うぬぬぬぬ・・・ 解らぬ・・・ 解らぬ・・・
タカラトミーは何を考えているか解らぬでござる!
タカラトミーはトランスフォーマーで本気に商売をするつもりは無いでござるかな?
ギムレット(TM-13、ギムレット、2625円)はデストロン商品でござる!
確かに、ビーストウォーズⅡで販売された、ギムレット(C-25、ギムレット、1200円)は海外ではシークランプ(日本未販売)としてプレダコン(日本名、デストロン)陣営の商品だったでござるが、ギムレットとシークランプは別人でござる。
然るに何故、ギムレットはデストロン商品でござるかな?
商品は第12話「ハヤブサ戦士エアザラー」のDVDが付属しているのはいいでござるが、裏を返せばエアラザー(C-10、エアラザー、750円)の再販は無いという事でござる。
まあ、商品は更に美味し・・・ 否、鮮やかなカラーリングに成っておりTVアニメ(ビーストウォーズⅡ)とはイメージの異なる仕様となっているでござる。
←側がBWⅡ版で、→側がテレもちゃ版ギムレットでござる。
テレもちゃ版の方が目の色が黒く可愛いでござる。
ん・・・いかん。 何だか鮮魚売り場の様な写真になったでござる(笑)。
武器であるハサミに内蔵されたロブスライサーも銀色に塗装されており好い感じでござる。
ロボットモードも追加された塗装の為に別個体に見え頭部の塗装も異なるでござる。
しかし! コレは迷う事無く同一人物の、 ギムレットでござる!
テレもちゃ設定では、「元はサイバトロンだが、ある考えからデストロンに協力しているぞ!」と記されているでござる・・・ ある考えって何でござるか?
テレもちゃ本編のDVDスペシャルジオラマストーリーには、「ある考え」が紹介されていない・・・
最強・最悪のディセプティコン・メガトロン(BASIC、メガトロン、2625円)を復活させ、退屈な日常から開放される・・・ 等と言う頭の悪い理由で、ジョイントロンの兄弟達を裏切るでござろうか?
それとも他に理由が・・・?
ギムレットは極地工作員とは言え、裏切ったふり・・・「敵を騙すには、まず見方から」ができるのでござろうか? ・・・何も考えなく行動しているようにも見えたでござるが・・・ TVアニメの姿は世を偲ぶ仮の姿だった・・・?
謎でござる?
否! 問題はソコに有るのでは無いでござる。
「テレもちゃ」の購買層は低年齢層向きに設定していたハズでござる。
なのに、「裏切り」とかの設定で商品化していいものでござるか?
合体戦士は「友情・信頼・団結」を象徴しているモノでござる。 確かに購買層を上げた場合は、「裏切り」とか反社会的のキーワードは世界感を広げる上で深みを増すでござるが、低年齢層向けの作品に「裏切り」は必要が無いと思うでござる。
そう・・・ 問題はギムレットというキャラクターでござる。
商品展開で、デストロン側に適当なキャラクターがいなかった(?)ので、考えも無しにギムレットが選ばれた? ボルファング(TM-10、ボルファング、2625円)の様に新キャラクターを設定していれば問題ないハズでござるが、新キャラクターを設定するのが、めんどくさかったのでござろうか?
ならば、シークランプとして販売していれば誰も文句を言わなかったハズでござる。 否! そうして欲しかったでござる!
タカラトミーの販売戦略が解せぬ点は、もう一つ・・・
販売価格・・・ 「テレもちゃ」の商品構成は単品1500円級の商品+DVDで2625円(税込み)でござるが、ギムレットは1200円・・・ モーターアーム(C-24、モーターアーム、900円)は900円で販売されており、それでも2625円で販売していた点でござるが、まあソレは復刻版が割高になる事例が有るので許そう・・・ 販売の為の企業努力が無いともいえるでござるが、商品を売りたいので有れば何故に商品のセールスポイントを失くすマネをするのでござるかな?
そう・・・ 本商品は元々、合体商品でござる。
ジョイントロンのDJ(C-23、DJ、900円)とモーターアームが合体することで、トリプルダクス(X-3、トリプルダクス、2980円)が完成するハズでござるが、テレもちゃ版ではモーターアーム(TM-13、モーターアーム、2625円)が販売されるも、DJが未販売でござる・・・
否! 未販売ではない・・・ 売れ行き不振で販売予定がキャンセルされたのではなく、もともと販売予定が無いのでござる。 ギムレットには合体時に使用するミサイルランチャーが付属していたのでござるが、テレもちゃ版ではミサイルランチャーが削除されているのでござる。 ミサイルランチャーのミサイルは別売りのDJに付属していたので、単品なら意味のないパーツだったでござる。
そう・・・ コレはタカラトミーの確信犯だったでござる。
だから、ギムレットだけでなく、モーターアームのパッケージや説明書には合体に関する記載もなくDVDのキャラクター紹介でも説明されていないのでござる。
合体商品としての魅力を無くして単品でも販売できる優れた商品である事は認めるものの、長い商品展開を考えれば、より魅力ある商品として販売するのが基本ではないのでござるかな? それとも、タカラトミーは「テレもちゃ」を売りたくなかったのか? 購買意欲を削ぐ邪魔になるパッケージといい、「テレもちゃ」が売れちゃ困る理由が有ったのでござるか?
そんなに、ハズブロに吸収されたいのでござるかな?
・・・全く商品展開以上にタカラトミーの真意の解らぬ商品でござる。
嗚呼・・・裏切られた・・・タカラトミーには裏切られたでござる。
素直にシークランプで販売していれば、もう少し売れていたと思うでござるが・・・
まあ、ソレは置いておくとして、拙者なりの「ある考え」の理由付けは・・・
「かまってくれなくて、寂しかったでム~チョ!」
でござる。 チャン♪チャン♪