チェンマイには目に付くような工業がないと土地の人が言う。それでも、匠の技によって生み出される伝統工芸が存在する。
郊外の町ボーサーンは、手漉き紙に色鮮やかな絵付けをしたから傘で有名な場所だ。ボーサーンの町並みは昔ながらの田舎町。田んぼを奥に2階建ての木造住宅が並んでいる。
昔に観たフランス映画を気取って雨傘と書いたが、土地の人は7月8月の雨季の時期でも傘を持つことはない。雨が降れば土砂降り。バケツをひっくり返したような豪雨だから、傘なんて役にたたない。
だから土地の人たちは、雨雲の襲来をいち早く察知し、軒下に逃げ込む。
・・・雨なら雨で撮れる景色もあるけど、タイではカメラもびしょぬれに。道はぬかるみ、そうもいかないみたいだ。
なので、ボーサーンで売られている傘は、もっぱら晴天用。つまり、日傘だ。
現在のチェンマイの地元の人達の交通手段は、ホンダやヤマハなどの100㏄ぐらいのスクーター。その昔はもっぱら自転車だったそう。
今もお祭りで、若い女性たちが民族衣装を着て、日傘をさしてママチャリに乗ってパレードしている。きっと、それがかつてのチェンマイの原風景だったのだろう。
今、チェンマイで自転車に傘さして片手乗りとかしたら、即、バイクにひかれてしまう。
チェンマイも変わる。
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