tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

けっ・セラセラ

2019-11-07 22:41:23 | プチ放浪 海沿い編

日本語のガイドは20代前半の福島生まれの女性だった。ふだんはブーライユにあるリゾート・ホテルに勤務しているのだが、離島ツアーで日本語ガイドの要請があると彼女の出番らしい。
年恰好からしてニューカレドニアの滞在経歴は浅いはずなのに、フランス語がペラペラ。
フランス人の英語ドライバーガイド氏と対等にフランス語で冗談を言い合ってる。。。

自分がフランス語は全くダメなこともあって、フランス語で自分の考えを言える人はすごいと思ってしまう。
ぼくの場合、外人との会話は英語に頼るしかないのだが、会話できたとしても旅の初歩英会話程度。
2~3回、言葉のキャッチボールをすると、それ以上、会話は進まない。
もっとも、今の言葉でいう「発達障害」?
・・・小さい頃からコミュニケーション障害に苦しんできたから、日本語でさえも会話ができないのだが。
コミュニケーション障害の現認は思い当たる。自分をよく見せようとして、必要以上に相手を恐れてしまい言葉が続かなくなる。なぜそうなったかも、最近、ようやく自分がわかってきたような気がする。
外人から日本語で話しかけられても英語で返事してしまうのは、自分の過剰な自己防衛のためだときがついたりした。

こんなコミュニケーション障害のぼくでも、不思議に会話がはずむ相手もいる。多くの場合は劇的な状況を共有した相手とか、食事に付き合ってくれる相手とか。生命の危機に関するものであれば、本能的に過剰な反応を抑制することができるのだろう。

福島の彼女もそんな相手だった。というか、福島なまりの日本語と、その延長で福島弁のようなフランス語を聞いてると聞き流すわけにはいかない。フランス語は全くできないけど、この島にしばらく住んでみたいと彼女を見てて思ってしまった。天国に近い島ニューカレドニアならなんとかなるのかも。