ごきげんようでござる。
前回ちょこっとアメリカの銃規制について触れたので、今宵はアメリカの銃社会について考えてみようと思うでござる。
一般に銃所持が許されるアメリカには実銃が氾濫しており、たとえモデルガンであろうと自分を脅かす相手が居る際は自己防衛の為なら相手を射殺しても「自分の身は自分で守る自己防衛」文化がある為に正当防衛が、まかり通る アメリカは裁判社会でもあり、商品基準は事故を防衛するために安全基準は日本以上に厳しく玩具にも大きく影響を与えているでござる。 だから子供が銃型の玩具で遊んでいて、撃ち殺されても文句が言えなかったり、銃型玩具を販売したメーカーにも責任が有るとされる訳でござるな。
従って銃型玩具には玩具と解らせる為に銃口を赤色やオレンジ色にしているでござる。
実銃のワルサーP-38に変形するメガトロン様(16、メガトロン、2300円)がアメリカで販売されたのは異例中の異例でござる。 ・・・無論日本版と違い、弾丸発射機能は削除されたでござるが。
そう・・・ 海外展開のトランスフォーマーに置いては以後、光線銃やSFガン、レーザーブラスター等の実銃とは掛離れた玩具的なデザインが支流になるでござるな。
今回紹介するオプティマスプライム・ビッグブラスター(4725円)もアメリカ的な銃型玩具なのでござる。
商品は一見、劇場版のオプティマスプライム(MA-01、オプティマスプライム、6825円)風のトレーラー・・・ トラックでござるかな?
商品は10輪のタイヤは全て可動するので転がし走行可能で、ウレタン製の弾丸(弾頭は中空きのゴム製)が3発付属しており、コンテナ内に収納可能でござる。
商品の後部・・・トラックのコンテナには後部扉は無く、ここに腕を突っ込んで中のグリップを掴んで遊ぶ仕掛けになっているでござるよ。
なお、このギミック(?)は箱のままでも行えるのでござるが、別に何が起こるという訳でもないでござる。
では、腕を突っ込んで変型させるでござるが、右手でも左手でも可能でござる。
突っ込んだ手で内部のグリップを握り、反対の手でキャビン上部にある取っ手を手前に引っ張ると、銃身が起き上がり、コンテナが折りたたまれる1発変型でござる。
右手込みの銃・・・オプティマスプライム・ビッグブラスターが完成でござる・・・
如何見ても玩具にしか見えない銃でござるが、劇中のデザインには全く似ておらず、過去のオプティマスプライムが使用した銃火器に似ていないでござる。
普通に劇中と同じデザインで販売すれば良かったのに何故に?
劇場版オプティマスプライムのイオンブラスターも十分実銃に見えないデザインだと思うでござるが・・・?
商品のウレタン製弾丸は先込式で銃口より押し込み、所謂ポンプアクションで銃口をスライドさせると内部スプリングが引かれるでござる。
右腕(コンテナ)内のグリップにある引き金(スイツチ)を引けばウレタン製弾丸が発射されるでござる。 アメリカ製銃玩具とはいえ、そこそこ威力があったりするでござるが、少々疑問が・・・ 弾丸発射はいいが、発射音はそのまま・・・ 普通アメリカ産玩具の場合、これだけ大きければ電子音ギミックを仕込むのでは?
光る!鳴る!は当たり前の米国産玩具でござるが何故に発射音(銃撃音)がしない?
そう・・・ コレは発射機能が有るからでござる。
発射機能が有り、射撃音が有ればシャレにならないそうな?
とことん玩具で有る事を強調する為に発射機能のある銃型玩具には玩具らしさを強調する為に遭えて電子音を内蔵していないそうでござる。(?)
以前、韓国製の銃型玩具を手にした事があるでござるが、アレは銃口こそオレンジ色だったでござるが、BB弾の発射と電子音(コレが五月蠅い!)が内蔵された実銃タイプの騒がしい玩具でござった・・・
因みに日本では銃口をオレンジ色にする制約もなく、BB弾発射可能で、尚且つ火薬式発射音を鳴らす玩具銃も有ったりするでござる。
そう・・・ 日本の銃玩具は世界一実銃に近い完成度だったりするでござる。
然るに銃社会であるアメリカの銃玩具はトコトン玩具ぽくしなければいけないそうな?
まあ、アメリカの場合、銃が欲しければスーパーでも買えるそうなので、玩具で我慢する必要性がないのでござろう。
玩具はアクマで玩具と云う事でござるな。