ファイャーーーーーー!
なな何と! アメコミの最王手であるマーベルが事も有ろうにディズニーに約40億ドルで買収されたというニュースが飛び込んできたでござる。
う~む・・・ 拙者は米国の出版社事情は詳しくないのでござるが、まさかディズニに買収されようとは・・・
ファミリー層のディズニーとマーベルヒーローとじゃ客層が異なると思うのでござるが・・・
米国の自由と平和と安全を守るマーベルヒーローを買収するとは・・・ ディズニー恐るべしでござるな。
と・・・ 言う事は、マーベル関係の著作権等も厳しくなり、気軽なコスプレや同人活動もできなくなるわけでござるか・・・ 米国のファンの皆様方も厳しい状況に置かれる訳でござるな。
ふむ・・・ となると、ディズニーランドでマーベルヒーローによるヒーローショウの実演も行われるわけでござるが・・・ 暴力表現を避けていたディズニーの方針でマーベルヒーローも大人しくなるのでござろうか?
まあ、その心配は米国のファンに任せておくとして、今宵は2008年に販売の「トランスフォーマー マーベルクロスオーバー」より、ジェット機に変形する、ヒューマントーチ(ヒューマントーチ、3675円)の紹介でござる!
本品はハズブロより販売された、「トランスフォーマー」と「マーベルヒーロー」のコラボレーション企画であり、マーベルヒーローがヴィークルモードに変形する原作を全く無視した玩具オリジナル商品であり、海外パッケージのまま日本語表記の商品名とバーコードを貼り付けた商品でござるが。
付属の設計書は日本語表記ではなく、英語表記でそのまま封入されていたりするでござる。
まあ、本品の対象年齢が15才以上とされているでござるが、国内販売を行うのであれば、日本語の説明書を用意するのが普通なのでござるが・・・
国内販売側が英文のままのほうがカッコイイとかオシャレとか勘違いしたのか手抜きなのか分からないでござるが、不親切と思える商品仕様が反映されて国内販売は苦戦したものでござる。
まあ、映画にもなったアメリカンなヒーローなので一般人の知名度も有るのでござるが、そもそも一般人が欲しがる玩具とは、劇中と同じものなので、劇中と異なる玩具オリジナルのアクションフィギュアは問題外であり、何故に変形する必要性があるのか疑問でござろうな。
しかも、日本語による商品説明もなにも無い、マニア向け商品を一般人に販売しようと、大量出荷したタカラトミーの販売戦略が見事にハズレたシリーズでござる。 (笑)
しかし、本シリーズはマーベルヒーロー商品としてはゲテモノ(?)でござるが、変形ロボット玩具としてみれば完成度が高い商品なのでござるよな。
そう! ヒューマントーチは拙者が好きな「ファンタステック・フォー」の最年少メンバーで、身体より高熱を発し、炎を纏いて空を飛ぶ超能力者なのでござるよな。
故にヴィークルモードも燃え盛るイメージのジェット機で、炎を噴出している視覚的な造形までほどこされているでござる。
商品設定では、ミスター・ファンタステックとアイアンマンが共同開発した強化服(メカニックスーツ)だそうでござるが、大きさまでは記載されておらず、等身大のパワードスーツなのか巨大ロボットなみのパワードスーツなのか不明でござる?
なお、ジェット機のデザインは劇中(原作)に登場したジェット機なのか不明でござるが、設定上はヒューマントーチ自信の火力を動力源に変換して動くようでござる。
商品はファイヤーブラストをイメージしたエフェクト型のミサイルが付属しており、スプリング方式で発射可能でござる。
惜しむらくは本品は飛行形体で製作されている為に着陸脚が造形されていない事でござるな。 (笑)
さてさて、ロボットモードは変形方法が少々複雑なものの、プロポーション及びロボットアレンジはなかなか面白いと思うのでござるが・・・
「ファンタステック・フォー」のヒューマントーチと呼ばれてしまうと、少々キツイ印象があるでござるよな。 (笑)
原作と言うか「ファンタステック・フォー」のイメージは青色の全身タイツでござるから、炎を纏った状態よりも、青色に塗装していても違和感が無かったのではないでござるかな?
まあ、本品の成型色はクリアオレンジで成型されており、オレンジ色で塗装されているのでござるから、塗装変更は可能だと思うでござるが・・・
と、言うか・・・ 元々青色前提のカラーバリエーション仕様として設計されていたのでござろうか?
なお、本品の胸部にある④は頭部及び胸部パネルを開く為のスイッチであり、④の模様でなければ別キャラクターで通用しそうなデザインでござるよな。 (笑)
まあ、商品としては両腕のミサイル発射ギミックと、最低限の可動は保障されており、ジェット噴射な踵パーツのおかげで接地性は高いでござる!
しかし・・・ 本品の首がボールジョインでないことと、腰部分には接続ジョイントが無いため、ハズレやすい欠点があり、腰にも可動軸があるのでござるが、拙者の購入物は硬くて動かないのでござるよな?
まあ、破損の恐れがあるので、無理に動かしていないのでござるが・・・ 動かないように改修しているのでござろうか?
まあ、ちょっとした欠点があるものの、肩の可動を工夫すれば可動範囲が広がるので工夫次第では遊べる商品でござる。
なお、拙者の場合は「ファンタステック・フォー」と呼ぶよりも「宇宙忍者 ゴームズ」と呼ぶ方がシックリしており、ヒューマントーチよりも、ファイヤーボーイと呼んでしまうのでござるよな。 (笑)
そう! オプティマスプライムと呼ぶよりもコンボイと呼ぶ方が日本人として当然の美学でござる。
だからと言って、ヒューマントーチを不定している訳ではないでござるよ!
名前はお国柄と時代背景を象徴するものなので、文化として残していきたいのでござるな。
故に、版権元の都合で統一され、それ以外は無かった事にされるのが不満なのでござる。
なお、惜しむらくは、商品の完成度の高さと裏腹に販売が伸びずにいたおかげで、日本では打ち止めとなった事でござるよな。
拙者も「ファンタステック・フォー」の4人が揃う事を期待していたのでござるが、明らかに販売方法を間違った故の結果としか云えないでござる。
素直に、トミーダイレクト経由でマニア向けに販売していれば在庫を抱え込む事は無かった商品なのでござるよな。 (うん!)
因みに、拙者の地元の玩具店では当時、本シリーズを店頭入荷するか如何かで相談された事があるのでござるが・・・
「拙者なら買うが、一般人が買うような商品か分からないので、入荷数は最低単位か客注にすれば?」と助言したことで、在庫を抱える事はなくなったでござるが・・・ 半年後閉店したでござる。
世の中、良い商品が売れるというものではなく、大手さえも吸収合併される時代でござるから、景気の建て直しが大事なのでござるよな。