トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

せんしゃ!

2010-02-24 15:42:42 | 変形×2

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ごきげんようでござる!

一般車両にて編成されたサイバトロンには戦車は似つかわしくない存在でござるが、戦車自体は侵略・破壊だけのイメージでなく、拠点防御・防衛などなどの守りの象徴でもあるので捉え方は様々でござるな。

「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」に登場した戦車に変形するサイバトロン戦士、ワーパス(TFS通販、ワーパス、500円+2PTS)は赤色のボディとすることで民間色(?)を強めたキャラクターでござるが、TVアニメ本編での活躍は多いにもかかわらず、ミニボット商品故に完成度は低くギャップが大きすぎる為か日本では通常販売が行われず海外パッケージのまま通販扱いで販売された商品でござる。

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まあ、1985年販売のミニボットは先に販売されたミクロチェンジ転生のミニボットと違い、ハズブロの要請で新たにデザインされたバラエティーにとぶミニボットなのでござるが、完成度は著しく悪く、変形後は「手足が付いてりゃロボットに見える!」「足なんて飾りです!偉い人にはファンが求める完成度なんて分からないものです!」が具象化されてしまい、変形の簡略化と部品数の削減が本品を生み出したのでござるよな。 (笑)

しかしまあ、当時の後発ファンは・・・ TVアニメでの活躍が多いだけに商品の完成度は残念ながら正式な日本販売を願ったものでござるよ。

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しかし! 2009年展開の「変型!ヘンケイ!トランスフォーマー」にてリニューアルデザインされたワーパス(C-19、ミニボットスパイチーム、2310円)が販売されたでござる!

Photo_5 本品は、同じく人気は有るが商品の完成度が悪かったミニボットのアダムス(TFS通販、アダムス、500円+2PTS」とウィーリー(C-80、ウィーリー、500円)をリニューアルデザインで製作されたアダムス(C-19、ミニボットチーム、2310円)とウィ-リー(C-19、ミニボットチーム、2310円)の3体セットで販売された、云わばリベンジ・リニューアルチームなのでござるよな。

なお、海外では「TRASFORMERS UNIVERSE」シリーズのレジェンドクラス(EZコレクション)商品として単品販売されており、成型色の色合いも異なっているでござる。

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商品には固有のキャラクターカードが付属しており、計3枚が付属するものの・・・ 1体当たりの単価を考えてみたら、単品販売されているEZコレクションより割高感がするのでござるが・・・ まあ、無事日本販売された事には感謝したいでござる。 (笑)

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さて、リニューアルデザインされたワーパスのヴィークルモードはSF色の強い小型戦車でござる。

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初代(G1版)ワーパスと比べると全く異なるデザインの戦車でござるが、商品サイズとカラーリングからくるイメージはワーパスそのものでござるよな。

まさに時代に合ったリニュアルデザインでござる。

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なお、商品としては砲塔の旋回ができないでござるが、砲身の仰角は付けられ砲口に穴を設けられているなど造形は細かいでござる。

まあ、砲塔の旋回も小型戦車でござるから車体ごと旋回できそうなデザインなので問題はないでござるな。 (笑)

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さあロボットモードの変形は簡易でござるが、パーツ構成やシルエットは間違いなくファンが求めていたワーパスの姿を再現した涙が出てくるデザインでござる。

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コスト削減(?)かパーツ数が減らされた為に爪先部分が無いのが残念でござるが、キャタピラを折りたたむ事により踵部分の設置面積を増やす工夫や戦車砲を胸部に収縮させる事でプロポーションを保つなど玩具技術の進歩を感じるでござるな。

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ただ・・・ 惜しむらくは丸顔ではないのは残念でござるが、これはこれで良い面構えでござる!

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なお、変形×2版ワーパスの性格設定はG1版ワーパスと同じで、自分の射撃の腕には自信を持ち、硬くて強いミニボットでござるが、戦車状態で引っくり返ると自力で起き上がれないなどの弱点を持ち、自慢の砲身をちょっとでも傷っけられると大暴れする性格だそうでござる。

まあ、G1版のTVアニメの性格と同じだとすれば、オチャメな性格でござろうな。

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玩具ギミックでは、ロボットモードでも胸部の戦車砲は収縮するでござるな。

設定上は、爆薬・熱・低温・酸・音などなどのバラエティに富んだ砲弾を撃ち分けることができるそうでござる!

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しかも、本品は外形デザインのリニューアルに留まらず、ヴィークルモードでの頭を出した姿なども取り入れるなど旧玩具を知っているファンにしてみれば嬉しい仕掛けが満載なのでござるよな。

いや~勿体無い!

リニューアルされた日本未販売のレジェンズクラス商品は多数存在するのにシリーズ休止は勿体無いでござる。

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劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」商品に力を入れたいのも分からないでもないでござるが、わざわざ売れる商品を映画版商品の繋ぎくらいにしか考えていなかったタカラトミーが恨めしいでござる!

日本展開商品は話題性と高額価格の商品に重点を置き過ぎているでござるが、ファン層を広げるならEZコレクションのような低価格で完成度の高い商品を大量に市場に流す方が新たなファンを構築できると思うのでござるよな。