10/11(土) 雲見・牛着岩、 天候 曇 水温 24℃ 透明度 10~12メートル
(1本目)スタンダード、(2本目)16mアーチ、(3本目)スタンダード
今回のダイビングで、いきなり迎えてくれたのがオオモンカエルアンコウ(大紋蛙鮟鱇:Commerson's frogfish )。
体長が50mm程度のこのカエルアンコウ。なにが気に入ったのか、海綿の枝の間でまったりとしていた。
カエルアンコウは採餌の時は意外なすばやさで泳ぐらしいが、昼間は海底などでほとんど動かずにジッとしている。それに加えて、夜行性の魚であるにもかかわらず、いまだに夜の海でも活動しているのを見たことがない。
聞いた話によれば、ここしばらくは海綿の枝の間で、大量のダイバーの焚くカメラのストロボにも負けず、なぜか動かないらしい。食事もせずに、ジッとしているようだ。一度たっぷりと食べたら、数日は採餌しないのだろうか。何を考えているのか、意味わかんねえ魚のひとつ。
このカエルアンコウ。頭部から伸びたイリシウムと呼ばれる釣り竿を持っていて、釣り竿の先端にはエスカと呼ばれる擬似餌があり、これで獲物をおびき寄せて食べる。また、海底での移動は、胸ビレで上手に這って行う。
老眼が進んだせいか、水中ハウジングの窓を透して覗くカメラの液晶画面が良く見えない。もっぱら、ピント合わせはカメラのオート機能に頼っているのだが、水中マクロともなれば海底にピントが合っていたりで、肝心の魚に対してはピンボケの写真の山になる。じっとしているとは言え、このカエルアンコウでさえ、写真を撮るときは、どっちがあたまでどっちがしっぽかわからずに適当にシャッターを押している。だから、カエルアンコウの目にピントが合ったシャープな写真はまったくなかったりする。
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