「大変だ! コンボイ司令官が死んでしまった!」
「迫り来るデストロン軍団の驚異にサイバトロンは如何したらいいんだ・・・」
「だが、安心してくれ、コンボイ司令官が死に際に謎の言葉を残してくれた」
「合言葉はロディマス!」
「言葉の意味は分からないが、きっと我らサイバトロンを導いてくれるだろう!」
「おっと、デストロンの盗聴には気をつけてくれよ!」
「電話する時は、お家の方に確認をとってから電話してくれ」
「サイバトロン戦士トランスフォーム!」
とまあ、こんな感じでタカラのテレフォンサービスが行われて、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」を迎える事になるでござる。
「合言葉はロディマス!」は当時、意味は分からないがネタとして多くの御仁が使用していた流行語となったでござる。
結果、諸事情で映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」が公開されず、ウルトラマグナス(C-69、ウルトラマグナス、3980円)が次期総司令官に就任するだろうと云う日本側の予想を裏切り、ロディマスコンボイ(C-77、ロディマスコンボイ、2200円)が2代目サイバトロン総司令官を襲名したにもかかわらず、すんなり受け入れられたのは「コンボイが死んだキャンペーン!」による宣伝効果が大きかったのでござるよな。
まあ、当時のタカラはファンを大事にしており、と共に作品を盛り上げていく愛すべきメーカーだったのでござるよな。
ちゅー事で、今宵は2001年に販売されたチョロQロボ版サイバトロン2代目総司令官ロディマスコンボイ・TVバージョン(Q/05、ロディマスコンボイ・TVバージョン、980円)の紹介でござる!
本品はプルバックモーターを内蔵したチョロQとトランスフォーマーのコラボレーション商品で、ロボットからトレーラーに変型可能なロボット番チョロQでござる。
なお、本品はカラーバリエーション(Q/06、ロディマスコンボイ・メタリックバージョン、980円)も同時販売されているでござるが、特別な設定は無いでござる。
ヴィークルモードは通常のチョロQよりも大きく、ディフォルメされているでござるが、ゴム製タイヤの使用や塗装など雰囲気は良いでござる。
なお、本品には専用武器(フォトン・エリミネーター)が付属しており、余剰パーツにすることなく取り付けが可能でござる。
C-77版では行われなかった余剰パーツ対策も行われ、形状も少々異なるでござるが全体的には悪くないでござろう。
変型は簡易でござるが、C-77版と異なりトレーラーごと変型するでござる。
ロボットモードはディフォルメされたデザインでござるが、注目すべきは若作りされた顔でござるよな。
C-77版の顔は老けすぎているので、とてもじゃないが若手の司令官には見えない欠点があったので、本作によりタカラも多少は救われたでござるかな? (笑)
なお、商品はロボットモードではプルバック走行が出来ないでござるが、スロットルボットと比べると完成度に雲泥の差があるでござる。
まあ、ディフォルメと言えども最低腕くらいは可動してもらいたいでござるよな。
因みの、本品は対象年齢15才以上になっているので、なんとなく納得してしまう商品なのでござるよな。 (笑)
まあ、拙者的には本シリーズは定期的に再販売しても良いような商品だと思うのでござるが、初回出荷分しか販売されていないようでござる?