ロイクラトンのお祭りを盛り上げる行事の一つ。タイの民族舞踊。タイを訪れるとショーやディナーなどでタイ舞踊を見る機会が少なくない。
指や指先の繊細な動きがタイ舞踊の大きな特徴。指先だけでなく頭の先から腰、関節、つま先まで、美しくしなやかな曲線を描く。また衣装の金色銀色の刺繍がほどこされ光を反射してキラキラと輝く。かつては王宮内でのみ舞うことが許された特別に高貴な踊りだ。
王宮外で舞われていたものもあり、こちらは庶民向け。木琴の「ラナート」、太鼓の「タポーン」、シンバルの「チン」、そしてたて笛の「ピー」と小さな銅鑼の「コーンウォン」からなる古典音楽「ピーパート」がBGM。タイにおける舞踊教育は学制に導入され,学校を舞台に展開されている。
ダンサーたちの衣装の華麗さだけではなく、豊かな表情、繊細な指の動き。艶やかな姿に魅了されっぱなし。幸せだな。