ごきげんようでござる!
カブトムシは日本の子供達にとって人気物でござる。
故に、デストロンでは相応しくないと言ったか言わないか? 1996年に海外で販売された、ラムホーン(日本未販売)は、1998年のビーストウォーズⅡに置いて、サイバトロン力士、モーターアーム(C-24、モーターアーム、900円)として日本デビューしたでござる。
そう・・・ 1985年に販売されたデストロン心理工作兵、ボンブシェル(41、ボンブシェル、880円)や、砲兵、バラージ(日本未販売)以来続く昆虫(インセクトロン)はデストロンのモチーフでござる。 コレは海外ではカブトムシに限らず昆虫は気持ち悪いというのでデストロンなのでござる。 ・・・カブトムシもダンゴムシやゴキブリと同じ扱いなのでござる。
で、その気持ち悪いカブトムシは生々しくもリアルなビースト戦士となり、地の底から這い上がったイメージの茶色い外骨格に紫色のボディを持ち、ガイコツを思わせる白い頭部を供えた、ラムホーンは正にデストロン商品に相応しいカラーリングであったでござるが、モーターアームは黒光する外骨格を纏いメタリックなボディに、脚部と腕部に配した赤色がヒーローポクもあり、頭部もシルバーで気持ち悪さを削減したでござるが、カブトムシの脚が紺色の為に玩具ぽくなってしまったのが残念でござる。
それでも、カブトムシの前脚や角は可動するので、カブトムシらしい動きが再現できるでござる。 背中の羽は合体機能が有る為か開かないままでござる。 単品商品だったら設計に組み込まれていたかもしれないでござるな?
しかし、その代わりに、アタックモードでは背中に収納された武器(クロー)を展開する訳でござるが、この位置での使用効果は如何な物かと考えてしまうでござる?
なお、TVアニメではカブトムシのまま二足歩行する姿が描かれていたでござる。
ロボットモードは特異なデザインで、成るほど・・・力士と言われれば、ポロポーションがソレッポイでござるが、如何やらロボットモードも日本独自のものらしいでござる?
海外版であるラムホーンは入手していないので、その説明書では如何記されているか解らないでござるが、写真(変型ミスの場合も有り?)を見るかぎりでは、胸部のアーマーは背中(後頭部)に位置し前脚も角の様に反り立った3本アンテナ状態だったでござる・・・ しかも、胸部には肋骨をイメージさせるデザインなので、ロボットモードではスケルトン的なイメージが強くなっているでござる。
しかも、ロボットモードの頭部は顎が開閉する懲りようでござる。
地味ながら二度美味しい商品でござる。
日本仕様を予め予定して設計された訳ではないでござるが、実に良く考えられた商品というか・・・後付け設定は実に見事であり、スケルトンを形を変える事により力士に見立てた開発陣にはエールを送りたいでござる。
が・・・ 付属武器を「うっちゃりクロー」等と呼んだのは誰でござるかな?
まあ、この武器には「バトルクロー」とか「ビートルクロー」等と言う呼び名もあるでござる。
まあ、TVアニメでは、ギムレット(C-25、ギムレット、1200円)に人気を食われたとはいえ、その存在感はインセクトロンを上回るモノでござった。
そう・・・ 合体戦士は其の存在ゆえ単体の個性を殺される場合も多いでござるが、彼らジョイントロン(X-3、トリルルダクス、2980円)は、傍迷惑な賑やかしい性格は、合体後の トリプルダクス以上に目立っていて存在だったでござる。
・・・しかし、何故に力強いカブトムシと体型が力士イメージさせるとは言え、力士と云う役職を与えたのでござるかな?
設定では、宇宙相撲協会の一員らしいでござる。
宇宙相撲協会が如何な組織か解らないでござるが、サイバトロンでは他にも会員がいるとしたら、グランドコンボイ(SC-01、グランドコンボイ・スーパーモード、4980円)あたりが入会していそうでござる。
どすこ~い! どすこい!