ごきげんようでござる!
1989年から1986年に亘って販売されたマシンロボ600シリーズ54種は、1986年度のTVアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」展開により600シリーズはTVアニメに合わせた新ラインアップで新たに商品番号を割り振られたでござるが・・・ 54種中25種が「クロノスの大逆襲」仕様で販売されたでござる。
今宵はTVアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」仕様のバトルイ族として選抜されたスカイラインロボ(MRB-3、スカイラインロボ、600円)の紹介でござるが・・・
外宇宙のクロノス星を舞台にした世界で、如何に日本車に変形するマシンロボが選抜されたのでござろうか?
本品は1984年に販売されたスカイラインロボ(MR-42、スカイラインロボ、600円)を「マシンロボ クロノスの大逆襲」仕様に変更した商品で、箱・説明書・シールは新ナンバー表記に変更されているでござるが、本体に変更は無いでござる。
スカイラインロボは、その名の如く日産スカイライン2000RSターボより変形するマシンロボで、商品はダイキャスパーツやゴム製タイヤ、銀メッキ、クリアパーツなどなどを使用した商品で600円の販売価格を考えれば安いと思える贅沢な商品でござる。
しかし、ソコは600円でござるから、ヘッドランプやテールランプ類はシール処理でござる。
写真はシールを貼っていない状態でござるが、ボンネットのスカイラインのSやドアの部分のシールは最初から貼られているでござる。
単純に商品完成度で言えば高いほうでござるが、TVアニメの世界感に合わせるとなるとSFデザインなマシンロボより、実車であるスカイラインロボは完全に浮いてしまう存在でござる。
故にTVアニメ本編でも、登場するが背景キャラ扱いだったのでござるよな?
全く・・・ 何のために選抜されたのでござろうか?
選抜に漏れた、同じ国産車のフェアレディロボ(MR-48、フェアレディロボ、600円)に申し訳がないのでござるよな?
しかも、バトル族として選抜されたスポーツカー系マシンロボである、カウンタックロボ(MRB-9、カウンタックロボ、600円)やスーパーカーロボ(MRB-11、スーパーカーロボ、600円)のボディは赤色で、明かに偏っているのでござるよな?
バトル族のイメージカラーと云うか、チームカラーとしての統一性を狙ったのか・・・
それとも担当者の趣味なのか明快な選抜基準が示されてないので全くの謎でござる?
ロボットモードも両肩にダイキャスト製ボールジョイントを使用している以外はいたって普通のマシンロボでデザイン的にも地味で人気が有るとは思えないのでござるよな?
まあ、設定上でも一般的な車の外見の為に、敵の目をかいくぐり秘密偵察活動を任務としているそうでござる。
隠密活動は地味が基本でござるが、赤い車は目立つのでござるよな。 (笑)
なお海外で販売された「GOBOTS」版のスカイラインロボ(海外名、ティルパイプ、日本未販売)はアメリカ販売では赤いボディだったでござるが、カナダ販売では黒いボディに派手なマーキングに変更されたそうでござるから、地味な黒でも目立つ存在だったでござるよ?
因みに、武器パーツ等は無いでござるが、設定では7色のレーザー光線(レーザーカッター)を操るそうでござる。
しかしまあ、ホントに何を基準に「マシンロボ クロノスの大逆襲」仕様で選抜されたのか分からないでござるが・・・
選抜に漏れた600シリーズも商品番号は明記されなくなったでござるが、一応ブリスターパック商品で再販されているでござる。
う~む・・・ TVアニメ本編登場でも、エピソードが無いと玩具販売促進アニメとしての意味が無いのでござるよな?