tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

大島笑顔プロジェクト 番外編

2015-06-24 22:49:13 | 大島笑顔100プロジェクト

-昭和ロマン-

「だんなさんの写真。かっこいいでしょ」
やや西向きの大きな窓から、海に反射した柔らかな光が差し込む。
元町の坂の上にある居心地のいい空間。大島で一番好きな場所だ。
コーヒーを淹れてもらいながら、昭和のころの大島の様子を彼女に聞く。
昭和40(1965)年、1月11日の大火の前は、伊豆大島はまるでタイムスリップしたような「あんこさん」の世界だった。

・・・昔の写真には照れがない。
セピア色に変色した昭和の写真。人はみなポーズを決めている。
ポケットに手を突っ込んだり腰に手を当てたり。ピースではなく、全身でポーズ。
まるで石原裕次郎。カジュアルな表情なんて皆無。かっこいい。。
おそらくは、現代の観光地で中国人たちがよくするように、ポーズが決まるまでじっくりと時間をかけてからシャッターを切ったのだろう。

シャッターを押すタイミングは、「はい、チーズ」の掛け声から、「はい、ポーズ」に変わり、今はスマイルモードを搭載したカメラが決めるようになった。
中国人たちの異常に時間がかかった決めのポーズは、韓国製の女性たちのセルカ棒に変わってからいくぶん早くなった。(とか思ってたら、日本人もやっていたっけ)

最近、元町港の波止場では、係船柱(ビット?・・・モヤイ綱を引っ掛けるあれ)に片足を乗せ、ひじにあごを乗せてポーズする女子たちが増えてきた。写真のポーズにも流行がある。
あまりにも変化が急すぎて、何かを忘れてきてしまった感がある昭和の高度成長時代。
それでも、あの時代を暮らしてた人々の写真には、昭和のロマンが宿っている。。


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