ごきげんようでござる!
「TRANSFORMERS GENERTION2」は和解したサイバトロンとデストロンが再び対立する新シリーズでござるが、日本での展開は玩具中心に行われた為に知名度はイマイチでござる。
しかし、1995年より日本販売された「トランスフォーマー G2」商品は傑作が多く、当時の変形ロボット玩具に革命を与えた商品と断言できるでござるよな。
今宵は「驚異のスーパーポーズ変形メカ!」のキャッチコピーで販売された、サイバトロン所属のサイバージェット!
空中警護員 ジェットファイヤー(TRF-16、ジェットファイヤー、500円)の紹介でござる!
本品は先に販売されたデストロン所属のサイバージェット、フーリガン(TRF-9、フーリガン、500円)と金型を共通とするカラーバリエーションで、サイコミサイル(2発)とドレスアップシールが付属するでござる。
本品は米国海軍のF-14戦闘機風の可変翼機で、ジェットファイヤーの名前は同じく某アニメ用に製作されて流用されたF-14戦闘機風のジェットファイヤー(日本名、スカイファイアー、日本未販売)を意識して命名、設計された商品でござる。 (?)
サイバージェット商品の特長であるサイコミサイルは、スプリングを使用しない押し出し式ミサイル発射方法で、本来米国向けではミサイル発射ギミックを廃止する傾向が強かったでござるが、欧州展開シリーズではミサイル発射ギミックが復活し、再び米国中心の展開となったG2シリーズは、スプリングを使用しないミサイル発射ギミックが多く採用され、いわゆるハズブロ安全規格と呼ばれる長いミサイルが採用されるようになったでござる。
なお、説明書には記載されていないでござるが、サイコミサイルは予備を含めて機体に取り付ける事が可能で、機体下面の左腕のスリット部分を使えば1本~2本装備可能なのでござる。
機体上面の左腕(ガントレット)に取り付けるのが基本でござるが、如何しても玩具ぽくなるので、拙者は機体下面に取り付ける事をオススメするのでござるが・・・ スリット凹にミサイル凸部をはめ込むだけでござるから、保持力は強いとは言えないでござる?
しかしまあ、転がし走行のできないダミーの着陸脚でござるが、折りたたみ可能でミサイル発射ギミックまで有する商品が当時500円で販売されていたことが驚きなのでござる!
当時の500円の価値観でも500円以上の魅力を持った商品なのでござるよな。
まあ、本品はタカラの企業努力もあるでござるが、玩具側設計陣の遊び心ある工夫が現れており、同時期展開されていた勇者シリーズに負けない商品なのでござるよな。
無論、F-14戦闘機風変形ロボのお約束である変形中間形態も再現できるのでござるが・・・ まあ、流石に公式に説明書に説明できないでござろうな。 (笑)
で・・・ ロボットモードー・・・ だーーーやっちゃった~!
流石にG1版ジェットファイヤーと同じカラーリングは避けたようでござるが、TVアニメ版デザインとは全く異なる玩具版のデザインを上手にアレンジしているでござる。 (笑)
まあ、キャラクター設定上はG1版ジェットファイヤーと能力設定値は地位10→9に下がっているでござるが、あとは同じなので同一人物でござろうな?
なお、カラーリングに関しては当時は旧作玩具のカラーリングを引き継ぐ例は少なかったので本品のカラーリングでも当時は問題なかったのでござろうな?
救いとしては日本販売でもジェットファイヤーの名前で販売されたの、事情を知らない人には別人と思わせる事に成功したのかもしれないでござる。 (笑)
キャラクター設定では、前代未聞のスピードを誇る勇敢な戦士であると同時にサイバトロンの技術更新に力を注ぐ科学者でござる。
G2では、元デストロンの科学者として復帰していたようでござるが、エアロレード(TRF-14、エアロレード、500円)、ストレイフ(TRF-15、ストレイフ、500円)らサイバージェット3人でサイバトロン陣営に移籍(?)したようでござる?
商品はボールジョイントの採用により、小型商品でも可動範囲が広く、後のビースト戦士に技術は受け継がれる事になるでござる。
なお、サイコミサイルの設定は、あらゆる装甲を貫き遠隔操作できる槍状武器のようで、予備ミサイルは左手に保持できるでござる。
しかし・・・ 拙者としては槍と分かっていてもミサイルを振り回すのは如何なものでござろうかと思うのでござるよ。
まあ、少々邪魔になるでござるが、左腕に装備しておくほうが絵になるでござるかな?
しかしまあ、G2版にして初めてジェットファイヤーが日本制式販売された事には喜びたいでござるが・・・ G1版商品と比べたら大きさが段違いなのが残念でござる。
う~む・・・ マイクロマスターと同じようにエネルギー燃費を抑える為に小型化したのかもしれないでござる。 (笑)
なお、「トランスフォーマー G2」シリーズは玩具展開である為に、説明書に書き下ろしコミックが印刷されており、キャラクターエピソードを紹介しているのでござるが・・・
なんだかジェットファイヤーらしくない性格だったりするでござる?
う~む・・・ 新型ボディになったことで性格も軽くなったのかも知れないでござる。