デストロンの逆襲キャンペ~ン3発め!
今宵はサイニに変形するデストロン軍団アニマトロン部隊、地上攻撃兵、ヘッドストロング(D-77、ヘッドストロング、2200円)の紹介でござる!
本品は1986年の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー2010」商品として単品販売と5体合体セット(D-78、プレダキング、11000円)の2種が販売されたでござるが、商品上は付属カードくらいの違いしかないでござる。
しかし、米国初期販売版ヘッドストロングは背中のパーツがダイキャスト製で販売されていたそうでござる。 (?)
なお、拙者は未入手でござるが、2004年に復刻されたプレダキング(復刻版、D-78、プレダキング、14700円)は米国初期販売版を再現しておりダイキャスト製パーツに変更されているそうでござる。
そこで気になるのが、ヘッドストロングのダイキャスト製パーツなのでござるよな。
なんでも背中のパーツがダイキャスト製だったらしく重い商品だったらしいのでござるが、プラスチック製パーツと大きさが同じだったかのかという疑問なのでござるよな?
そう、本品にはサイの尻尾(スタピライザー)が設けられているのでござるが、本品では背中にパーツで隠れてしまうのでござるよな?
説明書では尻尾が見えるようなイラストが描かれているので、初期販売のダイキャスト製パーツの方が小さかったのかと云う疑問でござる?
まあ、コレは復刻版を入手できていれば解決できる疑問なので、何時か復刻版を手に入れてみたいでござるよな。 (笑)
さてさて、本品のビーストモードはサイと記載されており、角が1本でござるからインドサイがモチーフなのでござろうな?
商品造形はメカメカしい角ばったデザインと背部などの丸まったパーツが少々アンバランスでござるが、サイらしいデザインでござるよな。
これで、サイの口が開いたり、ロボットモードの頭部の隠し方に工夫があれば良かったのでござるが、ちと残念でござる。
さて、本品付属の手持ち武器(プラズマガン)と剣(スーパーブレード)はビーストモードでは余剰パーツとなるのでござるが、プレダキング合体用パーツ(キャノン砲)は背部に装着可能でござる。
タントラムと同じくパワフルな武装でござるが、ヘッドストロング用の合体パーツは接続ジョインの違いや側面の凹みなのでビーストモード取り付け時には隙間が目立つでござる。
このスキマに余剰となる武器パーツを収納できる設計じゃないのが残念でござるよ。
ロボットモードの変形はサイの前足を胸部に収縮させたり、後足をロボットモードの脚部に折りたたむなどの工夫は見られるのでござるが、全体的な体型は大味で、両足が繋がってしまっているのが残念でござる!
爪先と踵の処理に工夫していれば、脚部の見栄えが良くなっていた事でござろうに・・・
そう、本品の脚部(左右の足の間)に装備されているスタピライザーはロボットモードでは折りたたむのでござるが、折りたたまない方が接地性は高いのでござるよな。
これも、設計ミスと言うか考え物なのでござるよ?
拙者的にはアニマトロン商品の中では一番納得がいかない商品なのでござるよな?
更に、本品のパッケージイラストではロボットモードの胸部中央にデストロンマークが描かれているのでござるが、商品のシール貼り付け指示はなく、付属のシールは腰に貼り付けるように記載されているのでござるよな?
・・・実は拙者、先に説明書の指示通りにシールを貼ってからコレに気が付き後悔したのでござるよ。 (笑)
ヘッドストロングの武装は角の先端より腐食剤を発射し、厚さ94センチの鋼鉄を突き破る角と爆裂弾を発射するプラズマガン(×2)及びスーパーブレードでござる。
本品は脚部の可動はなく、腕も横に上がらず肘が曲がるだけなので、ポージングが難しいでござるよ。
ヘッドストロングの性格は、自分しか信じられるものがなく誰の言う事にも耳を傾けず、一人よがりで横暴、自己不審を隠す為に頑固な態度をとるが、肉体的攻撃よりも精神的な攻撃に弱いそうでござる。
なお、本品はロボットモードのままで合体用パーツを背負う事が可能なので、片手にプラズマガンを上下に保持させればフル装備が可能なのでござるよな。
まあ、重量級のトランスフォーマーでござるから重武装は似合うでござる。
さて、5体合体ではプレダキングの左足を担当するのでござるが、TVアニメの作画では何故か右足で描かれていたでござる?
う~む・・・ スクランブル合体戦士の拡大版のような脚部構造の合体モードでござるが、やはりヘッドストロングのロボット頭部の折りたたみが気になるでござる。
まあ、本品はイロイロと不満の有る商品でござる故に完全リメイクを望みたいでござるが・・・
アニマトロン部隊の名前を引き継いだ商品も多いので、合体を意識しなければ、メタルス・ライノックス(C-44、メタルス・ライノックス、1800円)の成型色変更品でも十分代用は利きそうでござるな。 (笑)