女性版のフォレストガンプといった感じの映画。
姑を見舞いに行った病院で知りあった老婆が話す物語。自分の身の回りに起ったこととして語った、ある女性の話に主人公(キャシー・ベイツ)はどんどん引き込まれていく。それは閉鎖的な30年代の南部の田舎町で、大胆に因習に逆らって、恋に生き、虐げられた黒人のためのカフェを開く勇気ある二人の白人女性の話だった……。現在の主人公の心の変化と老婆の回想が巧みに交錯し,映画は進行する。
この二人の白人女性は,勝気で奔放なイジーと、心優しく清楚なルース。対照的な二人が開いたカフェのドアには、大きく「フライド・グリーン・トマト できたて(SERVED HOT)」と書かれている。その店の名物料理が、衣をつけたスライス・トマトをたっぷりの油で揚げたもの。真っ赤に熟したものではなく、青いトマトを使った料理だ。また,なじみ客が食べていたフライドチキンの皿には、トウモロコシがそえてある。南部の食卓の定番だ。カフェの外壁には赤いペンキで「ピーチパイ、ピーカンパイ、ブルーベリーパイ、スイートポテトパイ、レモンパイ、ピーチコブラー、チェリーコブラー……」と、メニューが書いてある。
数十年が過ぎて住人も去り、閉店してさびれたカフェ。壁のメニューも薄れて読めなくなり、時の流れが感じられる。この映画を見ると、無性にアメリカを旅してみたくなる。
キャシー・ベイツってすごいよね。ミザリーで鬼気迫るストーカーを演じたと思えば,黙秘では娘への愛から,葛藤に苦しむ小島の初老家政婦を演じ,タイタニックでは物分りの良い上品な貴婦人役を見せる。すべての出演した映画で,見事にマッチした役柄を演じ分けて,そのキャラクターに強い印象を与えることができる女優だ。きっと,感受性が強く,心に引き出しがいくつもあるんだろうな。絶対にあり得ないことではあるが,もし彼女がメル友だったら,話題豊富なメールに絶対飽きることはないだろう。
今年の春先に,買ってきた大葉(青ジソ)の苗を植えた。すると,すくすく伸びて盛夏に黄色い花を咲かせ,真っ赤に熟した実がなった。実を食べて見たら,なんとトマト味だった。最近のバイオ技術の発達は,トマト味の実をつけるシソを開発することができたんだと感動していたが,どうやら,近くの農家の人の話によれば,ホームセンターの店先で売られていた苗が単に間違っていただけらしい。
「苗はほとんど,似たようなハッパだからね。間違うのはしょうがない。」とのこと。
くだんのトマトは,10月に入ってなおも黄色い花を咲かせ続け,いまも緑色の小さいトマトを数個実らせている。このままでは,赤くなる前に秋が深まってしまいそうなので,バターでソテーして食べてみようと思っている。
フライド・グリーン・トマトの作り方は,僕が師匠として深く尊敬している(一方的にですが)”はらっぱさん”のブログ(HAPPYガーデンライフ)を参考に。
http://harappano.exblog.jp/i9
”青いトマトを輪切りにして、水気を切って、タネを取り除き、塩をまぶして、はちみつをたっぷりぬって、パン粉をつけて、バターでソテーするこの料理。
「それって、甘いの?おいしいの?」
「おいしいとは思えないなあ」
疑惑度99%・・・
とととところが・・・・予想に反して「おいしいっ!」
はちみつの甘みがうまみに変って「なにこのうまさ~!」って感じでした^^びっくり!” だそうです。トゥワンダ