度末をめどに報告書をまとめるという。【山口知】

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 旧高富町が山県市に自治体合併するよりずっと以前、生活安全条例だったかそんな名前の条例が突然議会に提案されてきた。岐阜県内では初発の状況。

 趣旨にうなづける部分はあるとはいえ、見方を替えれば監視社会を作る意図も十分に読み取れる制度だから、私は反対した。もちろん、私だけ。

 住基ネットにしても、表向きとは別に、監視社会の手段。
 街にあふれる監視カメラ。
 自動車の通過情報のチェックシステムの広がり・・・

 地域防犯という類の言葉で監視活動に熱意を示す構造、それ自体許される行為かどうかの点検が必要だけど、熱意を持つ人もいる。
 私は、ひとつ間違うとその構造の中で、「事件」を惹起する可能性もあると懸念している。
 人間って、完璧じゃないし、差別的なところも少なくないから。

 ところで、8月1日のこのブログにコメントがあり、私の意見を求められた。
 コメント欄での長いやり取りはイレギュラーなので、以下に再掲して私の意見を少し述べよう。

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windさんからの 2008年8月1日のブログ へのコメントのやり取り
初めまして (wind)
2008-08-01 07:21:04

生活安全課と防犯協会と自治会の防犯パトロールの行き過ぎた追い込みや付き纏い、ネガティブキャンペーンについてどう思われますか?


問いと迷い (●てらまち)
2008-08-02 15:01:11
★windさん、こんにちは。

>生活安全課と防犯協会と自治会の防犯パトロールの行き過ぎた追い込みや付き纏い、ネガティブキャンペーンについてどう思われますか?

⇒投稿してあるエントリーの内容と関係ないことですと、ご自身のこととかご意見の内容などについて、説明していただきたくお願いします。


  以下、段落番号 (1)から(6)は転載に当たって管理者がつけたもの。
 私の意見を質問(1)から(6)に続けて記した。
返信ありがとうございます (wind)
2008-08-02 22:52:35
該当するエントリーが見当たらず、失礼致しました。

(1) 私、山県市在住ではないのですが、
いつの頃からか、どこへ行っても監視されており、
おかしいと感じた頃には地域ぐるみで行動監視と
盗聴や付き纏い(それとわかるように)、車のナンバーを違法に変えてまでの追跡と、全ての立ち寄り先へ
は悪評を流布するという徹底のし様。決定的に思い当たる節もないために、困惑するばかりでございます。
 (管理者の8月3日の記述=このブログの投稿)
(A1) 小説やドラマのような話ですね。
 読んで、にわかに信じがたいと思う人も少なくないでしょう。


(2) 色々調べましたら、地域の監視は防犯ネットの様ですし、おそろいの帽子から防犯協会がらみであると判明しました。以前の住居でも(他県)同様の経験があり、とにかく行く先々に付き纏いや待ち伏せをし、突然集まってきては花火や大騒ぎを繰り返すわけです。
(A2) 「地域の監視の防犯ネット」がそこまでするのでしょうか。
 そこまでやっているということが一般の人にバレてしまうので、そんなことまではしないのではないかと私は想像します。


(3) 所謂要注意人物扱いなのでしょう。何を勝手に勘ぐっているのかはわかりませんが、警察車両とつるむ場面も目撃しており、意味不明な職務質問もありました。
旅行先にも付き纏いは続き、「どこまでも追うぞ」と
はっきり目の前で言った追跡者もおりました。
付き纏いの車両等の録画や写真も証拠として蓄えておりますが、警察に相談したときには歯切れの悪い対応で、「もっと証拠を集めて」「録画してても死角はあるでしょ?」「そこにたまたま居たと言われたらどうしようもないでしょ?」といった調子です。
同様の被害がないものか調べますと、かなりの報告を見つけることができました。
(A3) 「旅行先にも付き纏いは続き」となると、そこまでできるのは「職業人」でしかないですよね。


(4) 警察主導の話なのか、防犯ネットの悪用と暴走が
原因なのか、
住居のある地域の市民オンブズマンに参加して、
この問題を調べたいと思ったのですが、
初回の返事は来たものの、早速手を回されたのでしょうか、
詳しい話をする前に、その後なしのつぶて状態です。市民派の弁護士さん
が中心になって活動されていると思ってましたが、
あっさり無視を決め込まれているようです。
(A4) 「警察主導の話なのか、防犯ネットの悪用と暴走が原因なのか」について、防犯ネットなどはきっかけを警察主導としてやっているのてじょうが、警察は監視社会を構築して不審者などについての情報収集に利用し酔うとしているのではないかと思ってきました。(1)(2)(3)のような「地域」というエリアも越えたことになると「防犯ネットの悪用と暴走」では説明がつかないですね。
 中段「早速手を回されたのでしょうか」について、それはないでしょう。


(5) 私自身のこちらにコメントする経緯は以上ですが、
こういった問題が全国各地で起こっているにもかか
わらず、表面化してこないのは何故だろうといった
素朴な疑問があります。仮に疑わしいと思うにしても、積極的に嫌がらせを行なう必要はないわけですね。見ていればそのうちわかるはずですから。しかし
一連の監視等の行動は自分達の監視を知らしめ、
精神的に追い込むことが主な目的だとしか考えようがないわけです。だとすれば、被害者が実際に何をしたかではなく、社会的に排除したいという意図があるとしか思えないわけです。
(A5) 私は、警察には調べられているだろうと思っています(笑)。
 ずっと以前、警察の関係者が「警察と公安調査庁はいわば敵対関係にある」と話してくれた人がいました。「調べる目的が違う」とも。
 それと葉関係なく、何年後かに、公安調査庁職員が名乗ってたずねて来た時、「全部調べたんでしょ?」といったら「はい、調べて問題ないと判断したから来ました」とまで言っていました。
 でも、ここで質問者さんがおっしゃる「こういった問題が全国各地で起こっている」については、根拠とか状況が理解できません。


(6) 郵便物から通信からチェックされ、
被害者同士はコンタクトも取れずに、
相談先には圧力がかかる・・・。
おそらくこれまでの例からして、てらまち・ねっとさんへのアクセスも承知でしょうから、
何らかのアクションはあるはずです。
しかし、同様の事例が全国に広がりつつある現状は
是非知っていただき、
何か全国の被害者へ向けた指針になるご助言をいただけると嬉しいのですが・・・。
(A6)「 郵便物から通信からチェックされ」について、その痕跡があるのでしょうか? 相手がプロなら、下手な痕跡は残さないと思うのですが・・
 なお、このブログは、時々異常に閲覧数が増えることがありますが、そういう時は、誰かは不明だ度誰からチェックされているのだろうと、光栄なことだと楽しんでいます。
 なお、「被害者同士はコンタクトも取れずに」と「同様の事例が全国に広がりつつある現状」を同時に満たすことは可能なのかな?? と感じます。
 「ご助言」などできる立場でもなく、そもそも状況をこの程度にしか認識していないので、この程ような私見を述べることしかできません。


 以下、インターネットですぐに拾える関連情報から抜粋します。

●大東京防犯ネットワーク  トツプページ 
 「 東京都青少年・治安対策本部 青少年育成総合対策部
  東京都青少年・治安対策本部治安対策課の公式ホームページ。防犯ボランティア応援サイト」

「警察官OBによるシルバーポリ」
  城東警友会
「活動内容 防犯パトロール
子供の安全確保
違法広告物撤去
青少年の健全育成
その他

・具体的な活動内容(警察署主催による各種運動に積極的参加 ) ・1回あたりの参加人数(約 10人) ・活動頻度(・週 2回程度 ・月 2回程度)
活動の特長 シルバーポリス発足以来今日まで、グループによる自主的な活動に取組み各種犯罪の抑止と情報の収集 」」

●浦安市防犯協会  トップページ
「  〒279-8501千葉県浦安市猫実一丁目1番1号 (浦安市役所防犯課)
浦安市防犯協会は、地域住民によって運営されている民間防犯組織です。」

  防犯協会
「 Q.防犯協会ってどんな組織?警察との関係は?
 地区防犯協会は、地域住民によって運営されている民間防犯組織です。地区防犯協会は警察と協力関係にありますが、地域住民の代表者によって運営されており、警察とは別の組織です。
 警察は、地域住民による自主的な安全活動を支援する立場から、地区防犯協会に対して地域安全情報や施設・資機材の提供、活動に対する指導・助言、合同でのパトロール等、連携して活動を行っていくこととしています。

Q.防犯協会の会員ってどんな人たち?
 防犯協会には、それぞれ規約や会則があり、通常はその中で定められています。
一般的には、その地域の住民、企業、組織、団体に属し、防犯協会の目的に賛同される方であれば、どなたでも会員になることができます。

Q.地域安全活動ってどんな活動なの?
 安全で活力のある地域社会を実現する目的で、市民に危険を及ぼす犯罪、事故、災害の発生を未然に防止するため、地域住民、自治体、警察が連帯して推進する活動をいいます。
 具体的な活動内容は、地域で発生している犯罪や事故の情報を「地域安全ニュース」により広報して啓発を促す活動、パトロール等の環境整備活動、地域の実情に応じた活動の決定・推進等が挙げられます。

Q.なぜ住民が地域安全活動の中心なの?
 警察や自治体がいくら地域安全の呼びかけをしても、住民の皆さんの自覚がなければ無意味です。
また、上からのお仕着せでは、一向に効果が期待できないのも事実です。制服を着た警察官が、一軒、一軒の住宅や企業を24時間体制で警備するというのも不可能な話です。
 そこで、地域住民が互いに助け合い協力をし合う必要があるのです。例えば、見慣れない人が隣をのぞいていたら声をかける、お隣が旅行等で2~3日家を空ける場合には新聞を預かっておく等、ちょっとして心遣いによって犯罪の発生を未然に防ぐ事ができるのです。
 わざわざ何か活動をするということではありません。地域の連帯感を高めていくことがもっとも効果の期待できる活動になるのです。」

●平成19年度浦安市防犯協会定期総会が開催されました  平成19年度 浦安市防犯協会定期総会
 「 平成19年5月23日(水)、文化会館大会議室で「平成19年度浦安市防犯協会定期総会」が開催されました。
当日は、防犯協会の各支部長の方々などのほか、市長、浦安警察署長、浦安市防犯課、浦安警察署生活安全課の約80名の皆さんの出席をいただきました。 
・・・・ 
【生活安全課 斉木課長より報告】  
 (2) 防犯パトロール車の利用促進について (防犯課より報告)
   防犯課では、自治会、PTAなどの市民団体が行う自主パトロールを支援するため、防犯パトカーを3台スタンバイさせています。ぜひ、地域パトロールにご利用ください。」

●■ 青色回転灯装備車による防犯パトロール  青色防犯パトロール
 警察から自主防犯パトロールを適正に行うことができることの証明を受けた場合は、自動車に道路運送車両の保安基準に適合した青色回転灯を装備して、防犯パトロールを行うことができます。
【小野市・パトロール車】

  ■ 警察からの証明の対象となる団体
  ・・・ 」

●はじめませんか、地域ぐるみで防犯を!  はじめませんか、地域ぐるみで防犯を!
「 青色回転灯車両との合同防犯パトロールの実施について
平成19年10月12日、当署管内全域において、鎌倉防犯協会、鎌倉市防災安全部、こども部と当署による合同防犯パトロールを実施しました。
 通常、見守り活動や防犯パトロールを実施している鎌倉市安全安心推進課、こどもみらい課所属の青 色回転灯車両、鎌倉防犯協会所属車両と当署生活安全課の車両合計4台による管内合同防犯パトロールを実施し、空巣・忍び込み盗・ひったくり・自転車盗等の窃盗事犯防止を主体とした防犯テープによる 広報と下校途中の児童に対する声かけ、見守り活動を実施しました。

地域防犯パトロール隊
鎌倉市で多くの自治会・町内会で防犯組織を作り、自主的な防犯パトロールを実施し、犯罪を大きく減らしています。
自分の町内会でも 「防犯パトロール隊を作ろう」、「パトロールをしよう」 とお考えのかたは、鎌倉防犯協会又は鎌倉警察署 生活安全課にご相談ください。
青色防犯パトロールをはじめてみませんか!

 これまで、国等に対し、専ら地域の防犯のために自主防犯パトロールに使用する自動車に青色回転灯を装備したいとの要望が寄せられていました。
 そこで、平成17年11月に警察から青色回転灯を装備する自動車による自主防犯パトロールを適正に行うことができる旨の証明を受けたものについては、道路運送車両法の保安基準の緩和認定手続きにより、青色回転灯の自動車への装備について認めることとなり、既に鎌倉市では、鎌倉市と笛田東芝町内会で始めています。

詳しくは、鎌倉警察署生活安全課にご相談下さい。」

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 6月終わりから7月はじめ、サミットのころに北海道に行った。
 毎日、その様子をブログにしていた。
 ところで、NHKの朝の番組で、今週、北海道特集を毎日流していた。
 
 こちらも、北海道の宿と食事のピックアップ編。
 (詳しく見たい人は、その日にちのブログをどうぞ)

 ご馳走を食べて3キロ太った。

 でも、先週木曜日から毎日、朝5時、遅い日でも6時から、他の草取りや畑仕事。裁判のある日を除いては昼まで。夕方も毎日。それで、へとへと。
 今日も12時まで畑仕事。
 おかげで体重が3キロ減った。

 実は、このとおり疲れているので、お手軽ブログにしたのが今日のブログの真意。
 という今は16時・・・
 今日の昼で一段落だから、今日はこの後も屋根の下に居られる幸せ。

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●6月29日のブログから
襟裳岬
  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 

その岬に一番近い宿

特大のツブ貝、ウニの皿盛り、12品の刺身・・・
カンゾウの天ぷら
  


公式ページはないみたいなので
   刺身旅館 山水閣 *えりも岬*ホームページ
           ツーリスト情報
  山水閣
 お刺身旅館  =さんすいかく=

  山水閣の食材


●6月30日のブログから
素泊まり一人3800円。15階展望最高の部屋。
「朝食は6時から7時半が混雑」とのロビーの注意書きに
さすが北海道時間と納得。
(北海道の観光地では、バスなどがは遠い目的地を計算して早立ちするらしい)
釧路・プリンスホテル

 昼ごはんも食べずに散策やドライブした。
 チェックインしてから、 おいしいことで有名な
ラーメン 純水
写真撮影は断られた。ともかく、味は抜群
場所はホテル前の釧路市役所のすぐ南側
結局、遅めの昼食がそのまま夜の食事として済んでしまった。
ラーメン、二人で1480円なり。



北海道の天気予報は連日 晴れ
本州の雨が信じられない。

ホテルの部屋からも、雲ひとつない全景の釧路。
今日も快晴は天恵み
初めての 霧多布 を 堪能したい

●7月1日のブログから
宿
浜中町は日本一の天然昆布の産地
霧多布・旅館・くりもと
 部屋は抜群、料理も

花咲きガニも
生牡蠣ももちろん
ウニの卵とじ
味噌味で カキ を 昆布の上で焼いて、最後は昆布まで食べる
飛騨の ホオバ味噌 と 同じ 地元ならでは
地元・根室のお酒もつけて
  
  

昨日夕方下見しておいた  霧多布湿原トラスト
今日は湿原の散策からはじめたい


●7月2日のブログから

午後5時に着いた。 7月1日の宿は  尾岱沼温泉野付湯元うたせ屋   源泉かけ流し
ここも、宿も味も湯も良いところ
尾岱沼は 北海シマエビ ホタテ の有名な産地  ホッキガイも
    





●7月3日のブログから
知床グランドホテル 北こぶし
バイキングで。従業員さんたちも気分がいいのでついつい、進む
   


●7月4日のブログから
宿は  ホテル・ルートイン グランディア サロマ湖
インターネットは、無料とはいえダイヤルアップ接続。
メールだけなら支障ないけど、ブログにアクセスしたり、
しかも写真多様の私のブログには、とても無理。

昔のリゾートホテルを5年前に買い取ったらしい。
中は広いし、風呂もばっちり。サロマ湖の夕陽がばっちり、湖を眺める露天風呂は最高。
この日、朝食はホテルのバイキングだっので昼は食べずに散策した
夜はホテルのセットメニュー
  


●7月5日のブログから
  宿 旭岳温泉・湧駒荘
   時々利用する  日本秘湯を守る会 公式Webサイト の宿

料理。これがまた良かった。
飲み物は? と訊かれて、 
メニュー を見ながら 日本酒にしようかと、「純米酒はどれ?」 と返すと
「全部です」・・・・ こりゃ、失礼。

選んだのは、
地元の銘酒 「男山」 の 季節限定の 「生酒・笹ゆり」

トマトの食前酒は 軽い酸味 でさわやか。
「遊食膳」とするお品書き
地元の 無農薬野菜が並ぶ
サヤエンドウ や ブロッコリー を 生で食べるのは
有機農業の百姓を30年近くやっていても初めて
感想は・・・

 

刺身のツマの菜っ葉、食べようと思っていたら
知らないうちに下げられてしまった。
刺身をつける 泡醤油 は印象的な味



湧水のゼリー と キンキの煮付け
いい味

黒米のご飯 いける
これに ホタテだしの特製冷やし汁 を かけて食べる  ばっちり。



フレンチ風のステーキも美味しかった。 写真は撮り忘れ
特製 美肌豆腐鍋 コラーゲン・ボール 入り
あとは ご飯 を 入れて 雑炊にしたくなる味


●7月6日のブログから
インターネットでブログを送信するために(昨日の送信のブログのこと)に街に降りた。
宿に帰ってからの食事。
同じものは出さないと前日、聞いていた。旭岳温泉・湧駒荘

お酒は 「極上 男山」 にした。

刺身は ウニ、ホッキ貝、ボタンエビなど  ものがいい
  前菜 「帆立のカルパッチョ」


大きなツブガイ と 毛ガニ(一人 半杯)
 

フカヒレの土瓶蒸しもとってもいい味だった
最後は その フカヒレ を パクリ

知床鳥のシャブシャブ
続く 雑炊 は 料理長が目の前で作ってくれた


 東京の有名店で修行した料理のプロの若い料理長が
 なんとなんと ブログ に 挑戦中 ⇒ 料理長の気まぐれ日記
   《《湧駒荘料理長が綴る日々の出来事や昔話、料理の紹介はもちろんブログ限定の宿泊プランも予定中!》》
 
とっても美味しく満足した食事、宿の雰囲気、そして旭岳の花園、
また来たいとの思いをかかえて 次に向かおう。

●7月7日のブログから
宿は 富田ファーム の すぐ近くの
   中富良野の複合施設 ふらのラテール

小じんまりしたホテルかと思ったら、大きなホテル。
部屋からの広大な眺めも抜群。
十勝連峰が横に続く。
(部屋の窓に「このように見える」と貼ってある写真の写真)

食事は、しっかりいい味だった。
選びに間違いは無かった。
それに、2面総ガラス張りのレストランからの外の広大な風景、
しかも白夜を思わせる 白々と長い夕方 は、 
食事に 驚き を加えてくれた。
    


●7月9日のブログ
 宿は、 帯広駅前 の ふく井ホテル
 
 夕食は、今回としては、なんと初めて外に出て居酒屋へ。

~十勝・帯広~ / 居酒屋 / グルメ - ワンズタイム
  旬菜 まさゆめ
 20代の若い子たちが とても 感じよく、上手にもてなしてくれた 
 もちろん、味もグー
    ~メニュー

  


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