tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

うるせい やつら

2006-10-13 20:14:45 | 料理のサイエンス

一般に,関西はうどん文化圏,関東はそばと言われる。
発祥がもともと関西方面の会社では,関東の部署にある社員食堂ではこの傾向がはっきりと現れる。たとえば,東京にありながら昼食時の注文の数は,いつもうどんが圧倒的にそばを上回るなどである。
また,「きつねうどん」は,特に関西地方出身者に非常に人気があるが,関西では「たぬきうどん」と呼ぶ地域もあるので話はややこしい。

うどんのつゆは関東と関西では異なっている。一般的に東日本では濃厚なつゆを、西日本では薄味のつゆを用いる。実際,関東から西に移動するに従って,つゆの色はどんどん薄くなり,東海地方をちょうど境として「関東風」と「関西風」に分かれる。したがって,関西系の会社の社員食堂では,関東風のだしにうすくち醤油を用いたつゆなど関東ー関西の食文化が入り混じったりする。

先日仕事で行っていた,中国地方が発祥のその金属メーカーでは,打ち合わせの時に,「・・・・ちゃ!」と語尾に「ちゃ!」を付ける人が多く,特に役職を持つ上司にその傾向が見られ不思議に思っていた時期があった。というのも,語尾に「ちゃ!」を付ける言い方は,あの「うる星やつら」に登場するラムちゃんの口癖であり,その思い出深い理想のヒロインを思い出すからである。
「きっと,彼らは学生時代に高橋留美子さん原作のコミック「うる星やつら」にはまって,その影響を強く受けてたんだな」と一時本気で信じていた。

その後,東北の仙台になんどか遊びにいくことがあり,この疑問は解けたと思った。つまり,語尾に「ちゃ!」を付けるのは,仙台地方の方言であったのだ。金属系のメーカーなので,専攻は冶金の人が多いのだろう。日本の冶金学(金属学)と言えば,東北大学である。学生時代に仙台は杜の都で勉学にいそしみ,そして,地元の女の子と恋をして仙台弁を覚える。そうした若い頃の体験が,何かの折に言葉の端に現れるのであろうと・・・。

驚いたのは,山口県に転勤になった時である。飲み屋のおばちゃんたちが「・・・・ちゃ!」を連発するのである。きっと,彼らは東北大学出身者だなと思わず考えた。
が,冷静に考えれば,幼稚園生を含め,地元の人すべてが「・・・・ちゃ!」を連発するので,これは方言と考えた方が無難であろう。そこで,最初の疑問は氷解した。・・・なんだ!山口県の方言だったのか!orz

♪おかしすぎて 涙が出る
今がうそみたい
みんな捨てて どこでも行く
何だってやる♪ by ユーミン

コメント (2)
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