警視庁FC The Metropokitan Police Department FC 

今野敏の『警視庁FC』を読みました。
今回の小説は、いつもの警察物語と違っていて、面白く読めました。

映画の現場で殺人事件が発生します。

警視庁地域部の警察官が話しの中心となって展開しますが・・・。
この主人公は、警官になった理由もはっきりとせず、危険やハードワークを好みません・・・。
この主人公のひとりごとが書かれており、この文章が面白い。

普通の推理物、警察物語と違って、ユニークな小説でした。

良かったです。
私の読後評価は4☆です。
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ラブソファにひとり Sitting at loveseat alone

夏ばてです、部屋から出ずに、本を読んでいます。

石田衣良の『ラブソファにひとり』を読みました。
短編小説集でした。

この作家に、恋愛物語を書かせれば、よいものになります。

女、独身、35歳。
25年ローンでマンションを買ったものの、本当に欲しかったものは別だと気づき・・・。

短編9編ともに良かったです。

あとがきで、「わがニッポンは、下り坂・・・。
社会や成長のためでなく、自分の幸福のために働く・・・。
下り坂の時代には、心の自由と余裕が効くのです。」
と書いていました。

私の読後評価は4☆です。
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