テリールーム terryroom

読書と旅行の感想記 Impression of reading and travel

資本主義の終焉と歴史の危機

2015年11月28日 | 読書
水野和夫の『資本主義の終焉と歴史の危機』を読みました。
経済本でした。
頁数は214ページと枚数はないのですが、久しぶりに硬い内容の本を読んだので、すっと読めず、疲れました。
読んで良かったです。

内容は、
*グローバリゼーションと金融のIT化によって、資本主義は終焉を迎える。
*社会は中間所得層が下流層に落ちて、格差社会となる。少数の上流階級と大多数の下流階級となる。
*バブルは発生し、そして、はじける。
*経済成長は望めなく、目指すべきものではない。
*ゼロ金利が続いており、成長のための投資をしても、過剰設備になるだけで、しわ寄せが弱者(例えば、ギリシャ、非正規雇用者)にくる。
*日本の国の借金は1,000兆円を超えて、毎年40~50兆円増加し、このままでは、国債を日本だけで引き取りができず、近い将来に国が破綻する。
などでした。

解決のための打ち手も少し書かれていました。
この本に同意するか、反発するかは別として、日本人全ての人に読んでほしい本だと思いました。

ということで、読みにくかったのですが、私の読後評価は4☆です。

曽根崎心中 Sonezaki lovers' suicide

2015年11月27日 | その他
今日は、「歴史と文学の人々」の講義を受講しました。
近松門左衛門の『曽根崎心中』を学びました。

元禄時代の演劇で、ストーリーは極めて簡単で、
*大阪の醤油屋の手代徳兵衛が、遊郭の女郎お初と恋仲になる。
*お初は他の客から身請け話がでる。
*徳兵衛は主人の縁戚の娘と結婚話が出る。
*徳兵衛は友人にお金を騙される。
*二人は心中する。

チット理解に苦しむのは、
*手代の身分で、遊郭に通う金はどうしたのか?そんな金はないだろう。
*女郎のお初は、手代身分の若者はお金がないはずと思わないのか?一緒になれる要素はないだろう。
*なぜこれが悲恋話で、庶民の人気を得たのか?無理筋の話と思わないのか。

実話に基づく演劇と聞いたが、これは無理だろうと思わなかったのか。
これが真実の恋と言われたのは??

今日の話を学んで、なんかしっくりきませんでした。
これがシェークスピアと比される物語とは思えませんでした。

図書館 The library

2015年11月26日 | その他
静かな図書館で読書をするのが好きです。
週に2回か3回で、静かな図書館へ行きます。

図書館では、先ず、新聞を4紙読みます。
そのあと、持参した本を読みます。
音が消えて、快適な気持ちになります。

写真がその時のものです。
机に向かって、斜めに座って、足に本を乗せて読みます。

今日も、昼ごろに行く予定です。

課外活動 After class activity

2015年11月25日 | その他
今日の午後は、「国際文化交流」講義の課外活動として、我が班のメンバーで、東淀川区柴島にある「大阪中国帰国者センター」(社団法人)へ行きました。

そこでは、中国帰国者の方々への語学教室が行われていました。
今日の授業では、1時間は中国語をメインにしたもので、次の1時間は日本語を学ぶためのものでした。

地域の方々が、学習補助をされていました。

中国語の学習があり、中国語を聞く機会であったので、良い刺激を受けました。

写真は、今日の学習風景です。

ララピポ Lalapipo

2015年11月23日 | 読書
奥田英朗の『ララピポ』を読みました。
東京の社会の底辺で暮らす人々六人の話でした。
この作家の小説は、軽妙で、読みやすいです。

勝ち組になれない人々、なぜなのか、神はなぜ、この人々にも生をあたえたのか・・・。
「しあわせ」とはなんなのか・・・。
この人々は、この先どう生きるのか、明日も明後日も・・・。
下流社会の人々は・・・。
1億3千人もの生があるのだから・・・。
格差社会を笑い飛ばすことになっているのだろうか・・・。

文章は読みやすいし、話の展開も早く、良いのだが。
読後の爽やかさが残らないので、私の読後評価は3☆とします。


誕生日会 The birthday Lunch

2015年11月22日 | その他
今日は、お昼に誕生日会をしました。
「がんこ寿司」でランチをしました。

寿司、ビーフ鉄板焼き、天麩羅をいただきました。
お昼から、生ビールを飲みました。
特に、お寿司は美味しかったです。

お昼のお酒は、きーくーです。

写真は、今日の誕生日会のものです。

由比正雪 Shosetsu Yui

2015年11月20日 | その他
今日は、「歴史と文学の人々」の講義を受講しました。
「由比正雪」について学びました。

どんな内容だったかというと、
*徳川家光が死に、11歳の家綱が将軍となった3ヵ月後に、「由比正雪事件」が起こった。
*大名の取り潰し、減封が多く、多くの浪人が江戸にいた。
*由比正雪(軍学者)を首魁とし、丸橋忠弥(槍の名手)を副首魁として、江戸・京都・駿府にて、軍事クーデター・同時多発テロを計画した、この計画に2,000人の浪人が集結した。
*密告により、正雪、忠弥ほかメンバーは自殺か、捕まり殺された。
*浪人問題・社会不安がこの事件を起こした。
*このあと、武家諸法度はゆるくして、浪人の増加を防いだ。

格差や、失業問題、社会不安は、騒動の原因になるという、いつの世にも当てはまる話でした。

また、我が班のメンバーにて、昼食会を行いました。

1ポンドの悲しみ 1 Pound Sadness

2015年11月19日 | 読書
石田衣良の『1ポンドの悲しみ』を読みました。
10編の短編集でした。
東京で暮らす、30台前半の女性達の恋愛物語でした。
この作家の文章は、読みやすい。

10編のラブストーリーです。
悪い人間は出てきませんので、温かい気持ちで、ほっこりした気持ちで読めます。

都会の女性には恋がつきものでしょうか・・・。
恋に迷い、傷つきながら・・・。
禁断の恋に・・・。
哀しみと温かさが・・・。

この作家の小説は、読みやすい、話の展開・テンポが良い。
と言っても、恋愛話だったので、私の読後評価は3☆です。

雨の嵐山 Arashiyama in rain

2015年11月18日 | 散策
昨日は、「歴史・中世」講座の友人と、雨の嵐山を散策しました。
4年前に受けた講座の、同じ班のメンバー6名で、紅葉狩りをしました。

阪急電車・嵐山駅から歩き始めて、常寂光寺へ行き、その後、JR嵯峨野駅まで散策しました。
写真は、昨日の常寂光寺の紅葉です。
雨の中の紅葉も良かったです。

昨日の私の万歩計は、18,615歩、11.1kmでした。

4時からは、JR京都駅近くのビアホールで食事会をしました。
生ビールが美味しく、話も盛り上がり、楽しい時間を過ごせました。

次回の集まりは、来年の春に、京都で桜見学をすることになりました。